ぐちゃぐちゃ解説 塚崎公義(久留米大)の経常収支
塚崎公義トンデモ教授、相変わらずデタラメ国際収支解説で、デマゴーグぶりを発揮しています。
http://www.toushin-1.jp/articles/-/4816
国の借金は巨額なのに、本当に日本は世界一の金持ち国なのか
2017.12.27 06:00
塚崎 公義
日本は経常収支が黒字で、海外に巨額の「貯金」を持っている、と記しました。
日本は海外との取引もしています。
輸出企業が労働者を雇って製品を作って輸出します。海外から持ち帰ったドルを円に替えて労働者に給料を支払いますから、労働者は受け取った給料で生命保険の保険料を払います。生命保険会社は、保険料を受け取ってから保険金を支払うまでの間、米国債で運用します。そのために、輸出企業が売却したドルを購入します。この取引により、日本の民間部門が海外に対して貸しを作るというものです。
こうしてみると、民間部門は懸命に働いて大いに稼ぎ、大いに倹約しているため、国にも外国にも巨額の資金を貸し出している大金持ちだ、ということになります。
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輸出で外貨を儲けて、輸入で外貨を使う、その差額を生命保険会社が使う・・・ムチャクチャな話です。
この部分のまちがいは、
http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-1148.html
塚崎公義、相変わらず何を言っているのか、さっぱりわかりません
で解説しました。
ただし、輸出入差額=貿易黒字、海外資産からの収入を加えた経常収支黒字(金融収支黒字)→対外純資産になるのは、間違いありません。


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この金融資産黒字が対外純資産になります。
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http://www.toushin-1.jp/articles/-/4816
国の借金は巨額なのに、本当に日本は世界一の金持ち国なのか
2017.12.27 06:00
塚崎 公義
海外の投資家にとっては、日本国債はリスク資産です。彼らにとっては、円建ての日本国債を持っていると、円安になった時に損をする可能性があるのです。
海外投資家の、日本国債保有についてです。確かに為替リスクはあります。

一方で、日本人の投資家にとっては、日本国債はリスクの小さな資産です。したがって、民間の投資家は日本国債を喜んで買うのです。余った金を海外に貸すためには円を外貨に替えなければならないため、為替リスクを負うのです。「それなら、日本政府に貸そう」と国内投資家が考えるので、日本政府は資金繰りに困らないのです。
よくわかりませんが、そうなのですか(笑い)?
今ひとつ、日本国が赤字だと、日本政府は海外から外貨で借金をしなくてはなりません。そうなると、借金を返すのが大変です。
最初の返済は楽かも知れませんが、最初の返済のためにドルを買うと、ドルが値上がりします。すると、2度目の返済は最初の返済より辛くなります。返済が進むたびにドルが高くなり返済が厳しくなって行くのです。これは辛いです。国内の借金であれば、最後まで一定額の円を返済していけば良いのですから、苦労が全く違うのです。
日本が、経常赤字になると、政府(国債)は外貨で借金をする・・・ウソです。
アメリカやイギリスは、現在経常赤字です。


では、アメリカやイギリスは、自国債を売るために「外貨を調達」していますか?アメリカ国債を買ってもらうのに、アメリカ政府が「円」を調達して、買ってもらっていますか?イギリスが「ユーロ」を調達し、英国債を買ってもらっていますか?
逆に、日本は998兆円の対外資産を持っていますが、これ、「円資産」ですか?それとも「ドルその他海外通貨資産」ですか?


違いますね。日本が持っている(米も英も)対外資産(青グラフ)は、外国通貨資産です。逆に海外が日本に持つ資産(赤グラフ)は円資産(自国通貨資産)です。
日本は、自らの意志で、「対外資産(海外通貨資産)」を購入しています。
塚崎公義トンでも教授は、経常赤字でも問題ないと言っています。
http://www.toushin-1.jp/articles/-/4787
経常収支が黒字だから、日本株式会社は儲かっているのか
2017.12.24 06:05
塚崎 公義
経常収支は黒字が良いとは限らない
途上国の場合、設備機械を輸入したことで経常収支が赤字になることがありますが、それは問題ありません。
米国の経常収支は常に大幅な赤字ですが、通常は誰も問題にしません。しかし、米国の景気が悪化して失業が増えると、外国に対して「失業を輸出している」と文句を言い始めます。要するに、問題は失業であって、経常収支ではないのですね。
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言っていることがまったく違いますね
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今ひとつ、日本国が赤字だと、日本政府は海外から外貨で借金をしなくてはなりません。そうなると、借金を返すのが大変です。
最初の返済は楽かも知れませんが、最初の返済のためにドルを買うと、ドルが値上がりします。すると、2度目の返済は最初の返済より辛くなります。返済が進むたびにドルが高くなり返済が厳しくなって行くのです。これは辛いです。国内の借金であれば、最後まで一定額の円を返済していけば良いのですから、苦労が全く違うのです。
もう、自分が何を書いているかさえ、全く理解できていません。同じ人が書いたら、その人の経済学の原理原則は同じものですから、ぶれることなどありません。それがぶれるということは、この塚崎公義トンでも教授は、国際収支について、全く理解していないということなのです。
http://yasuyuki-iida.hatenablog.com/entry/20091027/p2
飯田泰之
僕としてはエコノミストの格付けはいくつかの段階に分けて行わなければならないと思っています.
経済学・経済統計に関する知識に関して,
第一関門:教科書の経済学を理解しているか否か
第二関門・・・・
・・・第一関門をクリアしていないエコノミストはかなり多い…….そういう人はホントいくら叩いてもいいと思う.ってか教科書の経済学分かってないのになんでエコノミストとか経済学者って言ってられるのか謎.教科書レベルの知識無しに経済学を批判する人までいて噴飯ものです.ちなみに第一関門を見分けるコツは,
比較優位説理解してる?
国際収支統計わかってる?
IS-LMとフィリップス曲線わかってる?
中立命題や恒常所得仮説に関する一連の議論わかってる?
あたりがよいリトマス試験紙かと.
グリーンスパンFRB議長 1987年8月
「常にインフレを抑え、株価を上げ、ドルの安定や低金利、雇用増を実現できる人がいればありがたい」