イタリア、韓国・・・要するに経済不満
http://blogos.com/outline/200790/
失業率でいえば、イタリアの現状はオーストリアやドイツの比ではない。今年8月の失業率が11.4パーセントで、同月のオーストリアの失業率が6.2パーセント、ドイツの失業率にいたっては4.2パーセント。その差は歴然だ。汚職の蔓延や若者がまともに働けない社会など、長年にわたって放置されてきた問題は多く、野放しの責任が中央政府に存在すると考える市民は少なくない。
イタリアでは若者の就職難が長年にわたって大きな社会問題となっている。欧州委員会内で様々な統計を担当する部局「ユーロスタット」が2012年秋に発表したデータでは、若年層(15歳から24歳まで)の失業率でイタリアが約35パーセントに達していたことが判明した。EU加盟国の中で、若年層の失業率が高かったのはギリシャとスペインのみで、ドイツにいたっては10パーセントを下回る結果となった。若者が仕事を見つけられない理由は各国によって異なるが、イタリアの場合は景気後退に加えて、ネポティズモ(縁故主義)が壁となって、高等教育を受けた若者でもコネなしでは希望する仕事に就くことが非常に困難な社会事情がある。英ガーディアン紙は2011年7月、母国に見切りをつけて、職を求めて国外に出たイタリアの若年成人が30万人程度と推定されると報じている。
「数年の政治経験しかない人物が、ローマという町をうまくコントロールできるかは分かりません。ただ、汚職や縁故主義に対してはっきりと戦う姿勢を見せてくれたことに、有権者はわずかな希望を抱いたのだと思います。汚職や縁故主義はイタリア社会の隅々にまで蔓延しているので」
経済に対する不満が、首相に「NO!」
経済指標を見たら、イタリア、ボロボロです。
世界経済のネタ帳


これで、不満が出ないわけがない。
ドイツは、「財政赤字、絶対反対」、イタリアは、「財政出動封印」・・・・・。
ドイツ、原理原則にこだわり過ぎでは?
↓
http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-1017.html
原理原則にこだわって、反EU者を増やして・・・。目的に対し、手段が・・・・。
<韓国>
http://www.news-postseven.com/archives/20161116_465886.html
韓国社会では、実力よりも権力者との距離や縁故が優先される現実がある。それは社会の至るところにみられる。この体質は官民を問わず社会に浸透している。
■LG、現代など大企業の3分の1に「世襲採用」協約がある
韓国の雇用労働部が労働組合のある企業のなかで売上高トップ30社を調べたところ、2016年4月現在で11社が組合員の子女らを優先的に雇用する「世襲採用」条項を労働協約のなかに設けていた。該当する企業には現代重工業、LG化学、GSカルテックスなど財閥系が目立った。韓国問題に詳しいジャーナリストの前川惠司氏はこう解説する。
「韓国では労組が強い企業ほど、世襲採用条項を設けています。組合員の縁故採用を続けていれば、管理職の子供をコネで入社させても文句が出にくいという理屈からです」
■「求職者の6割は縁故採用される」という衝撃調査結果
韓国のシンクタンクが2011年に発表したレポートでは、求職者6165人のうち56.4%が友人や親戚、家族の紹介を通じて就職していた。従業員1000人以上の大企業に限っても、縁故採用(47.3%)が公募採用(32.9%)を上回った。
既得権益を守り続ける、「勝ち組」。親がその企業に勤めているだけで、採用試験で、点数に下駄をはかせる・・・。これで、まともな「労働市場」になるわけがありません。
学歴社会とは言いつつ、強烈な「コネ社会」。学歴をつけても、さらに「コネ」という障壁が立ちはだかる・・・・。
韓国、若者の失業率は・・・
http://www.huffingtonpost.jp/touko-shirakawa/korea-disemployment-young_b_12595728.html
「若者層の失業率は2カ月ぶりに2桁台になり10.3%、6月基準では、アジア通貨危機の影響が色濃かった99年6月の11.3%に次ぐ高さとなった。若者の失業者数は前年同月から1万8000人増加、失業率は0.1ポイント上昇した。
日本は、「学歴・学校歴重視」といっても、はるかにましな社会です。