アサヒが値上げをすると、キリンも必ず値上げする! 寡占市場の法則
アサヒ、ビール類値上げ発表
産経10/5(木) 7:55配信
アサヒビールは4日、ビール類(発泡酒含まず)の一部について、業務用を中心に来年3月1日出荷分から値上げすると発表した。対象商品は、たる詰めや瓶など容器を回収するタイプの商品。居酒屋などで提供される酎ハイ向け焼酎なども値上げする。値上げ幅は明らかにしていないが、10%前後とみられる。値上げは平成20年3月以来、10年ぶり。
アサヒビールが、ビールを値上げするそうです。
さて、これは、キリン、サントリー、サッポロビールにとって、千載一遇のチャンスです!何しろ、アサヒが「勝手に値上げ」してくれるからです!
キリン、サントリー、サッポロビールは、「値上げ」せずに、現状の価格を維持すれば、「売り上げ増!!!!!」になります。
万歳!!
もう皆さんお分かりですが、このようなことには「絶対に」なりません(笑)。キリン、サントリー、サッポロビールも、「絶対」に、値上げします。
http://college.nikkei.co.jp/article/49065010.html

答は、
1)不完全市場のうち寡占市場
2)プライス・メイカー
3)ゲーム理論
4)ベルトラン均衡
にあります。
説明は面倒くさいので、拙著「ミクロ経済学」をご覧ください(笑)。
誰ですか?寡占企業は「価格競争をする」と言っている人は!(笑)
日経新聞、紙の購読料を値上げ 「配達費上昇」で
10/6(金) 11:57配信 メディア・ニュース
日本経済新聞社は10月6日、紙の新聞の購読料を11月から値上げすると発表した。朝刊・夕刊を届ける「セット版」は4509円(税込、以下同)から4900円と、約400円値上げする。「物流関係を中心にした人手不足が深刻化するに伴い、配達費が上昇し、販売網の維持が厳しさを増している」ことなどを理由に挙げている。価格改定は1994年2月以来23年ぶり。
さあ、読売、朝日、毎日、そしてわれらが北海道新聞!はどうするでしょうか?(笑)
人手不足、外食産業の時給高騰 募集難しく「賃金相場を下回ると途端に反応ない」
10/6(金) 9:08配信 産経新聞
外食産業のパート・アルバイト従業員の平均時給が高騰している。…賃金を引き上げて人手不足を解消したい企業が増えているためだ。関西(大阪府、京都府、兵庫県)では平均時給が900円を超え、今年6月には過去最高を記録。平均賃金の上昇もあり、人件費増で経営に影響を受ける企業も出てきそうだ。
人材情報会社のアイデム(東京都新宿区)によると、外食産業を含めた「フード・サービス職」に従事するパート・アルバイトの募集時給(7月時点)は大阪、京都、兵庫の3府県平均で前年同月比で25円アップして908円となり、過去最高となった6月の913円を次ぐ水準となった。前年同月比としては48カ月連続で増加している。
お好み焼きチェーンを展開する千房(大阪市浪速区)では、昨年から大阪や東京の都市部で千円前後の時給をさらに300円ほど引き上げた店舗もあるという。森口産業(大阪市天王寺区)が9月15日にオープンした「酒房“ワビスケ”」(同市阿倍野区)は周辺相場より50円高い千円で募集をかけたところ、採用予定の15人に対して約200人の応募があったという。森口社長は「賃金が相場を下回ると途端に反応がない。これからは人材を確保できるかどうかが会社の存続に関わる」と話す。
賃上げは、「労働需給市場」の最前線から波及します。

官製による「賃金増」ではなく、「市場メカニズム」による賃金増です。