小さな政府なんて、永遠に無理・・・という話
(1)予算を減らしたら、その分を他に回す
朝日新聞H25.11.26



減反やめます!補助金廃止します!浮いた800億円は、別な農業に使います!コメを人が食べないので、補助金つけて、牛や豚や鳥に食べさせます!
という、件です。
農水省、絶対に予算(自分たちの権益)を離しません。
まあ、からくりがあって、農家の所得が増えるのではなく、農村地帯の所得が増えるという試算なのですが・・
(2)減税しても、その分他で増税します
朝日新聞H25.11.26


軽自動車増税、新車に限定…15年4月以降
読売新聞 12月11日(水)3時16分配信
軽自動車やバイクを持っている人に毎年かかる軽自動車税(地方税)は、新車を購入した人に限って増税する。
2015年4月以降の購入分を対象とする方向で、小型二輪や原付きバイクも同様の扱いとなる。増税幅は、原則として現在の1・5倍とする案が有力だ。その場合、自家用乗用車は年7200円から1万800円へ、50cc以下の原付きバイクは1000円から3000円へ、それぞれ上がる。
軽自動車税を増税するのは、軽自動車の性能が向上していることを考慮し、普通車を持つ人に毎年かかる自動車税(地方税、年2万9500円以上)との差を小さくする狙いがある。
車を買った時にかかる自動車取得税(地方税)は、消費税率が8%に上がるのに合わせて14年4月から、現在5%の税率を2%引き下げて3%とする方向だ。消費税率が10%に上がる時には、廃止することが決まっている。取得税は、車体価格の約9割(課税対象額)に税率を掛けて計算する。自動車業界などは、税率を2%に下げることを求めていたが、与党は、自治体の減収を最小限に抑える必要があると判断した。
自動車取得税は廃止します!でもその分のカネが無ければ、地方自治体が困ります!だったら、他で財源確保します!
という話です。
このように、「予算」は一度付いたら最後、限りなく膨張し続けます。
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_yosanzaisei20130129j-04-w300

日経H25.12.14

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131224-00000038-reut-bus_all
一般会計総額95兆8823億円と過去最大=14年度予算案 - 総額が過去最大に膨らんだ背景には、高齢化や消費増税に伴う社会保障の拡充で社会保障費が30兆5175億円と、初めて30兆円台を突破したことがある。ロイター(12月24日)
小さな政府?そんなもの、この世のどこにもありません。
http://www.newsp.biz/Amazon/_27351.html
これすごくよく出来てる。>菅原晃『高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学』 http://t.co/jcuoQWFFsn
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