FTA 自由貿易協定の先進国 チリ

<自由貿易協定の先進国 チリ>

 TPPです。’06年にシンガポール・ニュージーランド・チリ・ブルネイ間のFTAが母体です。これに、米(オバマ政権下で正式加盟表明)・豪・ペルー・ベトナム・マレーシアが加わった9国で、今年11月の合意を目指して交渉が行われています。日本は、この参加を検討している状態です。

 注)日本が協議参加表明をした途端、カナダとメキシコも交渉参加を表明、中国・韓国は日本とのFTA交渉再開に秋波を送ってきました。

 自由貿易先進国のチリの経済は、どのようになっているのでしょう?

日経H23.12.28

チリ ペルー TPP


数字出典 JETRO

チリ 2005~ GDP


 FTAを進めた同国のGDPは、この5年で1.5倍、輸出は1.7倍、輸入は1.8倍に拡大しました。
 
日本との間には、2007年9月にFTAを発行させています。

チリ 2006~ 対日輸出入

 チリからは、サーモン(回転寿司で今、マグロを抜いてNO.1消費量だそうです・スーパーにはチリ産があふれています)、ワインなどを輸入しています。

発効前2006年→2010年
対日輸出額 1.18倍
対日輸入額 2.33倍
 

日本は、確実に恩恵を受けていますね。

<知日家の評価>

 米国の知日家である、カーチス教授の意見です。がっかりしています。

日経H23.12.19

TPP 論

 TPPをめぐる日本のテレビ討論には閉口するという。「何より退屈。そして毎度の、たわごと。・・・」

 たわごとだそうです。

 今、日本の農家の平均年齢は、66歳。関税撤廃には、10~15年の移行期間。ということは、2年後にTPPがスタートしたとして、今の66歳の農家は、78歳~83歳になっています。

 さて、農業が「比較劣位」で衰退していく産業なら、彼らの再就職先をどうしましょう?(これについては、後日また『飢餓にはならない』で詳しく扱います)

<自存自栄>

 大東亜戦争へ突入した時の、スローガンです。アメリカに石油やくず鉄を禁輸され、日本は、南方に資源を求めるため、「大東亜共栄圏で自給自立する」こと、もともと不可能だった『単なる机上の空論』を追い求めて文字通り自滅しました。

自存自栄の反対概念は当然、

共存共栄

です。自給自足なんて、歴史が証明しているように、しょせん「絵に描いた餅」なのです。

 グローバル化(国境の垣根をなくしていくこと)は避けて通れないのですが、日本は、71年前の失敗を、また繰り返そうとするのでしょうか?

 言っておきますが、軍部が暴走したのではありません(表面上はそう見える)。軍は「空気」を読んだのです。もやもやした時代(シナ事変)をすかっとさせるべく、戦争を望み、緒戦の戦果に熱狂したのは国民で、あおったのはマスコミです。日独伊三国同盟「バスに乗り遅れるな」・・・
 8000万国民が集団催眠にかかり、そして熱狂していったのです。

 そして、誰も責任を取らず、一億総ざんげ。うやむやです。

 注:後日、この「自存自衛」について、再度扱います。とりあえず、今回は「自存自衛」を目指した・・・ということにとどめておきます。
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