年金制度の破綻とは?

<年金制度の破綻とは?>

社顔保障 間違い

年金制度は、どのようになっているか?

この新聞記事は、全く理解していません。

年金は、『積立金の運用』ではなく、

その年の、現役世代の払った保険料+税金(年金の1/2は税金で負担)で、その年の年金がまかなわれています。しかも税金と言ってもその40%は、国債=借金です。

まず、新聞記事の、厚生年金の積み立てを見てみましょう。

以下、資料 「厚生労働省年金局 厚生年金保険・国民年金事業の概況 H27.12」

これは、株高、国債収入、金利で、増えています。

厚生年金 原資


ちなみに、国民年金(基礎年金)の積み立ては4兆円程度、話にならない額です。

次に、毎年払われている、年金額です。

年金 額 推移

 53兆円ですから、厚生年金の積み立て135兆円など、2年ちょっとでなくなってしまう計算です。こんなものを原資にはしていません。新聞記事は大間違いです。

 よく、国会で、GPIFの積み立てを使った資産運用で、「海外の債券・株、国内の株」の割合いを増やした、株が下がっているから怪しからん、と言われますが、そんな数値は、ごみみたいな話です。

 で、このままいったら、年金制度は持つのか持たない(破綻)のか? 答えは「破綻する」です。
 
年金を受け取る人たちは、ますます増えます。

社会保障 受け取り

 年金を「保険+税金」で支えている現役世代は減少しています。

社会保障 支払

 今の制度「65歳以上に年金支払い」は、現役世代が「負担」しています。これが減っているのですから、今の制度は「破綻=持たない」ということです。

 2013年は、現役世代2.3:1高齢者ですが、2035年には、1.6:1になります。

読売H28.6.18
社会保障今後

今の制度を維持するのは無理です。

<シルバー民主主義>

 で、社会保証制度は、改革できるか?

できません。

 選挙で、高齢者の票数の割合は、「ますます増えて」います。この世代を相手に、「選挙」で当選をねらおうとしますから、与党も野党も「社会保障」を見直すことができません。
18歳選挙権が導入されても同様です。焼け石に水です。

読売H28.6.18
選挙 年齢

 投票で重視される項目には、いつも「社会保障」が入っています。

 しかし、将来不安は「社会保障」ですから、皆「預貯金」を増やし続けます。

クリック

「90歳、いつまで生きているつもりか」 麻生氏、小樽の自民・総決起大会で

<解決策>

 解決策は、「消費増税」しかありません。さらに、後期高齢者の、医療費負担を、「3割」にする、湿布などの市販薬は、病院でもらうと1割負担だが、それをやめる・・・

しかし、こんな微々たる額で解決などしません。

解決策は1つです。

将来不安で「預貯金」を増やすのですから、死後は、その「預貯金・資産」を国庫に返納すればいいのです。

つまり、65歳以降にもらった「年金・介護・医療」代を、夫婦(同世代)死後に「返納」すればよいのです。

ほとんど全員が、「もらった額>預貯金・資産額」です。でもかまいません。

「将来不安」で預貯金ですから、天国にカネは持っていけないのですから、返納でいいのです。

大金持ちは、「もらった額<預貯金・資産額」ですから、相続してかまいません。

これしか、方法はありません。


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