自給率UPは無理 その2

参考・引用資料:『週間ダイヤモンド 2008・07・26号』
 まず、下のグラフを見てみよう。左が1965年(昭和40年)、右が2006年(平成18年)の食糧自給率である。1965年当時は、自給率73%だったので、輸入部分は27%だった。今日、輸入部分は61%になっている。
 圧倒的にわかるのは、「日本人が米を食べなくなった」ことだ。逆に言えば、1965年当時は、米を一生懸命食べていたことがわかる。米を当時のように食べれば、それだけで15%、自給率はアップする。では、日本人は、米を食べるようになるのか?これが「ムリだ」という論点の根拠になっている
 「米を食べろ」というのは、朝パン、昼ラーメン・うどん・パン・パスタ・ピザ・カップ麺、夜鶏肉・豚肉・牛肉という生活を「変えろ」ということと同じである。小麦を止めれば、それだけで15%アップする。それができるか?答え「できない」
 国産牛・国産豚・国産鶏肉(鶏卵)にすれば、自給率アップするのか?実は、全くアップしない。これらを育てている飼料(トウモロコシ主体)は、ほぼ100%輸入だからだ。国産の肉を食べれば食べるほど、自給率は下がるのだ。
牛肉200キロを生産するために、トウモロコシ2.2㌧、水200㌧が必要だ。輸入すれば、これらを負担するのは、外国になる。貴重な水資源を費やして、国産牛を増やす必要があるのかどうか。

無題1
 じつは、自給率をUPするのは、ものすごく簡単なことだ。1965年当時のように、和食にすればよい。それだけで、自給率は倍増する。
 今すぐ、ラーメン・うどん・マクドナルド・ケンタッキー・びっくりドンキー・ロッテリア・ピザハット・テンフォー・焼き鳥・焼き肉屋・できたてパン・カップヌードル・赤いきつね・ビクトリア・ロイヤルホスト・ミスタードーナッツ・ポッキー・卵・不二家のケーキ・シャトレーゼのケーキ・チーズ・バターを止めよう。
自給率を上げるとは、そういうことだ。
無題2

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