数字
週刊新潮 14.7.31
福島県第一原発事故・・・原発避難民
・・・2011年10月から、赤ちゃんからお年寄りまで1人あたりつき10万円・・・の精神的損害賠償金
・・・震災前の収入は、自己申告すると全額補償。・・・今年2月に廃止されるまで、避難先であらたな職について収入を得られるようになっても、上限50万円までは収入補償から差し引かれなかった・・・。
・・・家賃は無料、医療費は免除され、所得税や住民税も支払う必要は無い・・・。
福島県いわき市・・・約33万人の人口・・・震災後、約2万4000人の原発避難者・・・。
・・・「・・・大型パチンコ店の売り上げは、どこも全国トップ10にランクインするほど・・・」・・・新築ラッシュ・・・「以前は一戸建てなら3500万円程度だったのに、一気に5000万円以上に値上がりした・・・」
・・・東京電力が約8万人の原発避難者に支払った補償金は、ざっと1兆8000億円。・・・1人平均約2300万円・・・。
・・・補償金は、原子力損害賠償支援機構からの交付金・・・。・・・全国の電力会社で返済しなくてはならず・・・電気料金に転嫁されることは自明。・・・国民全体に回ってくる・・・。
週刊文春 14.7.31
・・・4年前の2010年に20世紀FOXがアメリカで公開した映画のうち、44%がコメディ・・今年は8%・・・。他社も同様・・・。・・・中国のせい・・・。
・・・ハリウッド映画のアメリカ国外での最大市場は・・・中国だ。・・・規模は45億ドルで、毎年30%以上のスピードで拡大・・・。・・・中国の人々は今、ハリウッドのSFX満載のアクション大作という娯楽に熱狂・・・。
・・・誰もコメディなんて作ろうとするわけがない。・・・アメリカン・ジョークは・・・中国では無理すぎる。
・・・トランスフォーマー・・・の制作費は・・・2億1000万ドル(210億円)。映画は製作のだいたい3倍の興行収入が採算分岐点・・・全世界で6億ドル以上が目標。こんな・・・予算設定は、中国を市場に入れたからこそだ。
・・・ハリウッド版ゴジラの制作費は160億円。日本映画は超大作でも10億円以下。
・・・アメリカ映画の中国での年間公開本数は来年から・・・44本・・・とも言われ・・・日本はたった2本。
米人気映画に登場「2秒」だけ… 中国食品メーカーが抗議
SankeiBiz 2014/7/29 08:15
■「トランスフォーマー」最新作 北京の代理店に
中国湖北省武漢市の食品メーカー、湖北周黒鴨食品が、米人気映画シリーズの最新作(第4弾)「トランスフォーマー/ロストエイジ」で自社商品がわずか2秒しか映っていないとして、北京の広告代理店に抗議の書簡を送ったことが明らかになった。中国国営新華社通信が伝えた。
◆直接契約なし
「映画には、がっかりしている。商品登場はたったワンシーンのみ、しかもあっという間で、恐らく誰も見ていないだろう」
周黒鴨食品の●立暁副総経理は肩を落とす。(中国で6月下旬から公開となった)「トランスフォーマー/ロストエイジ」の広告効果は同社の期待に及ばず、納得できない同社は、弁護士を通して北京の広告代理店に書簡を送ったという。
今回の契約を取りまとめた広告代理店、瑞格伝播の担当者は、以前「周黒鴨の場合は、(1)俳優に食べてもらう(2)主役のセリフにブランド名を入れる(3)タクシーの車体にロゴを表示する(4)商品パッケージを見せるという案があった」と明かしていた。最終的にマイケル・ベイ監督の判断で、一瞬だけの「パッケージ表示」を残したという。
取材を通して見えたのは、ハリウッド大作で中国企業の広告を入れるためには、製作側と直接交渉するのではなく、中間の代理店を通して契約を結ぶケースが多いということだ。そして今回の「トランスフォーマー」の場合は、複数の代理店が関わっていた。
先日も、ロケ地の一つである重慶市武隆県の旅行会社が、広告効果に不満があるとして、米パラマウント・ピクチャーズと中国の協力会社に対して訴訟を起こしたばかりだ。周黒鴨もまた直接パラマウント・ピクチャーズと契約したわけではなく、中間代理店である瑞格伝播との契約だった。この件について、新華社通信の記者が何度も瑞格伝播への取材を試みたが、担当者が不在との理由で話は聞けなかったという。
◆難しい効果測定
「トランスフォーマー/ロストエイジ」でも使われているプロダクト・プレースメントとは、宣伝したい商品またはサービスなどを映画やテレビドラマなどの内容に合わせて登場させ、観客に商品やブランドイメージを強く印象付ける広告の手法だ。世界では、プロダクト・プレースメントの成功例は数多いが、中国国内では観客の批判が強くなってきている。
武漢大学国家文化イノベーション研究センターの傅才武主任は、プロダクト・プレースメントは純粋な広告の手法で、その効果を測る客観的な基準は存在しないと話す。だが、スポンサーを満足させるためには、もっと臨機応変なやり方にすべきだと指摘する。
湖北省電影公司の関係者は今回の「トランスフォーマー」の広告について、「契約書には、商品がどのシーンで何秒映るかなどの具体的な条件は入っていないはずだ。製作スタッフは、契約書の中の『ふさわしいシーンで商品を使用する』などの条項で対応するが、かなりフレキシブルなものだ。今回のケースは、冷蔵庫から周黒鴨を取り出すシーンがたった2秒しか映されず、企業側の要望は完全にはかなえられなかった」と話す。そして「商品登場の長さや使われるシーンなどが具体的に契約書に示されていないならば、企業が裁判に勝つのは難しい」と述べた。(上海支局)
ヒトは誘引(インセンティブ:要するにトクかソンか)で合理的に動きます。