原発停止のコスト負担

<原発停止のコスト負担>



北海道電の再値上げを了承
2014年10月14日(火) 11時52分掲載 .

北海道電の再値上げ了承=15.33%に圧縮―関係閣僚会議

 政府は14日、物価問題の関係閣僚会議を開き、北海道電力の家庭向け電気料金の再値上げを了承した。火力発電の燃料費を削減し、値上げ幅を平均15.33%と北海道電の申請から1.7ポイント圧縮。再値上げを実施する11月から来年3月までは、激変緩和措置として12.43%に抑制する。週内にも認可する。 (時事通信)



電力 値上げ


 一般家庭向けが、26%値上げ、企業向けは36%値上げです。原発停止のコスト増です。「原発停止でいい」という価値観は、これだけのコスト増を押し付けます。

電力 値上げ

日経H26.8.1
コープさっぽろ(札幌市)が2013年度に支払った電力料金は約30億円。負担額は単純計算で6億円ほど増える。

鶴雅グループ(釧路市)は・・コスト増・・前回と合わせると6000万円近くになる。

家庭向け・・・モデル世帯で6182円だった電気代・・・8515円まで跳ね上がる。

実質GDPが0.08%押し下げられる・・。

クリック

社長はじめ役員・社員の給与削減等身を削り、自助努力をした上の値上げをお願いすべきでないか

日経 h26.8.7北海道
北電 電力 内訳

人件費云々では、どうにもならないことがわかります。

北海道は、東北震災前、電力の4割を原子力に依存していました。これは、日本一の割合です。これが止められたので、どうしようもなくなっています。

<北海道民の進む道>
北海道新聞8月8日
原発反対 値上げ反対

原発稼動は反対

そうすると、燃料費増で、電気料金、値上げせざるを得ない

値上げ反対

解は?

原発稼動反対&値上げ反対なので、あとは、「計画停電」しか方法がありません。

30%ほどの値上げなのだから、30%節電。

夜はそんなに電気を使わないのだから、日中に、50%程度節電すれば、燃料費はかからず・・

2日に1回、計画停電すればいいのです。地区ごとの持ち回りで・・・

でも、怠惰な北海道民が飲む案とは思えず・・・

で、結局値上げされて、北海道新聞の投書欄には、「電気代が上がって困る」という高齢者の投書が・・・
(後追い検証します  笑)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11369950.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11369950

北海道電力は24日、社員への今冬の賞与見送りを労働組合に提案した。同社が25日、明らかにした。

 北電は7月末に、家庭向け電気料金を平均17・03%再値上げしたいと国に申請し、審査が続いている。値上げへの不満が強いことから、反発を和らげるねらいがある。

 ただ、同社幹部の一人は「(賞与は)生活給の一部という側面もある」として、別名目で一部を支給する可能性も示唆した。

 北電社員の賞与は、電気料金が値上げされた昨年夏以降、それ以前と比べて半減の平均40万3千円、毎月の給与も5%減が続いている。

 

増税の前に身を切る改革を! 議員削減!! というパフォーマンスそっくりです。

それらの共通項は、「本質的な解決にはならない」ということです。

<何を言っているのか、さっぱり分かりません>

経済学を知らない方が、経済語っても、基礎がメチャクチャなので、結論も当然メチャクチャになるという例です。

認識の間違いや、トンデモ部分は、赤で示しました。


「スクリューフレーション」で1億総貧困化 大阪経済大客員教授 岩本沙弓氏が緊急提言

株式市場の乱高下に個人投資家が悲鳴を上げている。トリガーを引いたのはアベノミクスであることは言うまでもないが、問題は今後だ。はっきり言おう。待っているのはゾッとするような地獄だ。「バブルの死角」(集英社新書)を上梓した大阪経済大客員教授の岩本沙弓氏が緊急提言――。

 今のジェットコースター相場は、「大胆緩和で長期金利を押し下げる」と説明してきた日銀の黒田総裁が「やっぱりできません」と白旗を揚げたかのような発言がきっかけとなっています。緩和で長期金利をコントロールできないことは、金融の世界ではいわば常識。それでも、黒田総裁は「できる、できる」と言われたので、何かしらの秘策があるかと思ったら、何もなかった。その失望から黒田総裁への期待は低下せざるを得ない、というのが現場の声として聞こえてきます。現状は参院選前の調整局面であり、相場は一時的に落ち着きを取り戻すんじゃないでしょうか。

 本当に怖いのは、お祭り騒ぎが終わった後です。最悪のシナリオの場合ですが、数年後に賃金が上がらずに物価と金利が上がる「スクリューフレーション」という現象が日本を襲う可能性があるかもしれません。景気が低迷し、インフレが進む「スタグフレーション」と似ていますが、最大の特徴は「中間層の貧困化」(スクリューイング)を伴うことです。オイルショックに見舞われた40年前は、インフレと同時に賃金も上昇したから、庶民は最悪の事態を免れました。ところが今は企業がいくら儲けようが、サラリーマンの賃金にはこれまでのところ反映されていません。そんな状況にもかかわらず、安倍政権は、物価目標の数値を提示し、実現しようとしている。このままでは円安による食料価格高騰と消費税が追い打ちとなり、庶民の生活は厳しくなってしまいます。

 そもそも、原発が停止され、海外からの化石燃料にこれまで以上に依存しなければならない状況の中で円安誘導しようとするメリットはあまりありません。

<世界は未曽有の大恐慌へ>

 円安誘導の手段としては為替介入がありますが、一滴で大海を動かそうとする無謀さに例えられます。10年前に1ドル=100円近辺だった為替水準は、今もほとんど変わりません。

 小泉政権から民主党政権まで60兆円もドル買い介入し、買ったドルのほとんどは米国債の購入に充てられていると考えられます。小泉政権がドル買いに使った42兆円は、結果的にブッシュ減税の財源に回った公算が大きい。日本の富が米国に渡り、米国民が潤う。そんな図式です。

 安倍政権も50兆円の米国債購入を検討しようとしているという、ブルームバーグの驚くような報道がありました。さて、「安倍50兆円ファンド」は何に使われるのでしょうか? 海外に渡す資金の余裕があるのなら、日本に財政不安はない、ということになります。海外よりもまずは日本の減税のために資金を使うべきでしょう。

 長期的には史上最悪の大恐慌に踏み込もうとする可能性も否めません。紙幣をどれだけ印刷しても、対症療法に終われば市場経済の本質的な修復は不可能。それでも先進各国は紙幣印刷の輪転機を回しっぱなしにしている。安倍政権も乗り遅れまいと大胆緩和に踏み切りました。これまでバブルのツケはバブルで帳消しにしてきましたが、地球規模のバブルになれば、吹き飛ばせる次のバブルはありません。帳消しは不可能となってしまいます。選択を間違えれば、恐らく数年後に「資本主義最後のバブル」が起き、瞬く間にはじける可能性もあります。世界経済が崩壊に向かわないよう、注視する必要があります。





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(2014/10/11)
菅原 晃

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図解 使えるマクロ経済学


すみません、初版 第1刷訂正部分です

1 P179
 ケインズの流動性選好の図 ×「強国」→ ○「強固」
2 P179

×「流動性選好が高まれば、市場全体では均衡しているが、必ずどこかの市場で、需要不足(売れ残り、失業、利子率低下せず)になる」

○「流動性選好が高まれば(不況でますます強固)、必ずどこかの市場で、需要不足(売れ残り、失業、利子率低下せず)になる」

3 P215
×翁百合「試合中にルールを変える行政がイノベーションを阻む」
○翁百合「試合中にルールを変える裁量行政がイノベーションを阻む」

4 P154
×「限りがある資源(有限な時間・土地・ヒト・モノ・カネ)をいかに有効活用するか、経済学(エコノミクス)の核になる理論
○「限りがある資源(有限な時間・土地・ヒト・モノ・カネ)をいかに有効活用するか、経済学(エコノミクス)の核になる理論

×「比較優位説」
○「比較優位説」

5 p14
×「一方、実質GDPは2013年に過去最高の水準を記録しました」
○「一方、実質GDPはこの間に過去最高の水準を記録しています

6 P204フリードマン吹き出し
×あなたたちのおかげでFRBは二度と同じ過ちを繰り返しません。
○あなたたちのおかげで二度と同じ過ちは繰り返さない(ようになります)

7 p60
×「また右記(4)のように、EX-IMが大幅増でも」
○「また右記(4)のように、EXIMが大幅増でも」

8 p200
×「ケインジアンが、政策手段を失う中、ケインジアンを否定する理論には、(1)マネタリズムと(2)新古典派マクロ経済学:合理的期待形成仮説(p204)がありますが」
○「ケインジアンが、政策手段を失う中、ケインジアンを否定する理論には、(1)マネタリズムと(2)新しい古典派マクロ経済学:合理的期待形成仮説(p204)がありますが」

9 p62
×「(1)相続税は、2013年1月に基礎控除額が改定され」
○「(1)相続税は、2015年1月に基礎控除額が改定され」

10 p249
×価値観には、「真善美」すなわち(1)何が正しいか(科学)、(2)何が善いか(道徳)、(3)何が美しいか(芸術)の3つがあります。(1)は存在(ドイツ語でザイン)、つまり「~である」といった事実論、(2)は当為(ドイツ語でゾレン)すなわち「~するべき論」といった意見を示します。
経済学は数学を駆使するところから、(1)科学的であろうと努力してきましたが、どうしても、(2)の「べき論」の世界から逃れられません。

○価値観には、「真善美」すなわち(1)何が正しいか(①科学②哲学)、(2)何が善いか(道徳)、(3)何が美しいか(芸術)の3つがあります。は存在(ドイツ語でザイン)、つまり「~である」といった事実論、は当為(ドイツ語でゾレン)すなわち「~するべき論」といった意見を示します。
経済学は数学を駆使するところから、科学的であろうと努力してきましたが、どうしても、の「べき論」の世界から逃れられません。


大変申し訳ありません。






高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学

WATA

タイトルを見ると体系的な経済学入門書のようだが、実際はマクロ経済学の勘違いされやすい部分の解説に特化した本。「貿易赤字は悪いことではない」「自由貿易は必ず双方の国に利益をもたらす」「国の借金を全額返済する必要はない。増加率をGDP成長率と同等まで抑えればよい」といったことを丁寧すぎるほど丁寧に解説している。「国の財政を破綻させないためには歳入と歳出を均衡させる必要がある」という理論の説明中、事あるごとに消費税増税を推してくるなど、話の展開が恣意的に感じられる部分もあるがそれを差し引いても良書だと思う。

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comment

Secret

No title

北海道で真冬に停電なんてされたら大変じゃないですか?
しかし原発再稼働も嫌 値上げも嫌ってどうしようもない

No title

 実は、家庭の電力など、どうでもいいんで、電気の8割が企業用です。

 これが止まると、シャレになりません。

再生エネルギー?今北海道で使用している電気量と同じだけ発電できたとしても、無理なのです。安定できないので。

電気は、貯められず、常に需要に合わせて供給します。

再生エネのように、発電が一定でないものを使用すると、電圧が一定ではないので、「停電」するのです。

また、再生エネのための送電線確保のためにも、下手をすると、北海道だけで、数千億円の投資が必要です。

誰も、「コスト」を考えとらんのです。

No title

再生エネルギーである程度安定的なエネルギー供給が可能なのは
水力発電と地熱発電くらいでしょ。

さすがに北海道新聞も「吹雪の中、太陽光発電で発電しろ」何て
大日本帝国陸海軍並みの精神論は振りかざさないと思いますよ。


No title

>水力発電と地熱発電くらいでしょ。

岩手県は水力発電が主力なんですけど、厳冬期に水路が凍りつき、秋に台風が来ないこともあるのでそのときは渇水になります。
北海道も同じようなもんじゃないかなぁ? 道庁で統計出してますかね?

No title

>厳冬期に水路が凍りつき、秋に台風が来ないこともあるのでそのときは渇水になります。

発電所だと水が凍らないように絶えず、水を流しているようなイメージがあったんですが、
よく考えてみれば、滝も凍っちゃいますしね…

再生エネルギーは、あまり役に立ちそうにないですね。
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