やればできる!日銀 その2

<やればできる!日銀 その2>

 前回の「やればできる!日銀」記事について、コメントで紹介された、大瀧先生の本について、取り上げます。
まず、頂いたコメントは次の通りです。

世の中の通説は、デフレは終わらないというが、測定が難しいサービス価格は、実は今、労働の質が低下して、本当は価格が上昇しているのではないか。
 このような計測上の問題は、サービス価格や帰属家賃などの消費者物価指数において大きな構成をしめる項目にもあるのではないだろうか。
 正社員バッシング(教員など公務員バッシングを含む)や非正規社員問題などにより、価格は変わっていないが、実際には、サービス価格の質の低下が生じているのではないか。

これが物価指数に反映されないのは、統計を所管する日本銀行(卸売物価)や内閣府(消費者物価)の怠慢ではないかと感じる。

 また、パソコンの技術革新による性能向上の方は、消費者物価指数に反映される。
 東京大学社会研究所の大瀧雅之教授(マクロ経済)は、雑誌世界で、日本の「デフレ」は、パソコンなどの技術進歩による消費者物価指数の構成要素の急激な価格低下をあげる。また、GDPデフレーターの輸入物価によるバイアスをあげ、「日本はデフレではない」と指摘する。

 最後に、大瀧教授が、本年世に出した「貨幣・雇用理論の基礎 」(勁草書房)は、マクロ経済学のミクロ的基礎という課題に1つの回答を示した名著のようで、リフレ派といわれる論者からも評価が高い。(経済セミナー9月号浅田統一郎氏の書評参照)
 この著作では、物価と貨幣の関係をいう貨幣数量説(論者によっては、「理論」とまでいうようだが)に対して、根本的な批判をしているようだ。
 日銀の立場も、大瀧教授とはまた違うようだが、アカデミックの最先端では、貨幣数量説は、「理論」というほどのものではないようで、それに単純に従う、今回の論説には少し留保が必要ではないか。

 りふれ派の高橋洋一氏とかは、数字に強いという評判だが、学問的基礎について、少し誠実さに欠けるように感じるところ。世のリフレ派は、大瀧教授の理論が問題があるのであれば、ちゃんと指摘して、自分の学問的信頼性を明らかにしてほしいものだ。



大瀧教授の世界の論考は、「デフレは起きていない」(2010年11月号)。
ある種の財価格だけが変化し、それが平均である消費者物価水準に影響を与えているのであれば、技術進歩や対外直接投資を含む国際競争の激化による「実物的現象」と考えるのが最も自然である、としている。貨幣的現象なら、均一・一様に変化するほうが自然のようだ。
岩波書店の広告によれば、大瀧教授は、12月20日に岩波新書「平成不況の本質ー雇用と金融を考える」を出す。
菅原氏には、「貨幣・雇用理論の基礎 」(勁草書房)をまず読んでいただきたいが、大瀧教授の主張を知る入門書としては、これを読むのがよいかもしれない。




<この、データの引用の仕方、ずるいのでは?>

大瀧雅之『デフレは起きていない :世界2010 11月号』

大瀧先生は、消費者物価の総合値を引用しています(旧基準)。

06年  07年  08年  09年  10年
100.3  100.3  101.7 100.3   99.7(雑誌掲載時)


 まず、物価を見るには、(1)GDPデフレーターと(2)消費者物価指数があります。

(1)GDPデフレーターはGDPですから、「国内生産財・サービス」の価格を示します。輸入財・サービスは入っていません。BMWや、シャネルのバッグ、原材料価格は入っていないのです。国内生産財・サービスということであれば、こちらも重要な指標です。

(2)消費者物価指数は、輸入品価格を含みます。①総合物価(CPI)と、②生鮮食料品を除く(コアCPI)、③生鮮食料品とエネルギーを除く(コアコアCPI)が代表的な指標として使われます。

 このうち、物価水準を見るのは、②、③を使います。生鮮食料品や、エネルギー(ガソリンなど)は、天候や、投機などによる動きが激しく(2008年なんかまさにそうでした)、あっという間に値上がりしたり、値下がりしたりするから、それらを除いて考えます。

大瀧先生は
(1)GDPデフレーターについては、

「2000年を100としたとき、この十年で最少1.3%(2001年)から最大12.1%(2008年)だけ低下している。・・・これはGDPデフレーターに含まれる輸入物価デフレーターの上昇によるところが大きいと考えられる。このように・・・信頼性に欠ける部分があるにもかかわらず…デフレが起きていると喧伝している。そこでわれわれはGDPデフレーターに代えて、直接に観察される財・サービスに基づく消費者物価水準を用いて問題を考えることにした」

と、GDPデフレーターを使うのを否定しています。ですが、これもインフレ・デフレを見るのに重要な指標です。なぜなら、名目GDP・実質GDPの乖離は、このGDPデフレーターによってもたらされるからです。

 給料が、10万円から翌年11万円にアップしたとします。(1)GDPは10%アップです。
ところが、100円のカップめんが110円に値上がりし、物価もすべて10%上がっていたら、生活には、何の変化もありません。

 この(1)の場合のGDP値上がりを名目GDPといいます。給料10%アップ=かたち上、数字上だからです。
 ですが、物価が同時に10%上がっていたら生活は同じ・・この場合を実質GDPといいます。実質的に(事実的に)生活水準は全然変わっていないからです。

 だから、インフレ時は、実質GDPが大事です。給与が2倍になっても物価が2倍になったら生活は変わらないから、物価上昇分を除いて考えるのです。実質GDPが2倍になったら、生活水準も2倍になります。
 このグラフを見ると、2000年までは名目>実質ですから、インフレ、まあそれでも90年代は順調に成長していましたね。

日本名目GDP実質GDP推移 .jpg


 ところが、2000年を境に、実質>名目になっています。名目の給与は上がっていないのに、実質的には「豊かな生活」を送っていることになっています。本当に実感できますか?名目(給与)は1991年当時とおんなじですよ。
 これを「デフレ」と言います。2000年当時より給料下がっている・・・これ、実感ですよね。
 

 でもまあ、本当は豊かになっています。身の回りの物、「安く」なっていませんか?「トミカ」というミニカー、自分の子供時代(あまり記憶にないが、高くて買ってもらえなかったような記憶が)と比べても、安くなっています。中学校の時に買ってもらった「スーパーカーシフト」付自転車、64000円でしたが、今なら、12800円で、変速機付ママチャリ買えます。自転車用空気入れに至っては、1000円しません。中2で買ったスキー板「ロシニョール78000円+金具赤ネバダ26000円・・自分の貯金はたいて買ったので、今でも覚えています」、スキーセットなら、今なら2万円台~です。グレープフルーツだって、牛肉(昔ビフテキ)だって今250円の牛丼に・・・そういえば、吉野家の牛丼、大学時代は高級品でした。確か消費税が入って370円~400円くらいだったような・・いつも味は落ちるけど、松屋でした。同じ値段で味噌汁付でした。20年たった今も、吉野家牛丼同じ値段ですものね・・閑話休題。

 この実質GDPと名目GDPの差がGDPデフレーターです。

名目GDP÷GDPデフレーター=実質GDP

世界経済のネタ帳
[世] 日本のGDPデフレーターの推移(1980~2011年)

 2000年を「100」としても、めちゃくちゃ下がっていることが分かります。

 ついでに、ドルベースの日本のGDPも載せますね。こっちはもっとすごいことになっています。円高なので、ドルでみると、所得はすごく伸びていることになります。アメリカにその所得を持って住めば、かなり「リッチ」な生活が出来そうです。

 世界経済のネタ帳
購買力平価は「為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決まる」という購買力平価説を元に算出された交換比率。各国の物価の違いを修正して比較できるため、より実質的な評価・比較ができると言われている。


[世] 日本の購買力平価ベースのGDP(USドル)の推移(1980~2011年)


今年6月のアメリカのマックオウナルドの値段です。1ドル77円として、

ビッグ・マック $2.29=176円
ハンバーガー $0.79=61円


 アメリカなら、貧乏学生でもなんとかなりそうです。


大瀧先生は
(2)、消費者物価指数については、

「2000年を100としたとき、この十年で最少1.3%(2001年)から最大12.1%(2008年)だけ低下している。・・・これはGDPデフレーターに含まれる輸入物価デフレーターの上昇によるところが大きいと考えられる。このように・・・信頼性に欠ける部分があるにもかかわらず…デフレが起きていると喧伝している。そこでわれわれはGDPデフレーターに代えて、直接に観察される財・サービスに基づく消費者物価水準を用いて問題を考えることにした」

 とするのですが、わざと(?)、消費者物価の総合値を引用しています(旧基準)。

06年  07年  08年  09年  10年
100.3  100.3  101.7 100.3   99.7(雑誌掲載時)


 そして、「消費者物価水準は極めて安定しており、到底デフレーションが起きているとは思えないと言っています。

 でも、同じ総務省エクセルに、③コアコア消費者物価指数も載っており、こちらの方を見るのが適切なのは、経済学者なのだから、本当は知っているはずです。

06年  07年 08年  09年 10年
99.6   99.3  99.3  98.6   97.4


 自分に都合のいいデータを持ってきて「デフレではない」と言われても・・・

③生鮮食料品とエネルギーを除く(コアコアCPI)では、なんと2.6%も下落しています。

 あの、2.6%を大したことないなんて思わないでくださいね。500万の給与が、487万に下がったことです。
 変動金利型住宅ローンで、2.6%金利が上がったら・・・破壊的です。

 しかも、ご本人は、

消費者物価水準の変化はおよそ千分の一の単位ですね.大学で統計学という学問を学ぶと分かりますが,どんなデータにも測定の誤差というものがあります.この程度の物価水準の変化は,誤差によるものか真の変動なのかまず絶対に区別できません.こうした誤差を勘案した上で,敢えて結論を出せば『消費者物価水準は安定していて変化していない』ということになると思います.知っておいてもらいたいことは,理科の実験に基づくデータと経済学のデータでは,その精密性が全く異なることです.」

 と、消費者物価指数は、「精密性に欠ける」「この程度の水準は誤差」と述べています。

06年  07年  08年  09年  10年
100.3  100.3  101.7 100.3   99.7(雑誌掲載時)


 ご自分の引用数値も「誤差」のはずですが。さらに、前回記事の「消費者物価が上がっているように見える」現象については

 「経済学は何ヶ月という短い期間の動きを説明したり予測をするようには出来上がっていないことです.常識から考えても分かると思いますが,1億3千万人の日本経済の構造を隅から隅まで直ちに把握できるわけがありません.ある程度(最低二,三年)時間が経過してどうやらこういう現象が起きているようだ,やっとぼんやりながらも把握できることがほとんどです.差し当たり「わからない」と正直に答えることが私の責任だと考えます.

 とおっしゃりながら、雑誌掲載時に、直近の月のデータを持ってきて、しかも確定していないはずの07年~10年の数値で「デフレではない」と断言しています。


 コアコアも0.1%単位よりちょっと大きい1%単位ですが、やはり誤差ですかね?

06年  07年 08年  09年 10年
99.6   99.3  99.3  98.6   97.4


 で、結論ですが、『世界』では、

「現在の物価水準の安定はマネタリー(貨幣的)ではなく、リアル(実物的)現象であると考えるのが妥当なのである」そうです。


アマゾン 
貨幣・雇用理論の基礎.jpg

 この本は、浅田統一郎先生(中央大)によって、めちゃくちゃに書評されています。

『経済セミナー 2011 10・11月号』
大瀧雅之著『貨幣・雇用理論の基礎』書評

 本書は、「ケインズ経済学と新古典派ミクロ経済学の『幸せな結婚j』(本書3ページ)を意図して書かれた経済学の理論書であり、第1部「ケインズ理論の再構築を目指して」(第1章~第4章)で、この目的のために開発された著者独自の理論モデルが展開されている。第Ⅱ部「ケインズ理論の哲学的背景」(第5章~第6章)では、ケインズの同時代人であるロビンス、ピグーと対比させたケインズの経済思想についての考察等が収録されている。

 第1部で展開されている理論モデルでは、現在流行している「ニューケインジアン・モデル」のように賃金・価格改定に際してのコストや摩擦を導入することなく、貨幣量が予算制約において重要な役刮を果たす「世代重複モデル」を用いて、たとえ物価予想に関する「合理的期待」(ないしは「完全予見」)を仮定しても貨幣が「非中立的」になる(すなわち、貨幣量が実質国民所得および雇用量に正の影響を及ぼすことができる)という、ケインズ的な結論を導いている。

 第1章では、「政府は貨幣の新規発行によって財政支出をファイナンスする」という財政政策と金融政策が一体化したポリシー・ミックスを仮定して、マクロ経済政策の効果を検討している。そこで提出されているモデルはいわゆる「ミクロ的な基礎」があるモデルであるにもかかわらず、貨幣供給(政府支出)が少ないと不完全雇用均衡がもたらされ、不完全雇用状態では物価上昇率は貨幣から独立になり(インフレは実物的現象になり)、貨幣(政府支出)を増やすことによって産出・雇用を増やすことができる。

 第4章のモデルでは、物価上昇率が産出・雇用の増加関数になるという「フィリップス曲線」が、「労働の学習効果」を導入することによって導出され、この場合には、拡張的な金融政策(本書の想定のもとでは拡張的な財政政策と一体化されている)によって雇用も物価上昇率も同時に増加し、そのような政策は「賢源配分を必ずパレート改善する」ことが示されている。つまり、この場合には、「インフレは貨幣的かつ実物的現象である」(本書97ページ)。

 私は、独自の理論モデルに基づくこれらの分析結果は、きわめて説得的で妥当なものだと思う。ただし、本書のいたるところで表明されている「リフレ派」(中央銀行が緩やかなインフレーションの実現に責任を持ってコミットする‘インフレーション・ターゲティング’によってデフレ不況からの脱却を目指す学説を提唱する学派で、バーナンキ、クルーグマン、浜田宏一、岩田規久男に代表され、私もこの学派の末席につながっている自覚がある)に対する敵意に満ちた非難には、強い違和感を覚える。

 なぜなら、本書の第4章のモデルの結論は、まさに「リフレ派」の主張を支持するために用いることができるからである。また、139ページで「マスメディア、日本銀行、そして理論経済学の基本を習得しているとは到底思えない」リフレ派の学者を同列に扱っていることも、大いに疑問である。マスメディアの多数派と日銀は「リフレ派」の主張に頑強に反対し、「金融政策によって景気を良くすることかできる」という、本書の理論モデルからも導かれる結論そのものを否定しているのである。

 また、リフレ派が統計データを無視しているという記述があるが、本書には統計データが皆無であるのに対し、「リフレ派」の文献には統計データが豊富に含まれることを想起すれば、この記述にも違和感がある。総じて、「リフレ派」に関する本書の記述は、誤解に基づいているように思われる。


 
 その批判されている4章の定理です。

 P97この章の世代間学習効果を含むモデルにおいて、インフレは実物的現象でも貨幣的現象でもある。すなわち、拡張的な金融政策は、まずは乗数効果を通じて実質GDPを上昇させる。これに伴い学習効果に基づき労働生産性が上昇するため、インフレが昂進する。したがってインフレは貨幣的かつ実物的現象である


 だから、浅田先生は、この定理は、「リフレ派」がそっくり使えますよと言っているわけです。

 また、因果関係で、
p139「今期の失業率&インフレ期待」→「インフレ率」となっているのに、リフレ派は、「インフレ」を起こせば→(景気が反転し)「失業率が低下」すると、全く逆の因果関係を述べている

と、非難します。

 私も、「デフレ状態では失業率は高くなる」という相関は示していますが、「インフレにすると、失業率は低くなる」という、因果論は話していません。「インフレと失業率のトレードオフ:フィリップス曲線」は示しますが、だからと言って「インフレにすれば失業率は下がる」などと言えないことは明白です。因果と相関は全く違う話です。

 今度、統計学を使って、因果関係と相関関係はまったく違うことを示します。みんな、この辺りがめちゃくちゃです。相関は因果ではありません。
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theme : マクロ経済学 ミクロ経済学
genre : 政治・経済

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わざわざ、1つエントリーをつくっていただき、ありがたく感じる。

 大瀧教授の「経済学・入門」(有斐閣)によれば、ケインズは、民主主義を信じ、人々の説得のため、大量の文をかいたとのことである。「一般理論」も自腹で廉価版をつくり、世の中で多くの人々が読むことを願ったとのことである。大瀧教授の世界論文も、ケインズの「説得論集」のようなものではないか。

菅原さんは、消費者物価指数が、コアコアでないことを非難するが、これは、この論考が出たとき、イチゴビビエスの投稿などで言われた話だ。しかし、大瀧教授の問題提起から重要なのは、「世界」の読者にわかりやすくメッセージを出すことであり、「貨幣的な」昔のデフレにくらべ、非常に物価下落が非常に小さいものであること、さらに、最近の物価変動が「貨幣的現象」なら、均一・一様に変化するはずではないか、ということが肝ではないか。

これについては、菅原さんはどうお考えなのだろうか。

また、大瀧教授にせよ、小野(善)先生にせよ、貨幣論を深く研究されている先生が、インフレターゲットに否定的であることは、非常に興味深いと思う。

私は、経済学の研究者でないので、よく承知していないが、学問の
世界で、大瀧教授の理論がめちゃくちゃということにはなっていないと思う。経済セミナーの書評もそうである。
マクロ経済学のミクロ的基礎という課題は、菅原さんも多くのエントリーでその重要性を指摘されていたところ。

いずれにしても、投稿欄のコメントについて、こんなに真摯に対応してくださる菅原さんに、深く敬意を表したい。

No title

>「貨幣的な」昔のデフレにくらべ、非常に物価下落が非常に小さいものであること、さらに、最近の物価変動が「貨幣的現象」なら、均一・一様に変化するはずではないか、ということが肝ではないか。

 手元に『世界』がないので、はっきりとしたことは書けませんが、確か、デフレは「均一」に価格が下落するはずで、現在はあるタイプの財(工業製品?)が下がっているだけだというような話(相対的価格下落)だったと思います。貨幣的現象なら、「均一」に下がるはずが、ある種の財だけ下がっているから、貨幣的現象ではない。
 また、昭和恐慌時の20%台にもおよぶデフレとはわけが違う・・・というような話だったと思います。

 理論では「貨幣的現象ではない」からデフレとはいえない、事実は「相対的価格下落でもそれを加味した全体価格は下がっている」です。

 理論的にはこうだ!は、構わないです。「そうですか」でいいです。実証面の相対的価格下落(リアルな現象)に、大瀧先生は確か、「銀行のリストラを進めろ」という対処策を示しています。無駄な産業から、成長産業にシフトさせろ!です。貨幣ではなく、「産業構造の転換」で対処しろと言います。

 あとは、「世界的に協調して貨幣を引き締めろ」「労働集約的な産業を再生させろ!」です。

 私の考える「常識」とは180度違う対処を主張されています。もっとも私が中世的で、「天動説」に縛られ、大瀧先生は「地動説」を主張されているのかもしれません。

 「貨幣的現象ではない」のであれば、「日銀が国債を市場から買ったり、あるいは直接引き受けしても、価格に影響を及ぼさない」ことになります。インフレを目指そうという論者たちが主張する方法ですが、「やっても構わない」ことになります。私の結論は「やれば?」です。

 野球で言えば、「その練習方法はなんら効果がない」と一方が主張し、もう一方が「効果はある」と言っているのだから、やってみればいいのではないでしょうか。

 バーナンキのQE2が「デフレ回避」というだけの面では、成功しました。もっとも、アメリカは「貨幣的現象」で、日本とは「違う!」と主張されるかもしれませんが。

 こっちの方法は、「貨幣的現象ではない」のだから、間違っていたとしても実物経済に直接の被害が及ぶことはないでしょう。

 大瀧先生の方法、「産業構造の転換で対処しろ」「世界的に協調して貨幣を引き締めろ」「労働集約的な産業を再生させろ!」は、失敗したら実物経済に影響が出ます。「銀行は余剰人員を抱えているからリストラしろ」「中国のような労働集約的産業にしろ」ですよ。

 労働生産性(TFP)を上げることが、経済成長をもたらす(GDP成長は、ここが要因)のに、逆に「労働集約的=人海戦術的産業にしろ」です。私にはくみすることができません。
 



>学問の世界で、大瀧教授の理論がめちゃくちゃということにはなっていないと思う。経済セミナーの書評もそうである。


 これはその通りだと思います。問題は、ダブル・スタンダードだということです。今回の消費者物価指数の「総合値」か「コアコア」かもそうです。ですが、下記はそんなレベルの話ではありません。
 

『基礎からまなぶ 経済学・入門』有斐閣アルマ
P235
昨今の軽微なデフレーション(年1%程度)は半導体や電気機器部門での急速な技術進歩によると考えるのが自然です。
P237
 最近、2000年頃からの緩やかなデフレを、昭和恐慌になぞらえて大変な経済危機の到来を予言する書物がたくさん出版されています。


 一方で現下の状況を「デフレ」と言い、一方で「デフレではない」と言うのは、これは完全におかしいのでは?

No title

わたくしも、元「リフレ派」であるから、菅原さんのご指摘ごもっとものところもあるかと考えるが、大瀧教授の指摘も見逃せない。

 真摯なリフレ派の若田部早大教授は、アイケングリーンを引いて、世界的な金融緩和の重要性をご指摘されていた。

 一方で、世界経済の現実をみれば、世界第二の大国である中国が、自由な資本移動を認めておらず、固定相場制を維持していることなど、世界経済の不均衡問題は深刻で、経済学の主流派が想定するような状況なのか、疑問があることもあるのではないか。
 世界の金融当局が、グローバルマネーの扱いに難渋しているのは明らか。
 また、長期的には、地球環境問題など、市場では解決できない問題もある。
 リフレ派かと思っていた、竹森俊平慶応大学教授が、最近、日経新聞で、キンドルバーガーの経済学を紹介していたのが示唆的である。「あらたにす」で、その概要も読めるが、
「連載の拙稿ではチャールズ・キンドルバーガーという経済学者を取り上げたが、大恐慌の研究で有名で、とくに「両大戦間において、リーダー国が英国から米国に変わる途上で起こった出来事で、リーダー国不在であったため恐慌が深刻になった」という彼の診断は有名である。経済学の最近の潮流は「インフレ目標」に典型的に見られるように、ひとりの判断ではなく、ルールに基づいて経済を運営しろという考えになってきている。キンドルバーガーに言わせれば、平時はそれで良いが、危機となると責任者(国際問題ではリーダー国)が決断しない限り、緊急に必要な対策をとることはできない。だから、リーダー国の存在が重要なのだという。」

 あと、繰り返しになるが、大瀧教授は、貨幣自体がバブルだとして、バブルが破裂しないよう、その信頼性を確保することの重要性を指摘している。
 だから、貨幣の信頼を損ねない範囲で、財政政策を発動することについて、非常に肯定的であり、政府が国債を発行し、それが貨幣のように市場に流通しているのである限り、問題ないと考えていることが、「経済学・入門」の最終章などからもうかがえる。
 問題は、貨幣のバブルが破壊されないようにどうしていくかといういことであり、これについては、大瀧教授は、あまり具体的な指摘をしていない。

 また、大瀧教授は、日本の金融機関が、東大出とかの学歴が高い人々(育成コストが高くついている)がやっているにもかかわらず、まったく、日本経済のパフォーマンス向上に役立っていないということで、鋭い批判をしているのであり、金融の重要性自体は、当然認めている。
 菅原さんも、批判されるなら、せめて、大瀧雅之(東大・社研教授)「『金融立国論』批判」 ( 『世界』2008.3) などをあたってからにすべきではないか?

 また、覇権国であるアメリカの金融緩和については、覇権国だけが利用できる、世界経済の中での、覇権国通貨のシニョリッジに大きくかかわることであり、これついても、慎重な検討が必要なのではないか。

 いずれにしても、このような雑駁な投稿にも、いつも真摯な菅原さんのご対応には頭が下がる。
  お仕事お忙しいところ、おつきあいいただき感謝している。





No title

>また、大瀧教授は、日本の金融機関が、東大出とかの学歴が高い人々(育成コストが高くついている)がやっているにもかかわらず、まったく、日本経済のパフォーマンス向上に役立っていないということで、鋭い批判をしているのであり、金融の重要性自体は、当然認めている。



大瀧先生は、世界10年11月号で

「現在の物価水準の安定はマネタリー(貨幣的)ではなく、リアル(実物的)現象であると考えるのが妥当なのである」

と断言し、政策は、

「現在の日本経済において議論されるべきは、マクロ経済政策のあり方よりも、まずもって、徹底した産業調整政策である」

と断言し、

「筆者が唱える具体的な産業調整とは、金融業、殊に大手銀行の徹底したリストラクチャリングのことである」

と断言しています。


 金融業が大事だとか、貨幣の信頼が大事とか、そんなことは関係ありません。こんなもの、大瀧先生の著書を読むまでもなく(貨幣のの信頼性については書かれています)、前提です。

 銀行が何をしようが、大きなお世話です。パフォーマンスをあげようがあげまいが、銀行が考えることです。困ったら、言われなくても倒産し、言われなくてもリストラするでしょう。

 リストラして、余った社員の就職をどう面倒見ろと?どこに、彼らの働く「高級取り」の職が?

主張は、「貨幣ではなく、実物経済を換えろ、銀行はリストラをしろ」です。



>菅原さんも、批判されるなら、せめて、大瀧雅之(東大・社研教授)「『金融立国論』批判」 ( 『世界』2008.3) などをあたってからにすべきではないか?


 ちょっと待って下さいね。すでに3冊手に入れ、+「世界10年11月号」を読み、他にも読めですか?
 大瀧先生の著作を全て読まないと、何も言えないのですか?もう結構です。しかもあなたのべき論には付き合えません。少なかろうが多かろうが、研究者は「書いたことが全て」では?

 一方で、「デフレだ」といい、一方で、「デフレではない」という、整合性については、あなたは何も語らず、論点をそらして、あの本を読め・・・

 きちんと答えてみて下さい。

(1)
一方で現下の状況を「デフレ」と言い、一方で「デフレではない」と言うのは、これは完全におかしいのでは?

(2)
「現在の日本経済において議論されるべきは、マクロ経済政策のあり方よりも、まずもって、徹底した産業調整政策である」
「筆者が唱える具体的な産業調整とは、金融業、殊に大手銀行の徹底したリストラクチャリングのことである」

 これについてどうですか?


 
>問題は、貨幣のバブルが破壊されないようにどうしていくかといういことであり、これについては、大瀧教授は、あまり具体的な指摘をしていない。

 違いますよ。

『貨幣・雇用理論の基礎』2011 
P140 ケインズの時代とは逆に、浪費をいかに食い止め世界全体の有効需要を抑えるかということが、環境問題も含めたマクロ経済政策の在り方であると、筆者は思慮する。
 より具体的に言えば、労働集約的な産業の再生と世界全体での協調的な引き締めこそが、現時点で考えうる最善の政策であろう。

「協調的な引き締めが最善」

と断言しています。同書で、アメリカが経常赤字を続ける体制をバブルと断言し、それを「つぶせ」と言って言るんですよ。

 大瀧先生弁護も結構ですが、まず、私の質問(1)(2)に答えてからどうぞ。

No title

貨幣数量説(理論)に掉さしたのが、琴線に触れたようで恐縮である。当方の議論の仕方が悪く、だんだん論点がずれてしまったようだ。
 ①戦前とのデフレの程度の違い、②貨幣的現象なら、消費者物価指数の構成要素に均一・一様な影響があるのではないか、という疑問にはお答えいただけなかったのは残念。また、大瀧教授の指摘ではないが、サービス価格の測定上の問題についても、同様。

 もうやめようと思ったが、マクロ経済に精通される、菅原さんが、
「銀行が何をしようが、大きなお世話です。パフォーマンスをあげようがあげまいが、銀行が考えることです。困ったら、言われなくても倒産し、言われなくてもリストラするでしょう。 」
というご指摘をされたのには正直びっくりした。

 大瀧教授は、2009年のエコノミスト賞を受賞され、金融に詳しい花崎正晴氏と共同論文もあり、そのような知見に基づいて、「世界」
の論考などを書いている。これらの考察は、菅原さんがお読みになった3冊の本や世界の論考にはあまりでていないところと認識。

 また、リーマンショックにより、従来のマクロ経済学が、金融の機能について、十分な分析をしてこなかったこと、また、そのツールもあまりなかったことが、いま、議論になっているのではないのか。
 この部分が、デフレと関係ないといいきれるのであろうか?
 金融機能にかかわる部分について、もっと解説いただけると本当は良いと思う。

 残念ながら、冷静な議論をするには、あまりに琴線にふれすぎたようだ。
 琴線にふれるような無遠慮なことを投稿したことをお詫びして、このエントリーに関する投稿について、筆をおかせていただく。

No title

>貨幣数量説(理論)に掉さしたのが、琴線に触れたようで恐縮である。当方の議論の仕方が悪く、だんだん論点がずれてしまったようだ。


 まず、単純な「貨幣数量説」なんて、誰も信じていないことはすでに論じています。

http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-556.html
『日銀理論』参照

------引用-------

・・・まず、マネタリー・ベースと、マネーサプライの関係です。両者を1対1と考えることはできません。単純にマネタリー・ベースが増えれば、マネーサプライ(貨幣供給量)も増え、物価が上がるというのを、単純な貨幣数量説と言います。

 ですが、このような説を、現在でも「単純」に信じている人はいませんし、実証的にも成立しません。

・・・このように、単純な貨幣数量説(30年以上前に終わった話です)を支持して、リフレ派は金融緩和を訴えているわけではありません。
 では、なぜ、マネタリー・ベースの拡大を、リフレ派は唱えるのでしょうか。それは、目標が、「将来にかけての貨幣供給の予想」にあるからです。つまり、「予想インフレ率」に影響を及ぼすと考えているからです。

--------引用以上--------

 あの、「あれを読め」「これを読め」とおっしゃるわりに、私のブログはお読みになっていないんですね。以前も、「国際金融の流れを扱え」とおっしゃっていて、「私はすでに扱っています」と返事をした覚えがあります。



>もうやめようと思ったが、マクロ経済に精通される、菅原さんが、
「銀行が何をしようが、大きなお世話です。パフォーマンスをあげようがあげまいが、銀行が考えることです。困ったら、言われなくても倒産し、言われなくてもリストラするでしょう。 」
というご指摘をされたのには正直びっくりした。


 あの、大瀧先生が

「現在の日本経済において議論されるべきは、マクロ経済政策のあり方よりも、まずもって、徹底した産業調整政策である」
「筆者が唱える具体的な産業調整とは、金融業、殊に大手銀行の徹底したリストラクチャリングのことである」

 と、銀行のリストラを訴えているので、「大きなお世話」と言いました。

 実物経済1:95金融経済(2010年)という、構造について、意見しているわけではありません。

>また、リーマンショックにより、従来のマクロ経済学が、金融の機能について、十分な分析をしてこなかったこと、また、そのツールもあまりなかったことが、いま、議論になっているのではないのか。


 肥大化した金融についても、とっくに扱っています。 そもそも、こんな議論、当然論壇で扱われていますし、バーナンキの「(すでに)貿易は犬の尻尾」「(本来尻尾である)金融が犬の胴体を振り回している」という話も紹介しています。


>この部分が、デフレと関係ないといいきれるのであろうか?
 金融機能にかかわる部分について、もっと解説いただけると本当は良いと思う。

 肥大化した金融と、デフレの関係・・・ それがおっしゃりたいなら、どうぞ。デフレは「貨幣的現象ではない」というのが、そもそもおっしゃりたいことのはじまりだったのでは?


>金融機能にかかわる部分について、もっと解説いただけると本当は良いと思う。

 これを大学の経済学の先生にもおっしゃいますか? 

>琴線に触れたようで

 これだけ、ネタを提供(大瀧先生の話は知らなかったので)していただき、勉強になります。また、次回記事のネタになりました。
(忙しいのに、何やっているんだか・・・自分で自分の首絞めています)

No title

輸出増=輸入増の原理は、いつになったら説明してくれるのでしょうか?
もう逃げ切ったという認識ですかw

No title

 kkkさん、少し付き合いますね。忙しい理由があって、コメントすらできません。その理由を説明しますので、コメントされる場合は、アドレス明記でお願いします。

(1)輸出増=輸入増は「実証的」にはあきらか。これはよろしいですね?

(2)kkkさんが、会社を経営し、輸出(生産)を増やしたいと思えば、輸入(消費)原材料・従業員・電気・ガス・水道代増やしますね?

 こんなに単純なことです。

 なお反論があるとしたら、(1)の相関は成立しないこと、(2)も成立しないことという順番でお願いします。

 くれぐれも「その説明では納得しないから、もっと詳しく説明しろ」は勘弁して下さいね。答える義務は、もともとありませんので。

 説明が間違っているなら、教えて下さい。

コメントは、kkkさん、アドレス添付でお願いいたします。

No title

パキスタンでは2008-2009での輸出入で、
輸出増・輸入減になっていますが、こういうのは何故おこるのでしょうか?

あと、中東の国が石油を売るだけなら、設備投資の為に新たに材料を仕入れてくる必要もなく、輸入増に必ずしもなるとは言えないと思います。

No title

>パキスタンでは2008-2009での輸出入で、
輸出増・輸入減になっていますが、こういうのは何故おこるのでしょうか?

 1ヶ月単位や、1年単位の話ではなく、長期の話です。短期の変動は当然ありえます。

>あと、中東の国が石油を売るだけなら、設備投資の為に新たに材料を仕入れてくる必要もなく、輸入増に必ずしもなるとは言えないと思います。

 まず、実証的に輸出増=輸入増になっているかいないか、お調べ下さい。

 輸出増=輸入増の場合、何を輸入しているかを調べてみてはいかがでしょうか?

No title

返事の義務がないのは承知してますよ。
ただ、ご自分が言いっぱなしで、それに対する私のコメントをアップさせないことが、不思議なんです。
あなたが返信できなくても結構ですし、その理由を知る必要ないのですが。何故に私のアドレスが必要なのでしょうか?

さて、本題ですが、
(1)については、「実証的には明らか」という表現に違和感を感じますが、「データからは関係が成立することが推定される」というような表現であれば、反論ありませんよ。
(2)については、そうとは限らないと思います。例えば、これまで10の資源から4の生産量しかなかったものが、生産性が向上して生産量が5になる、ということがあり得ます。単純ですよね?
(2)の理屈で原理を説明しようというのであれば、それは無茶苦茶だと思いますよ。

kkkさん

>返事の義務がないのは承知してますよ。
ただ、ご自分が言いっぱなしで、それに対する私のコメントをアップさせないことが、不思議なんです。
あなたが返信できなくても結構ですし、その理由を知る必要ないのですが。何故に私のアドレスが必要なのでしょうか?



 下記のような、妄想コメントに、時間を1分でも取られるの(操作するだけで)がもったいなくて、扱っていませんでした(すべてのコメントについてです)。読むだけでもエネルギー使います。どうして忙しいか、アップできなかったのかは、理由があるのですが、公にできないので、個人的にお伝えしますということでした。



>さて、本題ですが、
(1)については、「実証的には明らか」という表現に違和感を感じますが、「データからは関係が成立することが推定される」というような表現であれば、反論ありませんよ。


 違和感と言うのは、調べもしないで、「自分はこう思う、こう思いたい」という願望でしょう。願望どおりに現実がなっていないからって、なぜ事実に目を背けるのでしょう。「事実が間違っている」というマルクス経済学者や、「人は自分の見たいものしか見ない」というカエサルの言葉と同じです。

 調べてみればよろしいのでは?世界193カ国、JETROで、輸出額・輸入額・相手国別データも出ていますよ。たったこれだけです。1時間もあれば、データ見られるのでは?



>(2)については、そうとは限らないと思います。例えば、これまで10の資源から4の生産量しかなかったものが、生産性が向上して生産量が5になる、ということがあり得ます。単純ですよね?
(2)の理屈で原理を説明しようというのであれば、それは無茶苦茶だと思いますよ。


 妄想理論ですね。100円100個消費(輸入)して、200円200個生産(輸出)していたものが、生産性が10%アップして、220円220個生産(輸出)できるようになった。だから、生産(輸出)が増えても、消費(輸入)が増えると限らない。だから、輸出増=輸入増にならない。
妄想理論では、そうなりますね。


 本当に疲れます。


生産(輸出)増=消費(輸入)増です。


 この場合、これは個々の企業のミクロの話です。輸出輸入は国外ではなく、自分の企業の生産・消費と考えましょう。

 生産=消費が増えている時は、その企業のGDP(付加価値)がアップしている時ですね。
この1つ1つの企業が集まって、市町村単位になり、県単位になります。

 このときに、あなたの理論

100円100個消費(輸入)して、200円200個生産(輸出)していたものが、生産性が10%アップして、220円220個生産(輸出)できるようになった。だから、生産(輸出)が増えても、消費(輸入)が増えると限らない。だから、輸出増=輸入増にならない。

が成立するなら、全ての企業をトータルすると、消費(輸入)をそのままに生産(輸出)だけアップできることになりますね。


 GRP(地域のGDP)は、生産=所得=消費です。「消費=生産」額です。消費を増やさないで、生産だけ増やすのは「無理」ですね。
 全ての企業が消費そのままに、10%生産性をアップさせというのも理論的にありえませんし、個々の企業の生産性にばらばらの差があるとしても、トータルして「生産=消費」にならないと、GDPにはなりません。


 生産(輸出)増=消費(輸入)増は、日本国内でもそうです。日本のGDP(生産)=日本のGDE(消費)です。外国はないものとして考えます。

 この日本を47都道府県に分けます。日本のGDPは、各県のGRPから成り立っています。各県のGRPの合計が、日本のGDPです。日本のGDPが増のときは、47都道府県では、他県への「生産(輸出)=消費(輸入)」増になっていますね。もちろん、47都道府県で細かい差はあるでしょう。日本のGDPがアップしている場合、愛知のように生産消費が伸びるところもあれば、北海道のように生産消費が落ちている県もあるでしょう。

 各県が生産性アップして、生産(輸出)増=消費(輸入)そのままでは、日本のGDPは増えませんね。GDP(生産)はGDE(消費)の別名です。他県が消費(輸入)しているから、自県の生産(輸出)が増えることが分かりますね。


 では、地球のGDP=GDEで考えましょう。地球全体で、GDP=GDEです。地球全体のGDP(生産)増=GDE(消費)増です。
 この地球を193の地域に分けます。その地域では、程度の差はあるし、不況で生産減=消費減になっている地域もあるでしょう。
 ですが、193地域ではトータルして生産(輸出)増=消費(輸入)増になっていますね。193の地域で生産性アップによって生産だけ増え、消費はそのままということでは、地球のGDP=GDEにはなりませんね。

 日本のGDP(GDE)を47都道府県に分けたものと、地球のGDP(GDE)を193カ国に分けたものは同じであると分かりますね。

 生産(輸出)生産(輸出)って言いますが、それは消費(輸入)の別名なのです。これが生産=分配=消費の「三面等価」です。生産面だけを見てはダメです。それ(GDP)は消費(GDE)の別名です。



 カップ麺企業を考えます。消費(購入)したものを生産に回します。開発で、多数のカップ麺を作っては捨て、作っては捨てします。この場合、消費(購入)量を1000万円に限定し、「商品:企画廃棄品」の割合をその範囲の中で調整しているわけではありません。商品を7個に押さえ、3個分は企画にまわす、今年は「6:4」ということを、企業は行っているわけではありません。今その企業の生産(商品+廃棄品)増の場合、消費そのままは、ありえないことが分かると思います。

 サービス業を考えます。理容院で1年前に1日10人のお客さんをカットしていたところ、生産性10%アップで1日11人になった。消費を増やさずに生産性アップ・・・どうやってできるのですか?
 カットのスピードをアップして生産性10%アップした。でも消費である、水道料も、シャンプー代も、電気代も、1人分、必ず増えますよ。

 こんな感じでよろしいでしょうか?

経済学ともいえない、ただの「三面等価」:生産GDP=所得GDI=消費(GDE)だけで理解できることです。

 逆に言えば、その事実(理論でもなんでもない)すら、○○の壁状態の人は、「見ようとしない、見もしない」で、妄想事実?に固執します。


以上、妄想理論に付き合うだけで、2時間近くかかっています。

 時給2500円(年収500万の場合)として、5000円分の無駄な消費をしてしまいました。kkkさん、もう勘弁して下さいね。

これ以上、「自分には納得できないからもっと説明しろ」には付き合えません。

No title

>あと、中東の国が石油を売るだけなら、設備投資の為に新たに材料を仕入れてくる必要もなく、輸入増に必ずしもなるとは言えないと思います。 → まず、実証的に輸出増=輸入増になっているかいないか、お調べ下さい。
 輸出増=輸入増の場合、何を輸入しているかを調べてみてはいかがでしょうか?

ロシア、サウジアラビア等の輸出・輸入の対GDP比データを見る限りでは資源を輸出する国は明らかに輸出の伸び方が大きいです。これは輸入した分をはるかに超える量の輸出があるということで、新たな材を輸入する必要も、無いということ。それは逆に輸出が伸びずに輸入が伸びている国があるということですよね。日本のように(通貨高の影響もあるが)輸出よりも輸入の額が大きな国はいっぱいあります。

なので、
実証的に輸出増=輸入増になっているかいないか、お調べ下さい。
→実証的に輸出増=輸入増とは限らない。

輸出増=輸入増の場合、何を輸入しているかを調べてみてはいかがでしょうか?
→逆に調べてみてください。それをデータで示してください。

No title

JETROで、サウジ、ロシアを調べました。

サウジは2006→2010年、現地通貨です。
(上輸出 下輸入)

791,339 874,403 1,175,482 721,109 941,785
261,402 338,088 431,753 358,290 400,736

ロシアは2001年→2010年ドルです。

99,969 106,712 133,656 181,600 241,473
41,883 46,177 57,347 75,569 98,708


301,244  351,928  467,921 301,667 396,442
137,807  199,746  267,040 167,348 228,953


この数字をエクセルに貼り付けて、グラフを作ってみて下さい。


見事に、輸出増=輸入増になっていますね。あまりにきれいで、驚きました。



 あれ・・・・・もしかして、輸出額=輸入額と勘違いしていませんか?

 輸出が100円増えたら、輸入が100円増えるなんて馬鹿なこと、考えてませんよね。

 輸入額が1000円で、輸出額が500円だった輸入超過の国が、輸入1100円、輸出550円になると、「ほら見ろ、輸出額<輸入額じゃあないか!」ですか?

 勘弁して下さい。

 「輸出増は輸入増、輸入増は輸出増」ですよ。「輸出が増えれば輸入が増え、輸入が増えれば輸出が増える」という関係ですよ。

 「額」なんて一言も言っていませんよ。申し訳ないですが、ちょっと笑ってしまいました。

No title

>あれ・・・・・もしかして、輸出額=輸入額と勘違いしていませんか?

 輸出が100円増えたら、輸入が100円増えるなんて馬鹿なこと、考えてませんよね。

 輸入額が1000円で、輸出額が500円だった輸入超過の国が、輸入1100円、輸出550円になると、「ほら見ろ、輸出額<輸入額じゃあないか!」ですか?

 勘弁して下さい。

 「輸出増は輸入増、輸入増は輸出増」ですよ。「輸出が増えれば輸入が増え、輸入が増えれば輸出が増える」という関係ですよ。

 「額」なんて一言も言っていませんよ。申し訳ないですが、ちょっと笑ってしまいました。

→輸出額が伸びず輸入額が増えていて、それでいて輸入増=輸出増という言葉で一纏めにあなたはしている。額で示さないのならそれ以外での指標を示すべきでは?概念・観念論はいけないのですよね?前に議論になっていた輸出微増・輸入大幅増という形は国によってはマイナスです。
日本はデフレ状況、つまり供給過多状態の所にさらに安い海外製品が流れてくる。資源の無い国の輸出が伸びずに輸入が増えるというのは明らかだ。

>輸出増=輸入増の場合、何を輸入しているかを調べてみてはいかがでしょうか?
→逆に調べてみてください。それをデータで示してください。
   ↑さぁ、何を輸入しているか調べてくださいよ。データで示してくださいよ。輸出入額以外での指標を示してくださいよ。人に調べてみてはと言うが、自分自身で分かっていない事をさも人には「理解できないのか」と押し付けるのはどうかと。
「輸出が増えた分の、モノを作るための人件費や材料費等々が増えるから輸入も増える」は正しくないですから。供給過多状況では。

No title

>前に議論になっていた輸出微増・輸入大幅増という形は国によってはマイナスです。

 典型的な「輸入悪・輸出善」論ですね。


>日本はデフレ状況、つまり供給過多状態の所にさらに安い海外製品が流れてくる。資源の無い国の輸出が伸びずに輸入が増えるというのは明らかだ。

 すばらしいことではないですか。

http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-574.html
TPP 参照

------引用

アダム・スミス『国富論』
「消費こそがすべての生産の唯一の目的であり」

ポール・クルーグマン『良い経済学悪い経済学』
 「経済学入門では,貿易とは競争ではなく,相互に利益をもたらす交換であることを学生に納得させるべきである。もっと基本的な点として,輸出ではなく,輸入が貿易の目的であることを教えるべきである」 

 貿易(交換)をするのは、輸出ではなく、輸入が目的であり、生産(われわれが働く)し、その生産物を出荷(輸出と同じ)し、カネを稼ぐ目的は、消費するためです。

 われわれが、豊かに消費生活を送るのが、生産(輸出)の目的です。

 ここが経済学の肝(世の中の常識とは正反対)です。

 円安より円高が望ましく、貿易黒字はなくても構わない(輸入額が多ければ、それだけ豊かな消費生活を送る)のです。

 日本の 供給側は GDP+輸入です。これが多ければ多いほど、消費生活は豊かになります。

 輸出(生産)は手段で、輸入(消費)が目的なのです。これは日常生活の論理そのものです。

-------引用終わり

 とにかく、経済学を勉強しようともしない、自分の頭だけで考える「妄想」に取り付かれた方  ○○の壁 には、何を言っても無駄です。

 あの、お近くの図書館で、拙著『高校生からのマクロ・ミクロ経済学入門Ⅱ』リクエストして下さい。全国の図書館から取り寄せてもらえますから。(アマゾンとか、お近くのの書店で取り寄せ可能ですが、買わないでしょう)

 そうしたら、「貿易黒字は儲けではない」「輸出ではなくて輸入が目的」だと分かりますから。

 といっても、絶対に読まないでしょうね。(笑)

No title

>輸出額が伸びず輸入額が増えていて、それでいて輸入増=輸出増という言葉で一纏めにあなたはしている。額で示さないのならそれ以外での指標を示すべきでは?

 嘘を言ってはいけません。輸出がマイナスで、輸入額がプラスと言うことはありません。

>輸出微増・輸入大幅増という形は国によってはマイナスです。

 微増だろうがなんだろうが、増えているんですよね。「輸出増は輸入増」ですね。

 とにかく、「輸入が悪 輸出が善」というトンデモ論に染まっている限り、一生理解できませんよ。

 「貿易黒字は不況で増える」のです。オーストラリアも、英国も、日本の一人当たりGDPを抜かしましたが、両国ともに「貿易赤字」の国ですよ。

 フランスも、イタリアも、インドネシアも、ベトナムも、みんな貿易赤字ですよ。もちろん、本家アメリカも、30年以上「貿易赤字」ですよ。

 でも「GDP増」ですよ。バブル時代に、日本が一人当たりGDPで追いつくかと言われたアメリカは、当の昔に、日本を置いてきぼりにしていますよ。

とにかく、事実を見ましょう。「妄想論」は捨てましょう。

No title

 「輸出は善 輸入は悪」なら、トヨタは悪です。まず、石油化学製品すべて悪です。ダッシュボードも、タイヤも。ボディも「鉄鉱石」なので、悪です。そもそも、工場を動かす電気も燃料も悪です。

 電気・ガス全部悪です。

 BMWも、ユニクロも悪です。吉野家も、すき屋も悪です。

あなたの周りにある、プラスチックも、ペットボトルも、PCも悪です。
バナナも、キウイも悪です。

 サラダオイルも、納豆・豆腐・味噌・しょうゆも悪です。

 「輸出は善 輸入は悪」はこれほど、トンデモ論なのです。

No title

こんにちは。
最近、アメリカの経済学者のネット上の議論なんかを翻訳しているページがあったのでのぞいていたのですが、あらためて日本はかなり遅れてるんじゃないかと思ってしまいますね。
インフレターゲットうんぬんのコメントもありましたが、リフレ派でも今時単純なインフレターゲットを押している人はなかなかいないのでは?
アメリカでも今は名目GDPをアンカーとするNGDPターゲット論が隆盛の兆しを見せているようです。
日本が追いつくのにどれだけかかるんでしょうか。というか果たして追いつけるのか。

No title


日本はかなり遅れてるんじゃないかと思ってしまいますね。
インフレターゲットうんぬんのコメントもありましたが、リフレ派でも今時単純なインフレターゲットを押している人はなかなかいないのでは?

 その通りです。単純な貨幣数量説なんて、30年前に終わっている話です。

 あと、日本の30代の学者さんは、最先端を突っ走っているようですよ。

No title

>前に議論になっていた輸出微増・輸入大幅増という形は国によってはマイナスです。
   典型的な「輸入悪・輸出善」論ですね。
→デフレ国にとってはマイナスに決まっています実証的に。

>日本はデフレ状況、つまり供給過多状態の所にさらに安い海外製品が流れてくる。資源の無い国の輸出が伸びずに輸入が増えるというのは明らかだ。
   すばらしいことではないですか。
~~その他引用等~~
→供給過多でモノ余りの状況でさらに安いモノを消費することのどこがすばらしいのでしょうか。確かに円高で輸入品を安く買えますし、お金は使ってなんぼ(消費の事)なのでメリットはあろうかと。しかし、国内の金回りの悪い状況がさらに悪化するのは必須です。

『高校生からのマクロ・ミクロ経済学入門Ⅱ』の前著、高校生からのマクロ・ミクロ経済学入門Ⅰがアマゾンで7000円近くしていますが、内容はほぼ変わらないのでしょうか?性格上、最初から読みたいので。
Ⅱを購入しても図書館でもいいのですが、このサイトの作りが丁寧で、何だかここを見ているだけでお腹いっぱいという気がします。


>輸出額が伸びず輸入額が増えていて、それでいて輸入増=輸出増という言葉で一纏めにあなたはしている。額で示さないのならそれ以外での指標を示すべきでは?

   嘘を言ってはいけません。輸出がマイナスで、輸入額がプラスと言うことはありません。
→輸出がマイナスでなく、輸出微増・輸入大幅増。それから、パキスタンは輸出増・輸入減も短期なら起こり得るとおっしゃいますが、ならば短期で輸出減・輸入増もありえるでしょう。その短期で、どれほどのショックを起こすのか。

>とにかく、「輸入が悪 輸出が善」というトンデモ論に染まっている限り、一生理解できませんよ。
→インフレ状況であれば常識的に輸入が善、輸出も善ですね。

フランスも、イタリアも、インドネシアも、ベトナムも、みんな貿易赤字ですよ。もちろん、本家アメリカも、30年以上「貿易赤字」ですよ。
 でも「GDP増」ですよ。バブル時代に、日本が一人当たりGDPで追いつくかと言われたアメリカは、当の昔に、日本を置いてきぼりにしていますよ。
とにかく、事実を見ましょう。「妄想論」は捨てましょう。
→そもそも輸出依存度が日本はかなり低いですから貿易赤字貿易黒字うんぬんの話ではないでしょう。需要が無いのが問題です。
でも、だから海外に需要を~~、は違います。デフレ状況下で輸出微増・輸入大幅増でさらに金回りが悪くなります。

「輸出は善 輸入は悪」なら、トヨタは悪です。
→その通りトヨタは悪です。人殺し企業です。

「輸出は善 輸入は悪」はこれほど、トンデモ論なのです。
→ご存知の通り、これ一つが正しい道、というのはなかなか決定できないものです。デフレから脱却するのか、インフレを落ち着かせるのか、状況によって取るべき手段は異なります。
輸出するものは基本的に「余ったモノ」を他国に売るわけで、需要過多でも輸出できるのです。
ロシアとサウジアラビアを調べられたのなら、ついでにインフレかデフレか、確認した方がよろしいかとおもいます。ロシアとサウジアラビアのこの10年間の推移を。


No title

>→インフレ状況であれば常識的に輸入が善、輸出も善ですね。
>→そもそも輸出依存度が日本はかなり低いですから貿易赤字貿易黒字うんぬんの話ではないでしょう。需要が無いのが問題です。
でも、だから海外に需要を~~、は違います。デフレ状況下で輸出微増・輸入大幅増でさらに金回りが悪くなります。

>「輸出は善 輸入は悪」なら、トヨタは悪です。
→その通りトヨタは悪です。人殺し企業です。

>「輸出は善 輸入は悪」はこれほど、トンデモ論なのです。
→ご存知の通り、これ一つが正しい道、というのはなかなか決定できないものです。デフレから脱却するのか、インフレを落ち着かせるのか、状況によって取るべき手段は異なります。
輸出するものは基本的に「余ったモノ」を他国に売るわけで、需要過多でも輸出できるのです。





 あの、悪だとかべき論だとか、勘弁して下さい。デフレ下(2000以降 GDPデフレーターずっと下げっぱなし)でも、日本は輸出輸入増やしてますよ。それで金回りが悪くなったのですか?

 ご自分の理論を述べたければ、どうぞ、実証論文でも投稿して下さい。実証を、述べて下さいね。

 そもそも、世界全体の、日本全体の、県全体の、市町村全体の、GDP(生産)=GDE(消費)は、各企業の「輸出(生産)と輸入(消費)」を、合計したものです。

 いいとか、悪いとか、それ以前の話です。自分の給与(GDP=GDEからでている)を「いい悪い」って。

 「人l殺し」だとか、価値観には正解がないので、これ以上話しても無駄です。勘弁してください。

No title

的外れな能書きに2時間かかったからといって、私に文句を垂れるのは筋違いですよ。
(2)では、「私が会社を経営していた場合に、消費を増やさずに生産だけ増やすことが不可能ではない」という主張に対し、
勝手に、すべての企業をトータルして、消費を増やさずに生産を増やすことはできない、と言って、私の主張を否定しているように振る舞っていますが、的外れにも程がありますよ。
売る側と買う側を合わせたら、生産が増えた分、消費が増えるのは当然ではないですかw三面等価を持ち出すのも場違いですよ。話をすり替えないでくださいw
あなた、原理上不可能と言い放ちましたが、結局、原理の説明はできないみたいですね。的外れな能書きを繰り返されても、無駄なので、別にできなきゃできないでいいですよ。自分でも気づいたでしょうから、訂正しておいてくださいね。

あともうひとつ。日本語をちゃんと理解できないみたいだから、もう一度書きますけど。私はデータに違和感があるとは書いていませんよ。「実証的にはあきらか」というあなたの表現に違和感があると書いているんです。他人にレッテル貼るなら、よく読んでからにしてくださいね。

Re: No title

ご苦労様です。

一応、

http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-644.html
「思い込み」

という記事も見て下さい。

> 的外れな能書きに2時間かかったからといって、私に文句を垂れるのは筋違いですよ。
> (2)では、「私が会社を経営していた場合に、消費を増やさずに生産だけ増やすことが不可能ではない」という主張に対し、
> 勝手に、すべての企業をトータルして、消費を増やさずに生産を増やすことはできない、と言って、私の主張を否定しているように振る舞っていますが、的外れにも程がありますよ。
> 売る側と買う側を合わせたら、生産が増えた分、消費が増えるのは当然ではないですかw三面等価を持ち出すのも場違いですよ。話をすり替えないでくださいw
> あなた、原理上不可能と言い放ちましたが、結局、原理の説明はできないみたいですね。的外れな能書きを繰り返されても、無駄なので、別にできなきゃできないでいいですよ。自分でも気づいたでしょうから、訂正しておいてくださいね。
>
> あともうひとつ。日本語をちゃんと理解できないみたいだから、もう一度書きますけど。私はデータに違和感があるとは書いていませんよ。「実証的にはあきらか」というあなたの表現に違和感があると書いているんです。他人にレッテル貼るなら、よく読んでからにしてくださいね。

No title

・・・だから「輸出増=輸入増」にはならないのだそうです。


> 「1 企業が輸出(財・サービスをその企業の外に売る)するのには、輸入(財サービスを、他の企業から買ってくる)しなければなりません。
>  そうすると、反論が来ます。「いや、企業が生産性をアップさせて生産量を増やせば、輸入(消費)を増やさずに輸出(生産)をアップすることが可能だ、だから輸出(生産)増=輸入(消費)増にはならない!」って。
> 2企業が財・サービスの輸出(生産)を増やすには、輸入(消費)してくれる相手企業、消費者がいないと、成り立ちません。在庫積んで、「ほら生産増だ!」っていうバカな企業はありません。「買ってくれる(消費してくれる=輸入してくれる)」企業、消費者がいないと、一方的に生産性上げても、どうしようもありません。」
> 読みましたけど。↑が私への反論のつもりなんでしょうか?
> 輸出を増やすには、輸入を増やす必要がある、という菅原さんの主張に対して、生産性を向上させれば、原料の消費を増やす必要はない、と私は反論しました。
> そうしたら、今度は、生産性を向上させても、消費されなければどうしようもありません、って、またまた得意の話題のすり替えですね。反論になっていませんよ。
> 生産したものが消費されなければどうしようもないのは、百も承知です。消費者がいなければ一方的に生産性上げてもどうしようもありませんっていうのは、一方的に輸入を増やして在庫を積み上げてもどうしようもないのと同じですよ。
> そもそも、あなた、以前、生産量とは消費された量のことである、と言い放っていましたよね。意味が変わったのですか?
> 仮に、生産能力を増やすために消費量を増やす必要がある、という主張であっても、生産性を向上できれば、消費量を増やさずとも生産能力を増やすことは可能である、という私の主張は変わりませんけどね。
> あなたの論理展開はめちゃくちゃなので、高校の数学から勉強し直した方がいいですよ。勤務先にも数学の先生いるでしょ。

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