高橋洋一という、詐欺師3
この、高橋洋一というデマゴーグは、北海道民を馬鹿にしています。「財界さっぽろ」という月刊誌に、「官僚にだまされるな」という連載をし、ウソ・デタラメ・デマばかり書き、北海道民を愚弄しています。
北海道民は「北海道新聞」というクオリティーペーパーを愛読する、大変知性の高い人々です。それを愚弄するなど、許せません(笑い)。
まあ、これは冗談ですが、まあまあ、彼のやっていることのレベルの低さ・・・。本人、自分自身で何をやっているんだか、さっぱりわからないのでしょうねえ。
これを「経済学者」とあがめる人たちも終わっています(その人たちも高橋がトンでも論者だということに気づいていないということです)。
貿易に関する記事です。
財界さっぽろ 2015.7月号「高橋洋一の官僚にだまされるな」第39回
日本の対外純資産が大きいのは、日本の発展段階がそのような段階にいるだけだ。経常収支は、国の発展段階で異なるという「国際収支の発展段階説」がある。同説によれば、国の発展の初期段階では輸出するものがなく、資本も海外に頼るので経常収支は赤字となる。この段階では対外純資産はマイナスである(未成熟・成熟債務国段階)。
そのうち貿易収支が黒字化し、所得収支は赤字になり、経常収支が徐々に黒字になる。そうなると対外純資産はゼロからプラスになる(債務返済国)。
その次には所得収支も黒字になる。このときになると巨額の経常収支になる。対外純資産は大きなプラスである(未成熟債権国)。
その次の段階では、貿易収支が赤字になり、所得収支が黒字になり、経常収支の黒字は縮小する。対外純資産はプラスだが増加が鈍化する(成熟債権国)。
そのうち、貿易収支の赤字が多くなり、経常収支も赤字に転ずる。こうなると、対外純資産は縮小に転じる(債権取崩国)。
今の日本は成熟債権国の段階である。もうしばらくすると債権取崩国になるだろう。
国際収支の発展段階説・・・これ、高橋のようなバカが使う、典型的なアホ論です。
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SYNODOS 経常収支黒字減少のなにが問題なのか? - 安達誠司
本当に、高橋は、「ウソつき、でたらめ、デマゴーグのオンパレード」です。「害」です。


この、「国際収支発展段階説?」なるものが、いかにアホか、すでに、結果は出ています。
尾 田 温 俊
クローザ国際収支発展段階説の検証
最近の25年間の先進国国際収支パターンを調査した結果、クローザが提唱するような国際収支発展段階説は、日米英を除く先進国では成立していなかった。その理由として考えられるのは、国際収支発展段階説が工業輸出立国として大成した同のみでしか成立しない論理構成ゆえである。
したがって、日米英の国際収支発展段階の説明が可能であるという限りでしかこの仮説の有用性はないことになる。
「国際経済学」のプロである大学教授は、こんなアホ論、切って捨てています。
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熊倉 駒大
1.簡単に言うと、「国際収支発展段階説」など、200か国もある国のなかで、英米にしか当てはまらない「説」とうことです。
この「説」に、日本だの、中国だの、無理やりあてはめて、「今の日本は○○の段階にあると考えられる」とか、「中国は○○の段階だ」とか、本当にアホ論です。
もしも「当てはまる」というなら、少なくとも先進国(OECD)30カ国程度は、きれいにこの「説」で説明できなければなりません。でも現実には、「英米」だけです。あほらしくて話になりません。
2.経常収支「外需」など、日本ではGNPの1%内外です。世界の国でも、多くて2%~3%内外です。このような数値は、翌年に1%成長、2%成長すれば、「内需」になってしまう、ごみのような数値です。その国の経済発展が、このような「ゴミ数値」に「あらわれてくる」というのが、「異常」です。
3.対外資産とは、日本が海外に持つ「株や債券」、具体的には「店舗・工場・土地・機械設備・・・」といった実物資産になります。M&Aで、買収したら、その会社ごと、従業員ごとすべて「対外資産」になります。
逆に対外負債とは、外国が持つ、日本国内の「株や債券」、具体的には「店舗・工場・土地・機械設備・・・」といった実物資産です。
マクドナルド、日産自動車、スズキ自動車、東洋水産・・・これらの企業は、すでに「外資系企業」です。
この「対外資産」-「対外負債」=日本の持つ「対外純資産」です。
発展段階説によると、発展段階の一番最後=経済発展を成し遂げた国は、「資産取り崩し国」になります。「英米」だというものです。
あの・・・英米は、いつ「対外資産」を取り崩したのですか?????
彼の国が、「海外債権」を取り崩して、「海外負債」という借金を返済した????とでもいうのですか????????
英米が「対外純資産マイナス=対外純負債国」になっているのは、英米が持つ
「対外資産」-「対外負債」=「対外純資産がマイナス」
になっているにすぎません。両国の資産も負債も増え続けています。
図解使えるマクロ経済学 p53 参照
つまり、「英米の海外投資額<英米の対内投資受入れ額」だから、「対外純資産がマイナス」なのです。
世界中が、イギリスに投資(金融資産を英金融機関に預ける)し、世界中がアメリカに投資(同)です。これが両国が「対外純資産がマイナス」になっている理由です。
こんな基礎中の基礎すらわかっていないのだから、いかに高橋が「ウソつき、でたらめ、デマゴーグのオンパレード」「害」か、わかろうというものです。
この「発展段階説」を使う人がいれば、「国際経済」を何も理解していない人だと理解してください。「貿易黒字で外貨を稼ぎ・・・」並みのアホです。