<臨時投稿 邪魔で邪魔で仕方がない日本列島>

海洋権益「断固守る」…中国・習主席が外交方針
2014年11月30日 9時53分
読売新聞
【北京=五十嵐文】中国中央テレビによると、中国共産党・政府は28、29の両日、北京で外交政策に関する重要会議「中央外事工作会議」を開いた。
習近平(シージンピン)国家主席は「領土主権と海洋権益を断固として守り、領土や島嶼(とうしょ)を巡る紛争問題を適切に処理する」と述べた。
習氏は今月10日に北京で安倍首相と初の会談に臨んだが、沖縄県・尖閣諸島を巡り対日圧力を維持する方針を強調したとみられる。
中国が海洋国家になろうとして、太平洋に進出したいのに、日本や台湾や、フィリピンがその行く手を拒みます。
おまけに空は、アメリカが「防空識別権」を敷いています。



「邪魔だ、どけろ!」というのが、中国の本音かもしれません。残念ながら、島嶼はどけられないのですが。出口が無いのでイライラします。
ポルトガルやスペインが、新航路に出なければならなかったのは、当時の世界の中心地「地中海貿易」から締め出されていたからです。
イギリスが海洋国家にならざるを得なかったのは、スペインやフランスに対峙しなければならなかったからです。
どれも「自給自足」だった中世時代から、貿易という、新しい時代に突入していったから、国家(といっても、当時は王室国家)の目標も変化したのです。
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質問はここでよろしいでしょうか?他が適切なら他に移動します
高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学から引用【少し改変してあります】
P61
例ア 車をアメリカに輸出し代金10万円
貸方 車の輸出 +10万 借方 現預金-10万
例ウ 米国債の利払い3万円受け取り
貸方 証券投資収益 +3万 借方 現預金-3万
両パターンとも貸方 経常収支プラス 借方 資本収支マイナスのケースですが、資本収支マイナスの
意味が分かりません。お金が増えるのに、マイナスというのが感覚的に理解しがたいです
P86に「資本収支黒字増は、外国の持っている日本国内資産が増えること」と書いてます。
言い換えれば、資本収支赤字減は、日本の持っている外国の資産が増えること、ですね?
上記のケースでは万円と円表記にしてありますが、実際に受け取ってるのはドルですので、対外資産が
増えた→資本収支減ということなんですか?仮にドルを円に換えても、ドルは銀行などに移るわけですから、
なくなりませんので。
いずれにしても、外国の持っている日本国内資産が増えると何故資本収支黒字なのか、
日本の持っている外国の資産が増えると何故資本収支赤字なのか、理解できませぬ。
言い換えれば、資本収支赤字減は、日本の持っている外国の資産が増えること、ですね?
これは資本収支赤字=資本収支減、という意味です。よろしくお願いします。あと、コメントが反映されないので、同じ投稿を二度行いましたが、2つ目は無視してください。
拙著をお読みいただき、ありがとうございます。
>両パターンとも貸方 経常収支プラス 借方 資本収支マイナスのケースですが、資本収支マイナスの 意味が分かりません。お金が増えるのに、マイナスというのが感覚的に理解しがたいです
「貿易収支+ = 資本収支-」と書くのは、単に会計表記上のルールにしか過ぎません。
この場合、資本収支-というのは、ドル資産が+という意味です。
ですから今年からの新表記で、
「貿易収支+ = 金融収支+」という表記になり、金融収支+は、ドル資産が+という意味です。
表記の違いで、そこに意味があるわけではありません。
ポイントは、貿易収支+は同額でドル資産増ということです。
>P86に「資本収支黒字増は、外国の持っている日本国内資産が増えること」と書いてます。
言い換えれば、資本収支赤字減は、日本の持っている外国の資産が増えること、ですね?
1年間で考えます。
日本の海外投資100万円、海外からの日本投資50万円(5000ドル)
だと、資本収支-50万円増です。今は、金融収支50万円+。
日本の持つ対外純資産が、50万円分増えます。
日本の海外投資50万円、海外からの日本投資100万円(1万ドル)だと、資本収支+50万円増です。今は金融収支50万円-。
海外の日本に持つ資産が50万円分増えます。(対外純資産は-50万円)
いずれも、今までの日本の持つ海外資産・海外の持つ日本資産に加えて、今年、50万円日本が持つ分が増えるか、海外が持つ分が50万円増えるかの話であり、過去の資産が増えるとか減るとかの話ではありません。
今までの分に加えて、今年の分が、どうかという話です。
カテゴリ「小笠原誠治 エコノミスト」に、いろいろ詳しく書いていますので、そちらも参照下さい。
レスいただきありがとうございます。
やはり分かりませぬ。初学者にいちいち説明するのは時間の無駄ということなのでレスは無理強いしません。まあ、本を買ってるんで大目に見てくれれば(笑)初学者はこんな風に間違うんだという例として参考になるとは思うので、投稿させてください。
実はその小笠原氏の記事は読んだことがあり、その人の記事でとっかかりを得たと考えたこともあります
資本等式 資本=資産-負債ですよね
で、 負債+資本=資産
例えば資産100-負債50=資本50
負債50+資本50=資産100
両方釣り合っている、言い換えれば両方を打消し会えば100ー(50+50)=0
左右を打ち消せば0だから大丈夫、会計上んなわけない!のは分かります。債務超過だと資本が借方側に来るので、やっぱり0になりますが、良いわけないですものね。資本等式上、負債は-50にするけども、負債の数値としては+50、50あるということですよね、
なんかそういう考え方をしてるんじゃないかと?
会計的には純資産が大きい方が望ましい、これは真なんですが、国際収支だと詰まってしまいます。会計では、こっちの方がより望ましいって理屈があるんですけど、国際収支だと、赤字がいいとか黒字がいいとかそもそもそういう考え方が間違ってるんですよね?
簿記の知識が少しあると、寧ろ、それが邪魔して余計に分からなくなります。
菅原先生が仰ってることでも、日本の持つ外国資産と海外の持つ日本の資産、両方「増えている」、これは1会計期間中に資産と負債が同時に増加した場合、損益計算書上は負債はマイナスして純利益を出すという考えに近いのかな?とまた思ったりもします。その分が貸借対照表上、純資産(資本)に追加されます。
あと、とりとめないですが、輸出するとドルが入るが、そのドルを米国の債券や株で運用することになり、ドルが減り対外資産が増える(ドルそのものも対外資産?)
輸入するとドルが減るが、そのドルは円と交換したものであり、円は日本の債券や株で運用されるので、円が減り、アメリカの持つ日本内の資産が増える(このケースでは円建て取引であれ、ドル建て取引であれ、同じことという別の疑問も?)
そんな解釈でいいのですか?キャッシュが入って出て行って別の資産になる
キャッシュを出すが、別の資産として戻ってくる、そんなことを言ってるんでしょうか?
簿記だと お金 + / 売上 +
仕入れ +/ お金 -
この仕入れというのは-の+(マイナスが増えた)という意味なので実質マイナスで、お金が増えると+、
お金が減ると実質的に-っていう風になり明快なのですが。
追記 今年から資本収支のマイナスが金融収支のプラスに変わるようですね。
これだと無理やり貸借対照表につなげられます。先ほどは資産と負債がある貸借対照表を想定しましたが、資産
だけしかないケースだとどうでしょう。
資産=資本です。資産-資本=0、プラスの経常収支 プラスの金融収支、両者は同額で
差引すると0、これと同じ考え方ですか?とするとやはり金融収支の+(資本収支-)というのは
良いことなのでなないか?と堂々巡りになってしまいますが。
飯田という先生のラジオ放送も聞きましたが、「貿易黒字は意味が無い」と言いつつ、「あまり意味がない」という言い方をしたり、「貿易収支の赤字を所得収支で補っている」とか「少子高齢化だから、働いてない、支える人は少ない、だから貯金を取り崩している」という言い方もしています。だからこれは基本、前向きな話ではないおんで良くないと言えば良くない、貿易黒字はまあ良い事だと言えるような気が。意味もない事はないが、それよりもずっと大事なことがありそっちに着目せよということでしょうか?
>いずれにしても、外国の持っている日本国内資産が増えると何故資本収支黒字なのか、
日本の持っている外国の資産が増えると何故資本収支赤字なのか、理解できませぬ。
一番最初の疑問が、赤字・黒字になるのが理解できないということでしたので、それは、会計の書き方で、プラスは、同時に△マイナスで記載すること、また、現在は、経常収支・貿易収支プラスは、同時に金融収支プラスと、今までと180度違う記載になったことを書きました。
はっきりいうと、赤字・黒字に意味はありません。
>資本等式 資本=資産-負債ですよね
で、 負債+資本=資産
例えば資産100-負債50=資本50
負債50+資本50=資産100
両方釣り合っている、言い換えれば両方を打消し会えば100ー(50+50)=0
左右を打ち消せば0だから大丈夫、会計上んなわけない!のは分かります。債務超過だと資本が借方側に来るので、やっぱり0になりますが、良いわけないですものね。資本等式上、負債は-50にするけども、負債の数値としては+50、50あるということですよね、
なんかそういう考え方をしてるんじゃないかと?
会計的には純資産が大きい方が望ましい、
これは、会社のバランスシート・貸借対照表の話で、国際収支とは、まったく概念が違います。
ですから、拙著にも、上場企業の対照表を載せ、資産=負債+純資本で「負債が6割だがこれを借金経営とは非難しない」と書きました。一概に、純資産が大きいほうが望ましいとも言えません。
>日本の持つ外国資産と海外の持つ日本の資産、両方「増えている」、これは1会計期間中に資産と負債が同時に増加した場合、損益計算書上は負債はマイナスして純利益を出すという考えに近いのかな?とまた思ったりもします。その分が貸借対照表上、純資産(資本)に追加されます。
ですから、上記は、会社の貸借対照表と国際収支をごちゃごちゃにしています。
日本が貯蓄超過だと、S=I+(G-T)+(ex-im)で、(ex-im)は、海外への貸付=日本の対外資産=日本の海外投資=海外の日本からの借入=海外の日本に対する負債ということです。
(ex-im)が赤字だと(貯蓄不足)、上記はまったく逆の意味になります。
>あと、とりとめないですが、輸出するとドルが入るが、そのドルを米国の債券や株で運用することになり、ドルが減り対外資産が増える(ドルそのものも対外資産?)
100ドルが入る=海外資産増です。その中身を債券にしようが株にしようが、ドル資産100ドルに変化はありません。
>輸入するとドルが減るが、そのドルは円と交換したものであり、円は日本の債券や株で運用されるので、円が減り、アメリカの持つ日本内の資産が増える(このケースでは円建て取引であれ、ドル建て取引であれ、同じことという別の疑問も?)
これは、海外から見て、「日本円が入る=日本資産増」ということです。現金円でも、円債券でも円株でも、円の総額に変わりありません。
>資産=資本です。資産-資本=0、プラスの経常収支 プラスの金融収支、両者は同額で
差引すると0、これと同じ考え方ですか?とするとやはり金融収支の+(資本収支-)というのは
良いことなのでなないか?と堂々巡りになってしまいますが。
ですから、会社の貸借対照表と、国際収支をごっちゃにしています。
よい悪いは、ありません。海外資産増がいいことだとすれば、日本にとっては「ドルユーロ資産=負債は日本国内の人より、海外の人が持つことがいい」で、アメリカにとっては、円ユーロ資産がいいことになり、矛盾します。
対外資産=海外の日本に対する負債ですから、日本の貿易黒字=金融黒字は、黒字がいいとすれば、海外の人が負債を持てばいい
と考えていることになります。
なぜ、日本人ではなく、海外の人が負債を持てば望ましいのですか?日本の土地・建物より、海外の土地建物の方がいいというのは、何故ですか?
>飯田という先生のラジオ放送も聞きましたが、「貿易黒字は意味が無い」と言いつつ、「あまり意味がない」という言い方をしたり、「貿易収支の赤字を所得収支で補っている」とか「少子高齢化だから、働いてない、支える人は少ない、だから貯金を取り崩している」という言い方もしています。だからこれは基本、前向きな話ではないおんで良くないと言えば良くない、貿易黒字はまあ良い事だと言えるような気が。意味もない事はないが、それよりもずっと大事なことがありそっちに着目せよということでしょうか?
ここは、拙著「図解 使えるマクロ経済学」で、すべて扱っています。
「貯蓄の取り崩し」も、「もっと大事なこと」も、扱っています。そちらをご覧下さい。本に書くために、このブログには記載されていない事柄です。
いいとか悪いとか、大事だとか大事でないとか、とにかく、価値判断をはさまないようにしないと、客観的に見ることができません。
会社にとって、個人にとっていいこと=貯金が増えることは、同時に、金融機関にとっては、負債が増えることです。
ここに、資産はいいとか負債は悪いとかを持ち込むと、金融機関にとっては、貯金してもらうのは悪いことになります。ナンセンスです。