大人も容認 北海道は、勉強しなくて構わない
全国学力テストの結果が出ました。
写真は、北海道新聞・朝日新聞・毎日新聞H25.8.28板


相変わらず、北海道の学力は底辺飛行です。


勉強時間は少ない、宿題は出さない、遊び時間は多い、大人は「勉強しなくて言い」と言う、もうムチャクチャです。
頑張っている県もあるというのに・・

北海道新聞社説など、「順位を競うと勉強嫌いになる」「試験対策するな」「競争するな」「全員参加はするな」・・・
これ、新聞(大人)が子どもに向けて言うことですか?????
おまけに結論が、「子どもたちに知識を得る喜びを通じて、学習への意欲を高め、養うこと」です。どうやって???
北海道新聞社説
学力テスト 子ども不在の点数主義(8月28日)
4月に文部科学省が行った全国学力テストの結果が発表された。
道の平均正答率は小中学校とも下位にとどまった。
道教委の「全国平均以上」との目標からはほど遠い。
しかし、テストは本来、理解度を把握し、学力向上に役立てるのが狙いだ。都道府県が順位を競うものではない。点数獲得を目的とするなら本末転倒である。子どもの勉強嫌いを助長しかねない。
児童生徒を今後、試験対策に駆り立てることのないよう、道教委には冷静な対応を求めたい。
本年度は小学6年、中学3年の計約220万人が国語と算数・数学のテストを受けた。道内は9万人余りが参加した。
各教科とも基礎知識を問うA問題と、知識の活用力を探るB問題が用意された。道内は小6の算数Bが全国最下位になるなど、全体的にB問題の平均正答率が低かった。
道教委は今回初めて、テスト前に過去の問題を解かせるなどの対策を取った。付け焼き刃の対応で応用力が身に付くはずもない。
学力とは社会で独立し、困難を克服するために必要な知識を指す。その獲得には、授業の質や教育環境を抜本的に変えていく努力が欠かせない。少人数学級化や複数教員による授業の拡充が一層求められる。
大学生や教員OBによる学習支援を促進することも重要だ。
学力テストの今後をめぐって、看過できない動きがある。下村博文文科相の意向を受けて、文科省が市町村別、学校別の平均正答率の公表を検討していることだ。
すでに都道府県を挙げて順位を競い、テスト対策に傾注する風潮が強まっている。公表内容をさらに細分化すれば競争激化は避けられまい。
学校の序列化や地域格差の拡大を招き、教員・子どもの双方が過度のストレスを感じることに、危惧を抱かざるを得ない。
市町村別、学校別の公表に踏み込むなら、テストそのものの存廃にかかわる問題である。
もう一つ気がかりなのは、安倍政権が全員参加方式を来年度以降も継続する方針を示していることだ。
傾向を分析するだけなら数年に1度の抽出調査で十分であり、全員参加の必要はない。経費はむしろ教育環境整備に充てるのが筋だろう。
テストに併せた意識調査では国語、算数・数学の各教科を「好き」と答えた小中学生の割合が2~4割と少なかった。これも重大な問題だ。
いま学校教育が取り組むべきは、テスト対策ではなく、子どもたちに知識を得る喜びを通じて、学習への意欲を高め、養うことである。