再掲 マイバッグの死角

4月8日10時0分配信 河北新報

 環境に配慮し、買い物時のマイバッグ持参が広がる裏側で、スーパーや店内巡回を委託された保安員が万引対策に苦慮している。精算が済んだことを示す目印になっていたレジ袋が消え、判別が難しくなったからだ。仙台市では、カートごと店外に出る大胆な万引事件も発生。店側は精算済みかどうかを見分ける独自策を導入するなど、万引させない環境づくりに努めている
 「マイバッグに商品を入れるのが当たり前になり、万引との区別が付きにくくなった」
 東北6県の412店舗に保安員を派遣する警備会社「東洋セキュリティ」(仙台市)の担当者は打ち明ける。
 多額の万引は、レジを通らず、商品を袋詰めする「サッカー台」に直行してマイバッグに入れたり、商品が入ったかごごと店外に出る「かご抜け」をしたりするのが主な手口だ。レジ袋が消えたことで、一見して不自然とは映らなくなった。
・・ 店側はマイバッグ利用拡大の流れを止めずに、精算済みかどうかを判別する対策に懸命だ。
 「ヨークベニマル」(郡山市)はレジを通した商品を色の違うかごに移し替える方式を採用。「フレスコキクチ」(相馬市)は、レジからサッカー台まで運ぶかごの取っ手を外した

 日本経済新聞 21年4月8日

 スーパーでレジ袋の受け取りを辞退する人は18.2%。日本チェーンストア協会の2月時点の調査で、買い物する際に持ち帰り用の袋を持参する消費者が少数にとどまる事がわかった。

これらは、当たり前のことである。そもそもなぜレジ袋を導入したのか、思い出してほしい。それは、「万引き防止」が目的だったのだ。それを可能にしたのが、「ただみたいなレジ袋の登場だったのだ。


石油からできるもの

 原油精製からは、すべての製品が同時に生まれてしまい、ある特定の石油製品だけを生産することは不可能だ。ベンゼン・トルエン・キシレンは化学原料やプラスチックに使われるが、いつも不足気味だった。それに対し、レジ袋などにするエチレン、プロピレン、ブチレンなどはあまり気味で、「あまり役に立たない」これらの成分を高分子研究で実用化し、自動車のバンパーやレジ袋として実用化にこぎ着けた。みな、レジ袋を使い、レジ袋でゴミを捨てていた。ところが、ゴミ問題が起きて、それまで使用した黒のゴミ袋使用が禁止され、レジ袋もゴミ用では禁止になった。専用ゴミ袋が売られるようになったのだ。   (スーパーもゴミ袋業者ももうかる)ゴミを捨てるのに、最も資源を使わないのは、レジ袋を利用することである。レジ袋に使用されるプラスチックは最大でも30万㌧。現実に削減できるのは10万㌧。使用しているプラスチック1400万㌧の1/140
レジ袋を止めることによって節約できる資源は「レジ袋-(マイバッグ+専用指定ゴミ袋)」だが、そのデータは絶対に公表しない。「何十億枚」が削減されるというが、実態は、スーパーとゴミ袋業者が儲け、環境省の予算が増えただけだ。本当は環境に悪いのだ。
出典は、武田邦彦中部大学総合工学研究所教授 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』『同2』洋泉社 2007
追記 武田先生の本には、批判もたくさんある様です。指摘を受けました。4月9日
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