質問をいただきました
<質問をいただきました>
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51482153.html
人口減少がデフレの最大の要因 というのは本当でしょうか?根拠的には合ってい
るんですか?
1 人口減少が、デフレの原因なら、人口減少国は、デフレになっているはずです。日本の人口減少は、2005年からで す。それ以前のデフレを説明できませんし、韓国、ドイツ、イタリアは、1990年代から人口減です。デフレではあり ません。
2 デフレの要因は、①需給ギャップと②日銀の金融政策です。需給ギャップとは、日本の生産能力>消費のことで
す。「日本は供給過剰=その生産量を国内で消化できない」ということです。また、日銀の金融政策とは、インフレ 目標政策を導入していないことです。インフレ目標政策とは、イギリスなど各国が導入している政策で、2%内外の インフレを容認するものです。インフレ目標政策を導入している国は、すべて日本よりも経済成長率が高いのです。 日本?日銀は、事実上0~1%未満のインフレに押さえています。日銀のDNAは、「0%こそ正しい」とするもので
す。
3 「中国からの低価格輸入品増による、デフレ論」というものがあります。100円ショップ台頭や「ユニクロ型デフ レ」などと言われるものです。
しかし、これは、「相対価格の下落」と「絶対価格の下落=デフレ」を混同した話で、経済学的には、間違いで
す。相対価格の下落とは、たとえば、アメリカとの「牛肉・オレンジ輸入自由化」交渉があります。牛肉も、オレン ジも、それ以前よりものすごく安くなりました。(牛丼店・牛肉食べ放題の店、くだものスーパー価格参照)それら は、消費者余剰を増加させましたが、日本全体の価格下落とはまったく関係ありません。
デフレは、「消費者物価(輸入品含む)指数」と「生産者物価指数」「GDPデフレーター(輸入品価格含まず)」etcの 示す、日本全体の価格下落のことです。
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51482153.html
人口減少がデフレの最大の要因 というのは本当でしょうか?根拠的には合ってい
るんですか?
1 人口減少が、デフレの原因なら、人口減少国は、デフレになっているはずです。日本の人口減少は、2005年からで す。それ以前のデフレを説明できませんし、韓国、ドイツ、イタリアは、1990年代から人口減です。デフレではあり ません。
2 デフレの要因は、①需給ギャップと②日銀の金融政策です。需給ギャップとは、日本の生産能力>消費のことで
す。「日本は供給過剰=その生産量を国内で消化できない」ということです。また、日銀の金融政策とは、インフレ 目標政策を導入していないことです。インフレ目標政策とは、イギリスなど各国が導入している政策で、2%内外の インフレを容認するものです。インフレ目標政策を導入している国は、すべて日本よりも経済成長率が高いのです。 日本?日銀は、事実上0~1%未満のインフレに押さえています。日銀のDNAは、「0%こそ正しい」とするもので
す。
3 「中国からの低価格輸入品増による、デフレ論」というものがあります。100円ショップ台頭や「ユニクロ型デフ レ」などと言われるものです。
しかし、これは、「相対価格の下落」と「絶対価格の下落=デフレ」を混同した話で、経済学的には、間違いで
す。相対価格の下落とは、たとえば、アメリカとの「牛肉・オレンジ輸入自由化」交渉があります。牛肉も、オレン ジも、それ以前よりものすごく安くなりました。(牛丼店・牛肉食べ放題の店、くだものスーパー価格参照)それら は、消費者余剰を増加させましたが、日本全体の価格下落とはまったく関係ありません。
デフレは、「消費者物価(輸入品含む)指数」と「生産者物価指数」「GDPデフレーター(輸入品価格含まず)」etcの 示す、日本全体の価格下落のことです。
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theme : マクロ経済学 ミクロ経済学
genre : 政治・経済