久留米大 塚崎公義、相変わらず何を言っているのか、さっぱりわかりません
https://ameblo.jp/kimiyoshi-tsukasaki/entry-12330772560.html
塚崎公義
日本が対外債権国なのは「対外投資が活発だから」に非ず
2017-11-23 19:24:34
「日本が対外債権国なのは、企業の対外投資が活発だからだ」という学生がいました。学生なりに良く考えた意見だとは思いますが、そうでは無いので、解説しておきました。内容をご紹介します。
■経常収支と対外純資産は日本国の家計簿
経常収支は、日本国の家計簿です。輸出は他人のために働いて金をもらうので給料と似ています。輸入は他人に働いてもらって対価を支払うので消費に似ています。経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった(外国の銀行に預金したり外国の株を持ったりする事が出来た)」という事なのです。毎年質素に暮らして使い残した分を外国の銀行に貯金したりしたため、残高が非常に大きくなっている、というのが巨額の対外純資産です。
つまり、日本の対外純資産が巨額なのは、毎年日本人が勤勉に働いて倹約に励んだ結果なのです。日本企業が海外に工場を建てたか否かに関係ないのです。
対外純資産の数字を過去と比べると、総額が増えていて、企業の対外直接投資(工場建設等)も増えています。しかし、だからと言って対外直接投資の増加が対外純資産を増加させたと考えてはいけません。

日本は、対外投資を増やしていますね。もちろん、円安になると、このグラフは右上がりになります。平成24年(2012年)→平成25年(2013年)は、アベノミクス金融緩和による円安で、見かけ上対外資産・負債は増えます。
しかし、それ以後も対外資産は増えています。日本が海外に投資していることが分かります。
経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった(外国の銀行に預金したり外国の株を持ったりする事が出来た)」という事なのです。毎年質素に暮らして使い残した分を外国の銀行に貯金したりしたため、残高が非常に大きくなっている、というのが巨額の対外純資産です。

経常収支の黒字(この場合GNIに近似)、まあ貿易黒字(GDP)でもいいのですが、これは、GDPの一部を、海外債権にした、つまり海外の株や債券、土地や建物・・・を購入したということです。
質素に暮らす????意味がさっぱり分かりません。GDPの一部をドル資産にすると、何で質素????

対外純資産の数字を過去と比べると、総額が増えていて、企業の対外直接投資(工場建設等)も増えています。しかし、だからと言って対外直接投資の増加が対外純資産を増加させたと考えてはいけません。
読売 H30.1.13
「日本企業 M&A過去最多 17年初の3000件超」
海外企業に対するM&Aも5.7%増の672件となり、4年連続で最多を更新した。…20年前と比べると3倍に増えている。
↑
このM&Aはすべて「直接投資」として記載される項目です。
では、何が対外純資産を増やしたのですか?????
「日本が対外債権国なのは、企業の対外投資が活発だからだ」という学生がいました。学生なりに良く考えた意見だとは思いますが、そうでは無いので、解説しておきました。
こんな解説される、学生が不幸です。
<わかった>
ここまで、書いて、塚崎公義の言う意味がやっとわかりました!!!!
↓
輸出は他人のために働いて金をもらうので給料と似ています。輸入は他人に働いてもらって対価を支払うので消費に似ています。経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった。
↑
分かりました。
・輸出は働いて外貨をもらう(給料)
・輸入はその外貨を使って購入する(消費)
だから、輸出で稼いだ金(給与)を、輸入(消費)で使わないから、「質素に暮らした」と表現しているのでしょう。つじつまが合いました。
最低です。塚崎公義は、ISバランス=貯蓄投資差額を全く理解していないことが分かります。

この図を見てもわかるように、
貯蓄S=I(企業の投資)+(G-T財政赤字)+(X-M貿易黒字)です。
これは貯蓄した側からすると、企業に投資+政府に投資+海外に投資
を意味します。
借りた方からすると、
貯蓄から、企業が借金した、政府が借金した、外国が日本から借金したことです。
つまりISバランスは、
カネの貸し借り→貿易黒字
になることを示します。
日本の海外投資額>海外の日本投資額
であれば「貿易黒字」になりますし、
日本の海外投資額<海外の日本投資額
であれば「貿易赤字」になります。
車や、住宅や、進学のためには、先にローンを組みます。ローンの審査が通ってから、モノ・サービスを購入します。
つまり、カネが先、モノ・サービス購入はあとなのです。
カネを貸す側→投資=借金←カネを借りる側
これは、絶対に同額になります。

東学 資料政・経 p371
貿易黒字と貿易赤字
国際収支の計算…実際は見た目ほど難解なものではない。もしあなたが自分の産出高より多くのお金を使いたい(つまり所得総額と言われる限度を超えて購入したい)と思うならば、その差額をまかなうためにお金を借りる…ことが必要になる。…あなたがお金を借りるためには、他の誰かがそれを貸す必要がある。…このことは国の場合でも基本的に同じである。…ある国の経常収支が赤字であれば…自国の産出高を上回っており、同国はその差額を外国から借りている。このことは国際収支表上の金融収支の赤字(資本流入)として記録される。『デヴィッド・モス 世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 日本経済出版社 』
スティグリッツほか「マクロ経済学第3版」東洋経済新報社 2007 p267
…輸出と輸入の全体の収支は、その国の貯蓄と投資のバランスに依存していることを学んだ。国民総貯蓄が投資を下回れば、海外からの借り入れによってその差は賄われなければならない。基本的な貿易の恒等式は、アメリカが海外からの純借り入れ国であるときには、貿易収支は赤字でなければならないことを教えてくれる。
とうほう 政治・経済資料2015 p337
経常収支赤字は国内の資金不足を海外(資金余剰の国)からの資金調達で補った結果であり、貿易取引や国際金融では当たり前に起こることで、「経常収支赤字=悪」「経常収支黒字=善」という発想を取らない。

2016年の場合、「日本の海外投資(借りる方からすると借金)額>海外の日本投資額」なので、貿易黒字(経常黒字)になります。

2015年の場合、「日本の海外投資額<海外の日本投資額」なので、貿易赤字になります。

ようやく理解できました。
塚崎公義は、ISバランスを全く知らないのです。
だから、
輸出で外貨を稼ぎ、輸入はその外貨を使う、倹約するので、外貨がたまる→対外純資産になると、アホ論を述べるのです。
↓
経常収支は、日本国の家計簿です。輸出は他人のために働いて金をもらうので給料と似ています。輸入は他人に働いてもらって対価を支払うので消費に似ています。経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった」という事なのです。毎年質素に暮らして使い残した分、残高が非常に大きくなっている、というのが巨額の対外純資産です。
つまり、日本の対外純資産が巨額なのは、毎年日本人が勤勉に働いて倹約に励んだ結果なのです。日本企業が海外に工場を建てたか否かに関係ないのです。
↑
ISバランスを知らないで、経済を語るのは、連立二次方程式が解けずに数学教師をやっているようなものです。最低などと評価する言葉を用いる以前の「常識はずれ」です。
ローマは1日してならず、経済学を1度も学んだことがないのに、ローマの経済を語る・・・信じられません。自分がはだかだということを知らない王様は、みじめです。
https://www.asahi.com/articles/ASKDP3T3DKDPUHBI00W.html?ref=yahoo
デンマークは国連の幸福度調査で、常に上位だ。
税金は高い。給与の約半分は所得税で取られ、消費税率は25%。商品の店頭価格も高い。首都コペンハーゲンのコンビニでペットボトルの水を買うと500円近い。これでも幸せ?
街で聞くと「幸せ。社会が守ってくれるから、寝る場所や食べ物に困らず、心配事が少ない」と元外交官ガーティ・スタインケさん(71)は誇らしげだ。
グリーンスパンFRB議長 1987年8月
「常にインフレを抑え、株価を上げ、ドルの安定や低金利、雇用増を実現できる人がいればありがたい」