fc2ブログ

ソニーは、家電ではなく、金融会社

ソニー、5年ぶり黒字転換 円安・株高を背景に金融事業が貢献

産経新聞 5月9日(木)15時49分配信

 ソニーは9日発表した平成25年3月期連結決算は、最終損益が430億円の黒字(前期は4566億円の赤字)となり、5年ぶりに黒字転換した。これを受けて、今期(26年3月期)は500億円の最終利益を目指す。

 24年度は売上高が4.7%増の6兆8008億円だった。営業損益は23年度の赤字から2301億円の黒字に転換した。

 円安・株高を背景に好調だった金融事業が黒字化に貢献した。また、医療情報サービス会社エムスリーの株式や米国本社ビルなど、資産売却に伴う利益の押し上げ効果の助けも借りた。

 しかし稼ぎ頭だったテレビ事業は、24年度も696億円の赤字だった。今期は高付加価値テレビの普及を図り、10期ぶりの黒字を実現する。液晶テレビの販売台数は1350万台から、今期は1600万台を計画している。

 同社は6月の株主総会で、取締役会のメンバーを刷新する。昨年4月に就任した平井一夫社長に権限を集中させ、収益を改善し、本格的な復活を目指す。

 


http://news.livedoor.com/topics/detail/7641040/
ライブドア ニュース

ソニー、全役員の賞与返上を決定
2013年05月01日22時07分

ソニーは1日、全役員の賞与の返上を決めたことを明らかにした
平井社長は、2013年3月期にエレクトロニクス事業の黒字化を目指すと明言していた
先週、黒字化が実現できなかったことで賞与返上を提案した



読売新聞 H25.5.10
ソニー1

 みなさん、誤解しているかもしれませんが、ソニーはすでに、金融業の会社です。TVでさかんに宣伝している、ソニー損保、ソニー生保が、稼ぎ頭の会社です。

ソニー2


 さらに、映像、エンターテイメント、音楽etc、「ソフト」がメインの会社です。

日経H25.4.3
ソニー3

日経H25.5.10
ソニー4



 ソニーを「家電」会社の範疇でくくるのは、富士フィルムをフィルム会社、オリンパスをカメラ会社というのと同じような間違いです。

 ちなみに、自動車会社の収益も、「自動車」ではなく、付属の「金融・サービス事業」が、重要な柱となっています。
 ホンダの場合、12年4~12月期の営業利益の3割弱、1172億円が、ディーラーへの卸売り金融・リース業・小売り金融業です。

 大阪の中小企業のように、会社の「名前」と、事業の「内容」が違ってきている・・・これが現在の「企業」です。

ソニー、新たな柱・医療事業会社設立にくすぶる懸念 独自の商慣習、法規制、天下り…

Business Journal 4月27日(土)8時6分配信

 ソニーはオリンパスと医療事業の合弁会社、ソニー・オリンパスメディカルソリューションズを設立した。…新事業の柱に掲げる医療事業だが、業界内部からは船出を危惧する声も少なくない。

 2012年10月、オリンパスとの共同会見で、ソニーの社長兼最高経営責任者の平井一夫は力強く語った。「医療事業を柱にする」--医療を柱にするために、ソニーは粉飾決算の露呈で死に体のオリンパスに500億円を出資。合弁会社は20年に売上高700億円を目指し、ソニーグループ全体の医療事業の売上高は現在の数百億円から同時期に2000億円以上に引き上げる計画を打ち出した。 



スポンサーサイト



theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

05月 | 2013年06月 | 07月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -


FC2カウンター
カテゴリ
記事を検索する
「国債」 「公債」 「食糧」 「貿易黒字」などで検索して下さい
プロフィール

菅原晃

Author:菅原晃
中高の教科書でわかる経済学 マクロ篇 発売です!

中高の教科書でわかる経済学 マクロ篇

中高の教科書でわかる経済学 ミクロ篇 発売です!

中高の教科書でわかる経済学 ミクロ篇


図解 使えるミクロ経済学 発売です!

図解 使えるミクロ経済学

図解 使えるマクロ経済学 発売です!

図解 使えるマクロ経済学


高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学発売です!

高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学


経済教育学会 
経済ネットワーク 会員
行政書士資格


注 コメントする方へ

このブログでは、個人的なご意見・ご感想(価値観 正しい・間違い、好き嫌い、善悪)は、千差万別で正誤判定できないことから、基本的に扱っておりません。
意見は書き込まないで下さい。こちらの見解(意見)を尋ねる質問も、ご遠慮願います。
経済学は学問ですので、事実を扱い、規範(価値観)は扱っていません。事実に基づく見解をお願いいたします。
カテゴリ『コメントに、意見は書かないで下さい』を参照願います。
なお、はじめてコメントする方はコメント欄ではなく「質問欄」からお願いいたします。

ご質問・ご意見(非公開でやりとりできます)
内容・アドレス表示されず、直接やりとりできます。

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
最新記事
最新コメント
検索フォーム
月別アーカイブ