<誰も言わないから、はっきり言う>
高学歴女子は、子どもを生まなくなりつつある。(晩婚化・非婚化)
低学歴女子が、すぐ結婚し、離婚し、シングルマザーになって貧困化
低学歴女子は、親も貧困
きらきらネーム(こどもに当て字による難解な名前)など、底辺校にやたらと多い。
日本の子どもは、低学歴女子の子ども比率が増大している。
偏見でもなんでもないことを、まずお断りしておきます。
誰も言わないから、はっきり言います。上記は事実です。
<低学歴だから生活保護なのか、生活保護だから低学歴なのか>
以前に扱っていますので、こちらも参照願います。
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親の経済力と子どもの学歴の相関関係
「低学歴だから生活保護なのか、生活保護だから低学歴なのか」
基本的に、上記は相関関係で、因果関係を示してはいません。
つまり、「低学歴→生活保護になる」かも知れませんし、「生活保護→低学歴になる」かもしれません。因果関係は分からないのです。
しかし、みなさん、よく考えてください。今は「絶対評価」で、中学校の成績がオール1とか、2とかと言う子供はいません。成績が底上げされています(これはどの中学校でもそうです)。
よく考えれば分かりますが、相対的評価の時に、オール1とか2とかと言う子は、確実に存在していました。
北海道の高校では、KLM(オランダ航空)といいます。オール5=Aランク、オール1=Mランクだからです。
正直に言って、勉強はまったく出来ません。高校の授業に(特に数学や英語)ついてこれません。
体育も厳しいです。ボールがどこに飛んでくるか、予測して取るということが出来ません(ソフトボールを軽く投げて、とってもらうような場合)。
最近では、「発達障害」との関連性が指摘されています。「低学力=発達障害」は事実であり、すでに、特別学級をもうけるなど、さまざまな対策がなされています。
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発達障害:(PDF:1043KB) - 日本学生支援機構
で、これらの成績の子が、社会で次のような仕事に就けると思いますか?接客とか、営業とか、分析とか、コンサルタントとか・・コミュニケーション能力が求められる仕事に・・・
なおかつ、不登校もたくさんいます。
「道内公立高校の中途退学率は1.7% 1,934人 21年」
「道内高等学校進学率98.6% 21年」
「中学校長期欠席者 4,625人 20年」
欠席(遅刻・早退)を約2ヶ月続けると、出席率が足りなく、単位認定(進級認定)できなくなります。
<読売新聞 H25.8.19 『子どもの貧困』 以下グラフも>
生活保護世帯の子どもの高校進学率は89.6%と、一般家庭の98.3%を大きく下回る。

・・・さいたま市役所の一室。・・・「学習支援教室」だ。
「中卒や高校中退で収入のいい食につくのは困難。生活でていっぱいな親は、子どもの教育まで手が回らない。そのハンデを教室で補い、高校卒業まで支援できれば」
率直に言います。生活保護世帯は、「働いていない」人が中心です。であれば、こどもの(小中学生)の勉強など、時間があるので、十分にみてあげられるはずです。
しかし、違うのです。勉強を教えるつもりもないし、そもそも教えられる学力がないのです。
大阪府内で・・・調査、生活保護需給者の25%が需給世帯の出身者だった。シングルマザーの生活保護世帯調査で3割超が親も受給者だった。
「貧困が親から子へ高い確率で連鎖する・・・。連鎖を断ち切る支援が必要」(関西国際大学 道中教授)
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はっきりいいます。絶望的ですが、無理です。それほど、根深いのです。子どもの教育を社会が見てあげる程度では、まったく問題解決は無理です。
もちろん、このような子どもの為に、一生懸命尽くしている団体や、人や、そしてそれによって、人生をやり直した人がいるのも事実です。そのような支援活動をしている政府、団体を否定するものではありません。
しかし、構造的な 「貧困=生活保護=低学力の親=低学力の子」という実数が大きすぎ、どうやっても、解消困難なのです。だから、難しい、難題なのです。
増える一方なのです。

しかも、今の日本では(世界でも)、なんと、「所得の再分配をしても、所得はほとんど改善されない」という、訳の分からないことになっているのです。

いかに、簡単にいかない話なのか、おわかりだと思います。重ねていいます。絶望的ですが、無理です。それほど、根深いのです。
<底辺層の実態>
底辺校に勤めた経験から、彼女たちは、やたらと早い結婚・出産をすることが、実感として分かります。そうして、すぐに離婚します。シングルマザー(祖母と同居)化です。
底辺校の実態です
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底辺校の専任→進学校の常勤への転職
本当は、このようなデータ,分析など、山田昌弘先生など、本来は、真っ先に取り組むべき分野なのに、「給与が少ないから結婚しない」など、くだらない研究ばかりしています。
給与少ないから結婚しないなど、実態ではありません。単に
給与少ない⇔結婚少ない
という相関関係を
給与少ない→結婚少ない
という因果関係にしてしまうという、トンでもです。
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格差が少子化を加速させる
ゲスト:山田昌弘氏(東京学芸大学教育学部教授)
いいですか?独身男女が結婚しないのは、「給与少ない」ではなく、「適当な相手と出会わない」です。
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14_s/chapter1.html
第14回出生動向基本調査 国立社会保障・人口問題研究所

<PS ウソみたいなほんとの話>
下記記事で、「少子化対策には、国が婚活すること」と書きましたが・・・
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行政 その2
とうとう、国が、婚活サポート・・・理論的には間違ってはいないですが・・・すごい時代ですね。
北海道新聞h25.8.31

<閑話休題>
フランス実態です。
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学歴で分かれる初出産年齢
20 Janvier 2011 No 920
13日付フランス国立人口研究所(INED)の発表によると、現在フランス人女性が母親になる平均年齢は28歳。そのうち、高学歴かそうでないかにより、2つの傾向に分かれるという。何のディプロムも持たない女性が初めて出産する年齢が平均25歳であるのに比べ、高学歴の女性は、平均30歳以上。また、前者は生涯で平均2.5人の子供を産むのに対し、後者は1.8人。高学歴女性に比べ、ディプロムをあまり持たない女性は早くに結婚、出産をし、離婚して、新たに子供を産む確率が高いという結果も。ベビーブームにわくフランスでも、学業と出産、両者は同時になせない業なのだ。
ドイツ実態です。
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少子化対策の鍵は高学歴女性のサポート
かなり太っ腹な支援ではあるが、それでもドイツの出産率は日本のそれより低いと言われている。その大きな原因は、働く女性たちが育児期間中にもっとも大きな収入源となる月収を貰えなくなることだ。現在ドイツで出産率を下げているのは高学歴の女性たち。つまり収入の比較的多い女性といえるが、こうした女性たちを援助し、出産しやすい環境を与えることが、国内出産率低下抑止への大きなポイントとなる。
日本です。
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少子化原因の背景
なお、最終学歴からみた完結出生児数(結婚持続期間が15年~19年の夫婦の子供数につい)て、国立社会保障・人口問題研究所「第12回出生動向基本調査」(2002年)によれば、妻が高卒の場合では2.29人。短大高専卒では2.18人、大学卒(大学院卒を含む)では、2.09人と、学歴が上るに従い、若干の低下傾向が見られる。
女性の最終学歴別未婚率を年齢階級別に比較すると、いずれも年齢階級でも高学歴の女性ほど概ね未婚率は高くなっている。とりわけ20代でその差は顕著であり、国勢調査(2002年)によると、25才~29才層では、高等学校卒の女性の未婚率が45.1%であるのに対して、短大・高専卒は56.5%、大学(大学院卒)は69.3%となっている。ただし、生涯未婚率(50才時点での未婚率)について見ると、50~54才層では、高卒の女性の未婚率は4.5%であるのに対して、短大高専卒では6.3%大学(大学院卒)では8.7%となっている。
日本の場合、結婚=子どもを持つです。高学歴の人が未婚ということは、「高学歴女性は出生しない」ということです。
日本の場合、「結婚して子供を産む」です。「結婚で出産」なのです。婚外子は、日本の場合、諸外国と比べても、全くと言っていいほど、いません。
日本は、「子どもは、結婚して産む」ものなのです。「カップルに子供が誕生する」のではないのです。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1520.html
世界各国の婚外子割合

婚姻数の減少が、少子化にむすびついています。

↑出生と婚姻数が逆になってしまいました
この相関は、劇的です。「婚姻数少=出生数少」であり、「婚姻数多=出生数多」です。
で、低学歴者女性は、速く結婚して、速く生んで、速く別れます。
で、すぐに貧困層になります。
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第4章 離婚の要因分析 - 公益財団法人 家計経済研究所
妻の学歴別の結婚継続率についてみると、高卒未満の学歴において、離婚がおきやすいことは明らかである。一般に、経済的自立を達成しやすい高学歴女性において離婚が多いものと思われたが、離婚は低学歴層に集中して生起している。これは、Rayinoたち(2004)の研究と一致する結果である。
しかも、低学歴層ほど、こどもに訳の分からない名前をつけます。
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人事担当者が真実を明かす「DQNネームのせいで就職できない」
イマドキの親たちは、子どもに個性を持たせたいばっかりに変わった名前を付ける傾向にあります。
『光宙(ぴかちゅう)』『黄熊(ぷう)』『泡姫(ありえる)』『宝石(じゅえる)』『天響(てぃな)』……これ、すべて実際に子どもにつけられた名前なんです。
人事担当者A氏によれば「実際、応募書類を確認すると、有名大学の学生にはDQNネームは少なく、また高卒採用枠では多いのが現状。この事実から見ても、知性と名前が関係しているように思える」とのこと。
名前だけで、能力の良し悪しまで判断されかねないということですね。
実は、社会的地位の低い層の子どもは変わった名前が多い、というのはアメリカの研究でも明らかになっているそうです。
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「キラキラネームは採用しません」 独特の選考基準は「不当な差別」ではないか?
「自営業です。キラキラネームは採用しません」――。フリガナがないと読むのが難しい、ユニークな名前のことを俗に「キラキラネーム」と呼ぶが、そういう名前の応募者は採用しない方針だというコメントが、弁護士ドットコムが5月に配信した記事に対して投稿された。
コメントの投稿者は「うちに面接にきたキラキラネームの人は、100%自己中で、採用を断ったら親が出てきて、『うちの子の何が気に入らないのか?』とモンペアされました」と記している。さらに、「キラキラネームを付ける親が自己中、自己顕示欲が強く協調性がないので、子も然り。名は体を表す・・・は本当ですよ」と持論を展開している。
読売
親から子への「貧困の連鎖」を断つため、実効性ある取り組みが求められる。
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現実(~である)世界を、理想(べき論)の世界に持っていくことは、本当に困難な道のりなのです。
どこから手をつければいいのか、現場では、お手上げなのです。
<アメリカも同じ>
週刊文春9月12日号 p80『町山智浩の言霊USA』
週刊誌タイムの特集が論議を呼んでいる。
…年収が高い女性ほど子供を欲しがらないというデータ…。…1000万円以上の高年収の女性の8人に1人が子供を欲しがらず、中流だと14人に1人、低所得だと20人に1人と減っていく。学歴も高学歴になるほど、母親になる率が下がる。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで経済心理学を研究する金沢聡教授によると、IQが15上がるごとに母親になる確率は25%低下する…。
…1980年以降に生まれた世代…「人生に子供は必要だ」と考える人は39%…44%が「結婚というもの自体がもはや時代遅れ」と考えている。
…1人の子供を4年生大学を卒業させるまでにかかるコストは平均50万ドル(5000万円)…2人で1億!中流家庭には厳しい。
…3人以上の子供を余裕で育てられるのは、超リッチなピープルだけ。アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット…6人の子供たち…どんな宝石や自家用ジェットよりもリッチな証明なのだ。
…IQの高い女性ほど母親にならないという結果…金沢教授はこの現状を嘆いている。優れた遺伝子を残さないでどうするのか、と。
…アメリカでは貧困層ほど10代の妊娠率が高く、子沢山だ。子どもは高い教育を受けることはできないので、貧困へのスパイラルを落ちていく。
PS
紹介していただきました。
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