<中野剛志>北海道新聞H25.10.27
「ヒトは自分の見たいものしか見ない」とは、古代ローマのカエサルの名言ですが、事実さえ捻じ曲げ・・。
<失業率推移>%7C%E5%8D%98%E4%BD%8D%3A%20%EF%BC%85%20%20(c)%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%BF%E5%B8%B3&chxt=x%2Cy&chxl=0%3A%7C1980%7C%7C%7C%7C%7C1985%7C%7C%7C%7C%7C1990%7C%7C%7C%7C%7C1995%7C%7C%7C%7C%7C2000%7C%7C%7C%7C%7C2005%7C%7C%7C%7C%7C2010%7C%7C%7C&chdlp=b&chdl=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB&chco=3399CC&chxr=1%2C3.97%2C9.71&chd=e%3Ajyor..-wndj5hxYoQ8OYSZgGnPgxXvSDQDK0F6CyAAIlULWhRgMXHIHPUZ7M.F3St0od)
リーマンショック後、確実に低下しています。
<就業者数 推移>%7C%E5%8D%98%E4%BD%8D%3A%20100%E4%B8%87%E4%BA%BA%20%20(c)%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%BF%E5%B8%B3&chxt=x%2Cy&chxl=0%3A%7C1980%7C%7C%7C%7C%7C1985%7C%7C%7C%7C%7C1990%7C%7C%7C%7C%7C1995%7C%7C%7C%7C%7C2000%7C%7C%7C%7C%7C2005%7C%7C%7C%7C%7C2010%7C%7C%7C&chdlp=b&chdl=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB&chco=3399CC&chxr=1%2C99.3%2C146.05&chd=e%3AAABgAUCFHzKvOGR-VcYrasZMaQcrgijDlhpbsCuzzdzhy40m2q6C9w...D3j2c3i7F9S)
リーマンショック後、確実に増加しています。
<GDP推移>%7C%E5%8D%98%E4%BD%8D%3A%2010%E5%84%84US%E3%83%89%E3%83%AB%20%20(c)%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%BF%E5%B8%B3&chxt=x%2Cy&chxl=0%3A%7C1980%7C%7C%7C%7C%7C1985%7C%7C%7C%7C%7C1990%7C%7C%7C%7C%7C1995%7C%7C%7C%7C%7C2000%7C%7C%7C%7C%7C2005%7C%7C%7C%7C%7C2010%7C%7C%7C&chdlp=b&chdl=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB&chco=3399CC&chxr=1%2C6443.43%2C15712.09&chd=e%3AAABJASCWFwH4JuLmN9QGRRROTaVLX0ZrcWfni.m2qQrFsovIym1y4a6N563D5i7b-U..)
%7C%E5%8D%98%E4%BD%8D%3A%2010%E5%84%84US%E3%83%89%E3%83%AB%20%20(c)%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%BF%E5%B8%B3&chxt=x%2Cy&chxl=0%3A%7C1980%7C%7C%7C%7C%7C1985%7C%7C%7C%7C%7C1990%7C%7C%7C%7C%7C1995%7C%7C%7C%7C%7C2000%7C%7C%7C%7C%7C2005%7C%7C%7C%7C%7C2010%7C%7C%7C&chdlp=b&chdl=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB&chco=3399CC&chxr=1%2C2862.48%2C16724.27&chd=e%3AAABmCODlFcG2H-JRLCM5OYPSQ-SiUhWKYLahcvfZiSj1len7rdvOyw1o2u1V316f9x..)
GDP、実質も、名目も増えていますね。
<成長率>
<購買力平価一人当たりGDP 日米比較>%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB(1980%EF%BD%9E2013%E5%B9%B4)%7C%E5%8D%98%E4%BD%8D%3A%20US%E3%83%89%E3%83%AB%20%20(c)%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%BF%E5%B8%B3&chxt=x%2Cy&chxl=0%3A%7C1980%7C%7C%7C%7C%7C1985%7C%7C%7C%7C%7C1990%7C%7C%7C%7C%7C1995%7C%7C%7C%7C%7C2000%7C%7C%7C%7C%7C2005%7C%7C%7C%7C%7C2010%7C%7C%7C&chdlp=b&chdl=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%7C%E6%97%A5%E6%9C%AC&chco=3399CC%2C80C65A&chxr=1%2C8610.66%2C52839.16&chd=e%3AFvHvIYKAMRN6PJQkSkUpWIWyYYZybsdJfAhMjLlooRpbqss0wFzh2m475b3Z5a7l-V..%2CAABoC5D4FGGsHhIxK-NGPbRMSASrTiUwWKXOWzXLYvZnaPbndgflhrj4kSh9kslbnapR)
日本より確実に豊かなのに、「景気を回復させられず」だそうです。
<株価推移>%7C%E5%8D%98%E4%BD%8D%3A%20US%E3%83%89%E3%83%AB%20%20(c)%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%BF%E5%B8%B3&chxt=x%2Cy&chxl=0%3A%7C2008%2F01%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C2009%2F01%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C2010%2F01%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C2011%2F01%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C2012%2F01%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C2013%2F01%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C%7C&chdlp=b&chdl=%E3%83%80%E3%82%A6%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%A0%AA%E4%BE%A1&chco=3399CC&chxr=1%2C7062.93%2C15499.54&chd=e%3AqYndnbrqqSggguh-cuRJNZM.HHAAEJIYK5KfP.SdUFUGY4ZhWyYvcxd7XTUjZzWYcQewd5iPknnKn3rlpwolmhigdMlGlynFqPsquoupobsHtFttwVtwtOt0zj1B4.6-9E7g..6w9L)
こんなに、数値は、「回復」「成長」しているのに、「景気を回復させられず」です。
<追記>読売H25.12.6
米GDP 年3.6%増 7~9月改定値日経H25.12.7
<ファンド> ただし、アメリカが、金融資本主義なのは、相変わらず・・というか、さらに増殖しています。
北海道新聞H25.10.27
このファンドとは、投資会社のことです。ハイリターン・ハイリスクのようです。
毎日H25.10.27
・・・柴田さんの会社設立に5万ドル(約500万円)を出資した、ベンチャーキャピタル(VC)「500スタートアップス」の共同オフィスがある。
…柴田さんの可能性にかけて出資したVC。投資家からお金を集めて企業家に投資するのがビジネスだ。シリコンバレーでのVCによる12年の投資総額は計約65億ドルに上るとされる。「VCによって異なるが、投資した企業が成功する確率は1%ぐらい」。・・・失敗すれば投資は無駄に終わる。しかし一発当たれば、莫大な見返りを期待できる。
↑
この方の書籍3冊シリーズは、授業でも使用しました。
<5刷になりました ありがとうございます>http://book.akahoshitakuya.com/b/4309246281
高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学
多分、器用です
すごくいい本です。三面等価の原則から、国の収支体系をBSで説明する。経常収支の赤、黒はまったく関係がないことがわかっただけでもいい本過ぎる。
http://review.rakuten.co.jp/item/1/213310_16517483/1.1/
何回も読んで勉強します
通勤電車で読んでいます。内容も、わかりやすいです。わからないところは、理解できるまで、何回も読みます。良い本に出会えたと思います。
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theme : 間違いだらけの経済教育
genre : 学校・教育
就業者数は増加していますが、人口が増える程度にしか増加していません。就業率も載せた方が良いと思います。
以下、就業率の推移
2013-10-31 58.3
2012-12-31 58.6
2011-12-30 58.6
2010-12-31 58.3
2009-12-31 58.3
2008-12-31 61.0
2007-12-31 62.7
2006-12-29 63.4
2005-12-30 62.8
2004-12-31 62.4
2003-12-31 62.2
2002-12-31 62.4
2001-12-31 62.9
2000-12-29 64.4
1999-12-31 64.4
1998-12-31 64.3
1997-12-31 64.0
1996-12-31 63.4
1995-12-29 62.7
1994-12-30 63.1
1993-12-31 62.0
1992-12-31 61.4
1991-12-31 61.2
1990-12-31 62.2
1989-12-29 63.0
1988-12-30 62.6
1987-12-31 62.0
1986-12-31 61.0
1985-12-31 60.4
1984-12-31 59.9
1983-12-30 58.8
1982-12-31 57.2
1981-12-31 58.2
1980-12-31 59.0
U‐6失業率(%)* Nov Oct Sept
13.2 13.8 13.6
長期失業者(27週間以上) Nov Oct Sept
(単位:1000人) 4,066 4,063 4,146
*U6:(完全失業者+縁辺労働者+経済情勢のためにパートタイムで就業している者)/(労働力人口+縁辺労働者)
厳しいですね。
科学技術が発展し、職が2極分化の方向に行くのは、必然です。
中谷巌によると、こう分類できます。
(1)スキルを必要とする仕事(暗黙知)
(2)誰にでもできる仕事(形式知)
(1)は、理系でも、文系でも、管理能力や、情報処理能力や、学歴や、資格(といってもより高度)が求められる世界です。
あとは、高度な知的領域ではなくても、職人(料理人の、あの人の味でなければだめだとか、ジャニーズ事務所の社長の直観力)の領域にもあります。人に伝えたり、マニュアル化できない世界です。
(2)これは、マニュアル化でき、最終的にはロボットで代替できる世界です。
古くは、三種の神器が、女性を家事労働の時間から解放しましたし、今では自動掃除機の時代です。
事務は、エクセル一つでポン!になりましたし、大量の正社員教育が必要だった、レジ打ちも、POSでピ!になりました。
タクシーも、自動運転化が可能になれば、将来的には無くなります。
合理化できる=科学技術の発展、マニュアル化=誰にでもできる仕事になったということです。
清掃や、コンビニバイト、ファストフードスタッフに、時給2000円を払えるのか・・・。これらも、将来的には省力化、無人化がどんどん進むと考えられている領域です。
ただ、どうしても「ヒト」が必要な領域があり、例えば、縫製です。これは、機械化は、無理です。そうなると、人件費の安いところに進出することになります。
(1)と(2)に分化している以上、ヒトが最終的に必要なのは、(1)という領域になります。
ですが、日本では、大卒(短大含む)が50%なのに、その技術を必要とする職業が50%もあるのかどうか・・・
一方で、なるべく「ヒト」の労働を必要としない世界を日々追求し(合理化、生産性向上)、一方で、仕事の中で、相対的にヒトを必要とする世界(高スキル業界)は、ますます先鋭化する・・
資本主義は、どこへ行こうとしているのでしょうか?
あれ?
なかの・たけし=評論家?
公務員じゃなかったっけ?