<経済学を知らないと、中銀総裁、彼らの論理が分からない>

<経済学を知らないと、中銀総裁、彼らの論理が分からない>

 世の中には、経済学を否定したり、経済学を学ばずに経済学?を批判するひとがたくさんいます。

 でも、世界の中銀総裁は、バリバリの「経済学者」です。彼らの論理は、経済学から出てきます。彼らの論理=なぜそう考えるのか?は、経済学を知らなければ、やはりでてきません。

 経済学を否定するのは構いませんが、それは「経済学のロジック=論理」を学んだ上で、否定しないと、説得力がありません。

イエレン アメリカ中銀 FRB 議長
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%B3

ドラギ 欧州中央銀行  ECB 総裁
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%AE

カーニー 英中銀 BOE 総裁
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC

黒田 日銀 総裁
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%94%B0%E6%9D%B1%E5%BD%A6

スティーブン・ポロズ カナダ 中銀 総裁
http://55v.info/person/stephen-poloz/

スティーブンス 豪中銀 総裁
http://55v.info/person/glenn-stevens/

ラジャン インド中銀総裁
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3

ブランシャール(ブランチャード) IMFチーフエコノミスト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89


 例えば、フリードマンの論理=マネタリズムは、もう、経済学のなかでは化石のような話になっていますが、しかし、彼のロジックは、あまりにも当たり前すぎて、今の金融緩和の論理=ロジックそのものとも言えます。つまり、ありふれてしまって、「あたりまえ」になりすぎて、それを論じるまでもないから、化石のように見えるのです。

フリードマン

 例えるなら、戦後に化学繊維の「ストッキング」が登場し、絹のストッキングを駆逐し、ストッキングといえば、化学繊維ストッキングを指すのが当たり前になったように・・
ストッキングと聞いて、「絹」を想像する人いませんよね。

平山健二郎『貨幣と金融政策』東洋経済新報社

1)価格の調整を妨げる摩擦が存在するため、名目ショックが労働市場・GDPの循環運動を引き起こす
2)通常、マクロ安定化効果が大きいのは財政ではなく金融政策である。
3)GDPの循環は、完全雇用水準を下回るのではなく、長期トレンドの周りで循環している。
4)マクロ政策の分析は、過去の個別エピソードではなく、政策ルールとして分析すべき
5)マクロ安定化政策には、長いタイムラグと不確実性が伴う


これら5つの命題は、すべてフリードマンが述べたこと



 今の、インフレターゲット政策、財政より金融、実質GDPの長期トレンド(潜在成長率)を支出GDEが上回ったり下回ったりしながら成長していく動学、価格の粘着性、マクロ政策は不完全・・・←これ、フリードマンの述べたことそのものです。

(もちろん、フリードマンの「マネーサプライを一定にすればGDP成長」という実証研究などは、理論的にも実証的にも完全に間違っていましたが)

フリードマンを批判したいのであれば、フリードマンのロジック=論理を学ばないと、批判できません。

 経済学を学ばないと、中銀総裁の論理=ロジックは、理解できません。だから、経済学を知らないと、経済は語れないのです。否定するのは、同じ土俵、ふんどしを身に着けてからですよ。そうしないと、そもそも「言葉=相撲の技」が通じません。

マーシャル 部分均衡 需要曲線

ワルラス 一般均衡 2主体2財~

一般均衡 財市場 労働市場 貨幣/債券市場→ケインズ理論

マクロの誕生

ということで、まずは、拙著「図解 使えるミクロ経済学」

http://www.amazon.co.jp/dp/4046005939/sr=1-1/qid=1444827318/ref=olp_product_details?_encoding=UTF8&me=&qid=1444827318&sr=1-1

をどうぞ(笑い)。

中学・高校教科書に登場するレベルのミクロでも、世の中を見るのには、十分なのです。ただし、その裏の理論を知らないと、中学校教科書は理解できません。

<追記 こんなのばっかり(苦笑)>

コメントです。

>自称学者は沢山居ますが、日本の多くはアルファベットを翻訳して「サルにも分かる云々」的なパクリ学者ですよね。翻訳家ともいいますかね。
>世界中の自然科学系学者では、経済学に代表される社会学は嘲笑の対象でしかないのですけどね。

ええと、①自然科学は「純粋理論」、②経済学は「数理科学」という、決定的な違いがあります。前者は①「理論のための理論」ですが、後者は②「現実を理解する理論」です。

ですから、②は時と場合によって多数存在します。経済学者は②を発見し、すごくうれしくなって同じ数学を使う①数学者に、「面白いでしょう!」と伝えますが、①数学者からは「どこが面白いの?」という反応しかありません。

①②の両方で抜群の才能を示したのがナッシュです。両方の世界で両方から認められる大天才だと言われています。

①②が共存し、別にどちらも否定するものではなく、どちらもあるよねというのが現実の世界ですから、「嘲笑の対象でしかない」は、的を得ていない批判にしかすぎません。ネット情報をかじった、孫請けでしょう。

大体、あなたが自分の給料を、どう使うかは、希少性・選択トレードオフ・限界原理・比較優位→全部経済理論で説明できますが、それを理解しない=勉強しようとしない=経済学の本を手に取らない・・だけで、話にならないのです。

また、経済学は「英語論文」で、「英語」で話しますから、「英語」を使わないと話になりません。いわゆる「土俵」は、「英語」です。

マルクス経済学に引導を渡したのは日本人の学者ですし、比較制度論は青木先生のオリジナルです。先駆者もたくさんいますよ。

事実としては、あなたがどんなに経済学をバカにしようと、その経済学で「円」だの「ドル」だの、あなたの生活レベルそのものが左右されているのです。文句を言いたければ、相手の武器を使用しないと、戦えません。

武器を使用すると、小銭儲けや、ソロスのように大儲けもできます。まあ、「カネの問題ではない!」というのはありますが《苦笑)。

「カネ」があっても「幸せ」にはなりませんが、「カネ」がない=不幸は連動しています。まあ、全体ではという話で、あなた個人がどう考えるかは別ですけど。

負け犬の遠吠えは、現実に対して影響を、何も及ぼせません。
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