新聞を解説(32)『読売新聞 社説 エコカー競争』21年7月17日

<次回の更新は、13日日曜日です>

『読売新聞 社説 エコカー競争』21年7月17日
…三菱自動車と富士重工業が、世界で初めて量産型の電気自動車を市販する。
…割安な深夜電力で充電すれば、必要な電気代は1キロ走行につき1円ですむ。東京―大阪間を1000円で往復できる計算だ。
 だが、車両価格は…300万円を超え…軽自動車の2倍以上もする。100ボルトの家庭用コンセントを使えば、フル充電に14時間もかかり、しかも一度の充電で160キロしか走れない。…大出力で安価な蓄電池の開発が、普及のカギを握ることになろう。…蓄電池開発で先を越されれば優位に立ったメーカーに世界市場を席巻される…。開発競争に勝ち抜くことが、日本企業の生き残りに不可欠といえる。


 さて、電気自動車の普及ですが、ネックは2つあるようです。1つは、何といっても、電池が高いこと。開発費も費用もです。
 2つ目は電池の性能が低く、走行距離が伸びない、充電時間がかかるということです。

 その、「蓄電池開発で先を越され」ることへの不安を社説は述べています。

 よく考えたら、2つの課題を一挙に解決できる方法があります。それは、「電池をガソリンのように入れ替える」という方法です。
 電気自動車は、モーターと電池さえあれば、自動車メーカーでなくても簡単に作れるそうです。自動車メーカーが電池を自動車に組み込み、「160キロしか距離が走れない、開発費が高い」といっているのは、自動車に「ガソリン」を積んで、その「ガソリン」を補充できないシステムをつくっているとしか思えません。ガソリンを「補充」すれば、永遠に走り続けることが出来ます。
 ガソリンを、「ガソリンスタンド」で入れ替えるように、電池を「電池スタンド」で入れ替えるのです。

 単三電池、単一電池のように、汎用品電池の大きさを、規格統一して作り、ボンネットを開けて、「電池」を入れ替えるのです。電池は「重たい」のですが、「ガソリンエンジン本体」に比較すると、「軽い」のです。「エンジンスペース」を「電池スペース」にすることで、車体性能は維持できます。
 ガソリンスタンドが、『電池スタンド』になり、24時間、電池入れ替えが出来れば、「走行距離」の問題も解決します。電気スタンドは、「いつでもフル充電の電池」をサービスし、運転者はそのサービス代を負担します。

 イメージは「おもちゃ自動車」の単三電池を入れ替える感じです。そうすれば、自動車メーカーは電池開発をしなくても良いし、電池メーカーが性能の良い電池を量産するようになります。いずれ、「300キロ」「500キロ」の走行が可能な電池が開発されるはずです。

・・・と、素人が考えていたら、メーカーではとっくにそのように考えていました。

『週刊新潮 あるぜくん』09,7,23号
…日産自動車は、来年から電気自動車の量産を国内で開始…と発表した。日産から販売されるのは、「バッテリー交換方式」の電気自動車である。…「充電に時間がかかるならば、フル充電してあるバッテリーと交換してしまえばいい」という発想の転換だ。…フル充電で10時間…急速充電でも数十分かかるところが、交換式では、わずか数分しかかからない。…バッテリー価格を除く車体価格のみでの販売を考えており、価格を2/3程度に抑え、バッテリーはレンタル料金で回収する。
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