ぐちゃぐちゃ解説 塚崎公義(久留米大)の経常収支

<ぐちゃぐちゃ解説 塚崎公義の経常収支>

 塚崎公義トンデモ教授、相変わらずデタラメ国際収支解説で、デマゴーグぶりを発揮しています。


http://www.toushin-1.jp/articles/-/4816
国の借金は巨額なのに、本当に日本は世界一の金持ち国なのか

2017.12.27 06:00
塚崎 公義

日本は経常収支が黒字で、海外に巨額の「貯金」を持っている、と記しました。
日本は海外との取引もしています。

輸出企業が労働者を雇って製品を作って輸出します。海外から持ち帰ったドルを円に替えて労働者に給料を支払いますから、労働者は受け取った給料で生命保険の保険料を払います。生命保険会社は、保険料を受け取ってから保険金を支払うまでの間、米国債で運用します。そのために、輸出企業が売却したドルを購入します。この取引により、日本の民間部門が海外に対して貸しを作るというものです。

こうしてみると、民間部門は懸命に働いて大いに稼ぎ、大いに倹約しているため、国にも外国にも巨額の資金を貸し出している大金持ちだ、ということになります。




輸出で外貨を儲けて、輸入で外貨を使う、その差額を生命保険会社が使う・・・ムチャクチャな話です。

この部分のまちがいは、

http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-1148.html
塚崎公義、相変わらず何を言っているのか、さっぱりわかりません


で解説しました。

ただし、輸出入差額=貿易黒字、海外資産からの収入を加えた経常収支黒字(金融収支黒字)→対外純資産になるのは、間違いありません。

経常収支 黒字 赤字

日本 経常収支 金融収支 黒字

この金融資産黒字が対外純資産になります。

対外資産・負債残高
対外純資産


http://www.toushin-1.jp/articles/-/4816
国の借金は巨額なのに、本当に日本は世界一の金持ち国なのか

2017.12.27 06:00
塚崎 公義

海外の投資家にとっては、日本国債はリスク資産です。彼らにとっては、円建ての日本国債を持っていると、円安になった時に損をする可能性があるのです。



海外投資家の、日本国債保有についてです。確かに為替リスクはあります。

国債保有


一方で、日本人の投資家にとっては、日本国債はリスクの小さな資産です。したがって、民間の投資家は日本国債を喜んで買うのです。余った金を海外に貸すためには円を外貨に替えなければならないため、為替リスクを負うのです。「それなら、日本政府に貸そう」と国内投資家が考えるので、日本政府は資金繰りに困らないのです。



よくわかりませんが、そうなのですか(笑い)?


今ひとつ、日本国が赤字だと、日本政府は海外から外貨で借金をしなくてはなりません。そうなると、借金を返すのが大変です。

最初の返済は楽かも知れませんが、最初の返済のためにドルを買うと、ドルが値上がりします。すると、2度目の返済は最初の返済より辛くなります。返済が進むたびにドルが高くなり返済が厳しくなって行くのです。これは辛いです。国内の借金であれば、最後まで一定額の円を返済していけば良いのですから、苦労が全く違うのです。



日本が、経常赤字になると、政府(国債)は外貨で借金をする・・・ウソです。

アメリカやイギリスは、現在経常赤字です。

アメリカ 経常赤字 経常収支
イギリス 経常収支 経常赤字

では、アメリカやイギリスは、自国債を売るために「外貨を調達」していますか?アメリカ国債を買ってもらうのに、アメリカ政府が「円」を調達して、買ってもらっていますか?イギリスが「ユーロ」を調達し、英国債を買ってもらっていますか?


 逆に、日本は998兆円の対外資産を持っていますが、これ、「円資産」ですか?それとも「ドルその他海外通貨資産」ですか?

日本 対外資産

日 米 英 対外資産 負債

 違いますね。日本が持っている(米も英も)対外資産(青グラフ)は、外国通貨資産です。逆に海外が日本に持つ資産(赤グラフ)は円資産(自国通貨資産)です。

 日本は、自らの意志で、「対外資産(海外通貨資産)」を購入しています。

塚崎公義トンでも教授は、経常赤字でも問題ないと言っています。


http://www.toushin-1.jp/articles/-/4787
経常収支が黒字だから、日本株式会社は儲かっているのか
2017.12.24 06:05
塚崎 公義

経常収支は黒字が良いとは限らない

途上国の場合、設備機械を輸入したことで経常収支が赤字になることがありますが、それは問題ありません
米国の経常収支は常に大幅な赤字ですが、通常は誰も問題にしません。しかし、米国の景気が悪化して失業が増えると、外国に対して「失業を輸出している」と文句を言い始めます。要するに、問題は失業であって、経常収支ではないのですね。




言っていることがまったく違いますね


今ひとつ、日本国が赤字だと、日本政府は海外から外貨で借金をしなくてはなりません。そうなると、借金を返すのが大変です。

最初の返済は楽かも知れませんが、最初の返済のためにドルを買うと、ドルが値上がりします。すると、2度目の返済は最初の返済より辛くなります。返済が進むたびにドルが高くなり返済が厳しくなって行くのです。これは辛いです。国内の借金であれば、最後まで一定額の円を返済していけば良いのですから、苦労が全く違うのです。



 もう、自分が何を書いているかさえ、全く理解できていません。同じ人が書いたら、その人の経済学の原理原則は同じものですから、ぶれることなどありません。それがぶれるということは、この塚崎公義トンでも教授は、国際収支について、全く理解していないということなのです。


http://yasuyuki-iida.hatenablog.com/entry/20091027/p2
飯田泰之

僕としてはエコノミストの格付けはいくつかの段階に分けて行わなければならないと思っています.

経済学・経済統計に関する知識に関して,

第一関門:教科書の経済学を理解しているか否か
第二関門・・・・

・・・第一関門をクリアしていないエコノミストはかなり多い…….そういう人はホントいくら叩いてもいいと思う.ってか教科書の経済学分かってないのになんでエコノミストとか経済学者って言ってられるのか謎.教科書レベルの知識無しに経済学を批判する人までいて噴飯ものです.ちなみに第一関門を見分けるコツは,

比較優位説理解してる?
国際収支統計わかってる?
IS-LMとフィリップス曲線わかってる?
中立命題や恒常所得仮説に関する一連の議論わかってる?

あたりがよいリトマス試験紙かと.



グリーンスパンFRB議長 1987年8月
「常にインフレを抑え、株価を上げ、ドルの安定や低金利、雇用増を実現できる人がいればありがたい」
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青木泰樹というトンでも教授。「比較優位説を『経済学の大原則』と位置づけ、自由貿易の利益を吹聴する人たちがいますが、それは学問的に滑稽(こっけい)なことなのです」←滑稽なのはあなたの方。

比較優位は

①自給自足より何かに特化して交換

②絶対優位・劣位など全く関係ない

という話です。

比較優位を否定する方に質問します。

あなたが「自足」していないのはなぜですか?

まず、これに答えてから、比較優位を否定なさいな。


あなたが、給料を受け取り、外食した瞬間に比較優位を行っていますから(笑)

バイトしたことありますか?した瞬間に比較優位です(笑)

あなたがおギャーと生まれて以降、おっぱいを飲み、おむつを替えてもらったのも、あなたの家庭で、社会で誰かが比較優位をしていたから。

あなたが死ぬときに、ベッドの上で死ねるのも、誰かが比較優位を行っているから・・

あなたの葬式を執り行ってもらえるのも、比較優位を実践している人がいるから・・

それでも理解できませんか?(笑)


青木泰樹というトンでも教授。「比較優位説を『経済学の大原則』と位置づけ、自由貿易の利益を吹聴する人たちがいますが、それは学問的に滑稽(こっけい)なことなのです」←滑稽なのはあなたの方。


2017年 早稲田商学部入試問題


2国で複数の同一産業を有している場合、一方の国に比較優位を有する産業が存在すれば、もう一方の国にも比較優位を有する産業が必ず存在する。

2国の同一の産業において、生産量の多い国の方が、その産業において絶対優位を必ず有している。

絶対優位を有す産業の数が多い国ほど、貿易によってより多くの利益を必ず享受できる。

2国の同一産業において、生産量の多い国の方が、その産業において比較優位を必ず有している。

ある国の産業が保有する絶対優位は、時間経過によっても、その優位性が喪失されることは全くない。



比較優位を批判する人、理解していない人には解けない問題ですね(笑)。18歳が理解できる話です。下記、青木泰樹も解けません。


https://38news.jp/economy/11393
【青木泰樹】濫用される経済論理

三つ目の例は、リカードの比較優位説(比較生産費説)に関する誤解です。

これは自由貿易の利益を明らかにした論理であり、ほとんどの学者が同意する基本的な考え方であると思われています。

しかし、比較優位説は、「限定された状況下での分業の利益を示す論理」にすぎません。

問題は、限定された状況下でしか成立しないにもかかわらず、一般的に成立すると誤解している人があまりに多いことです。特にマスコミ人や政治家に。

「国際分業の利益は比較優位説より明白であるから、TPPをはじめとする自由貿易の推進は国益にかなう」といった日経新聞の論説やコラムを見る度に辟易します。全くわかっていない。

確かに、比較優位説はミクロレベルで分業の利益を考える場合、かなり説得力を持つ理屈です。

よく使われる例として、教授と秘書が「論文を書く仕事(A)」と「タイプを打つ仕事(B)」の役割分担を考えているとしましょう。

教授はAもBも秘書より優れているのですが、一度に二つの仕事をこなせません。二兎は追えない。

このとき重視されるのが機会費用の概念です。それは「獲得利益と逸失利益を比較して利益の大きい方を選択しましょう」という考え方です。

この例ではAの仕事をするとBからの利益が失われますから、それが機会費用になります(逆は逆です)。

教授にとって「Aの利益>Bの利益」であれば、Aを選択しBを他者に任せるのが有利です。

この場合、秘書にとって「Aの利益<Bの利益」であるという制約条件が満たされれば、教授と秘書の双方に分業の利益が生じるという話です。

ただし一般に知られていないは、教授の下で秘書が研究を重ねて成長し、秘書にとっても「Aの利益>Bの利益」となったら分業は成り立たないことです。

秘書が成長せずに、何時までたっても「Aの利益<Bの利益」でなければ、比較優位説は成り立たないのです。

翻って、マクロレベルではどうでしょう。

比較優位説に基づく国際分業の利益は、2国2財モデルにおいて、各国が次の条件を満たす場合にのみ発生します。

労働だけが唯一の生産要素であること、完全競争により労働コスト(賃金)が同一であること。さらに各国は経済発展しない、技術進歩もしないことが必要となります。

現実経済がこれらの諸条件を満たさないことは明らかでしょう。

比較優位説を「経済学の大原則」と位置づけ、自由貿易の利益を吹聴する人たちがいますが、それは学問的に滑稽(こっけい)なことなのです。

三つの例から明らかなように、経済論理の教えは金科玉条のように奉るものではなく、現実分析への一里塚にすぎないのです。

「理論が成立するためには、その前提条件が満たされる必要がある」という当たり前のことが周知される時代に早くなってほしいものです。



 本当に、ウソツキ・デマゴーグです。何度も書きますが、ウソツキ・デマゴーグです。

比較優位は、「得意なものを作って(財・サービス)、交換する、そうすれば世の中の生産量=消費量が増えて、誰もがハッピー」という単純な話です。

クリック

比較優位とは、機会費用のこと これ以上の説明は無理!

 この青木トンでも教授も「比較優位」を実践しています。時給自足せず、大学教授だったのでしょう。何かに特化して生産し、交換する。それを何十年もやってきて、「比較優位は成立しない」というのだから、バカです。

経済(エコノミー)は「交換」が始まりです。いかに無駄なく(自分の時間や才能や会社の設備や資本や・・・)資源を使うのか、もっとも効率がいいのが、「比較優位」に基づく交換です。というか、交換(トレード=貿易ともいう)は、100%比較優位に基づいています。

経済=交換が始まり
交換はすべて比較優位の原理に基づく

つまり、比較優位は、経済そのものを成り立たせている背骨なので、青木のように「成り立たない」というのは、そもそも「経済」を理解していないバカということになります。

比較優位
1)自給自足よりも交換(トレード)=経済そのもの
2)絶対優位を否定


比較優位 絶対優位と劣位


比較優位 表

 絶対優位が勝者で、絶対劣位者は何をしても歯が立たない・・・それを否定しているのが比較優位です。絶対優位も絶対劣位も比較優位の前には何の関係もないという話です。

3)比較優位=その人の得意なもの=生産性の高いもの=機会費用の低いもの

比較優位 生産性 機会費用

 これこそ、経済を貫く背骨です。日本の労働者は6000万人、もっともGDPを大きくするのは全員(全社)が「もっとも生産性の高い財・サービスを生産」することです。

 「最も生産性の高い(機会費用の低い)財・サービスを生産」=「最も高い付加価値」=付加価値の合計がGDP


『世界の名著 アダム・スミス(国富論)』中央公論社 S62 p388
 それゆえ、各個人は、彼の資本を自国内の勤労活動の維持に用い、かつその勤労活動をば、生産物が最大の価値を持つような方向にもってゆこうと、できるだけ努力するから、だれもが必然的に、社会の年々の収入をできるだけ大きくしようと骨を折ることになるわけである。

 もちろん、かれはふつう、社会公共の利益を増進しようなどと意図しているわけではないし、また自分が社会の利益をどれだけ増進しているのかも知らない。…生産物が最大の価値を持つように産業を運営するのは、自分自身の利得のためなのである。

 だが、こうすることによって、かれは、他の多くの場合と同じく、この場合にも、見えざる手に導かれて、みずからは意図してもいなかった一目的を促進することになる。…自分の利益を追求することによって、社会の利益を増進せんと思い込んでいる場合よりも、もっと有効に社会の利益を増進することがしばしばあるのである。



 自分の時間・能力・カネ・資本設備・・・を最も有利なように(自己利益の最大化)使う。そうすれば、社会の利益(GDP)を増進する。これが比較優位の原理です。

比較優位 付加価値の最大化

 ミクロだろうが、マクロだろうが、経済活動全てを貫く根本原理です。逆に「比較優位」に基づかない「交換=トレード」があれば、挙げてみましょう。

全員が「比較優位」を実践しているのが経済活動です。例外は1つもありません。

青木トンでも教授のデタラメその1 


教授にとって「Aの利益>Bの利益」であれば、Aを選択しBを他者に任せるのが有利です。

この場合、秘書にとって「Aの利益<Bの利益」であるという制約条件が満たされれば、教授と秘書の双方に分業の利益が生じるという話です。

ただし一般に知られていないは、教授の下で秘書が研究を重ねて成長し、秘書にとっても「Aの利益>Bの利益」となったら分業は成り立たないことです。

秘書が成長せずに、何時までたっても「Aの利益<Bの利益」でなければ、比較優位説は成り立たないのです。



 本当にウソつきです。青木トンでも教授は、まず、この状態を言っています。

比較優位 11

 では、秘書が勉強して成長し、「Aの利益>Bの利益」になったら、どうなるでしょう?

比較優位8

青木トンでも教授は、


秘書にとっても「Aの利益>Bの利益」となったら分業は成り立たないことです。
秘書が成長せずに、何時までたっても「Aの利益<Bの利益」でなければ、比較優位説は成り立たないのです



といいますが、秘書にとっても「Aの利益>Bの利益」が成り立っても、比較優位が成り立ちますね。

 つまり、青木トンでも教授は、「比較=三角形の傾き=比」を全く理解していないのです。傾き=比が少しでも違えば、比較優位は必ず成り立ちます。

 では比較優位が成り立たないのはその場合か。それは、傾きがまったく同じ場合です。つまり、教授も秘書も論文を書くこともタイプを打つことも、全く生産性が同じという場合のみです。

比較優位 66

 この場合であれば、2人で時給自足しようが、交換しようがアウトプットの生産量はまったく同じです。「比がまったく同じ=比較優位がない」状態です。

※ 上記の図の場合、1時間A(B)の仕事に特化すれば・・・という最大生産量を示しています。特化して交換した場合と、それぞれ30分ずつ仕事をした場合(時給自足)の生産量(論文+タイプの総生産量)を比較してみましょう。この事務所の最大の仕事量は変わりません。

例えば、コピー付きプリンターでコピー+印刷の仕事をしている場合です。生徒会室に1台、職員室横の印刷室に2台、同機種がある場合です。学校祭の仕事で、生徒会部員がコピー+印刷の仕事を分担して行っている場合、どちらの部屋でコピーをとっても、印刷をしても、総仕事量はまったく変わりません。比較優位(こちらでこれをすれば総生産量を増やすことができる)は成立しません。


秘書にとっても「Aの利益>Bの利益」となったら分業は成り立たないことです。
秘書が成長せずに、何時までたっても「Aの利益<Bの利益」でなければ、比較優位説は成り立たないのです



比較優位

両方とも,Y財の生産性が高い例です。青木トンデモ教授は、公務員試験の問題が解けません。

青木トンでも教授の言うことは、ウソなのです。

青木トンでも教授のデタラメその2


比較優位説に基づく国際分業の利益は、2国2財モデルにおいて、各国が次の条件を満たす場合にのみ発生します。

労働だけが唯一の生産要素であること、完全競争により労働コスト(賃金)が同一であること。さらに各国は経済発展しない、技術進歩もしないことが必要となります。

現実経済がこれらの諸条件を満たさないことは明らかでしょう。



これもデタラメです。リカードのオリジナル表です。

清水書院 教科書『現代政治・経済』2008 p152.その2

①×労働だけが唯一の生産要素
 途上国イギリスが毛織物に比較優位なのは、労働だけではなく、土地の生産性も要素だからです。ワイン(ブドウ)は、地中海岸の乾燥した地帯でしか生産できません。じめじめしたイギリスではワインは生産できないので、草づくり=放牧=羊毛生産なのです。逆に大国ポルトガルでは、湿度が低く、草ぼうぼうにはならないのです。

②×労働コスト(賃金)が同一
 途上国イギリスが時給1ユーロ、大国ポルトガルが時給2ユーロでも成り立ちます。

③×各国は経済発展しない、技術進歩もしないことが必要

 教授と秘書の例で示した通りです。冒頭問題オは間違いですね。青木レベルでは、今の大学入試問題も解けません。

比較優位説を「経済学の大原則」と位置づけ、自由貿易の利益を吹聴する人たちがいますが、それは学問的に滑稽(こっけい)なことなのです

 

滑稽なのは、経済学の大原則を理解していない青木トンでも教授のほうです。経済学の大原則を理解していないということは、青木トンでも教授の経済解説や経済主張は、全てデタラメということです。

https://38news.jp/economy/11049
【青木泰樹】実質賃金が低迷する理由


http://yasuyuki-iida.hatenablog.com/entry/20091027/p2
飯田泰之

僕としてはエコノミストの格付けはいくつかの段階に分けて行わなければならないと思っています.

経済学・経済統計に関する知識に関して,

第一関門:教科書の経済学を理解しているか否か
第二関門・・・・

・・・第一関門をクリアしていないエコノミストはかなり多い…….そういう人はホントいくら叩いてもいいと思う.ってか教科書の経済学分かってないのになんでエコノミストとか経済学者って言ってられるのか謎.教科書レベルの知識無しに経済学を批判する人までいて噴飯ものです.ちなみに第一関門を見分けるコツは,

比較優位説理解してる?
国際収支統計わかってる?
IS-LMとフィリップス曲線わかってる?
中立命題や恒常所得仮説に関する一連の議論わかってる?

あたりがよいリトマス試験紙かと.



交換(トレード) が活発になればなるほど、経済拡大

交換の原理は、すべて比較優位


そういうことです。


グリーンスパンFRB議長 1987年8月
「常にインフレを抑え、株価を上げ、ドルの安定や低金利、雇用増を実現できる人がいればありがたい」

全く使えない高橋洋一 経済学の本など読んだことがないから、ウソ・デタラメのオンパレード

<全く使えない高橋洋一 経済学の本など読んだこともない男>

 とにかく、経済学の勉強をせずに、何でもかんでも経済学風に語る詐欺師です。

下記の引用など、「ミクロ経済学」を知っていれば、絶対に出てこない話のオンパレードです。


http://toyokeizai.net/articles/-/185094

「給料が安い」と嘆く人は需給がわかってない モノの値段が決まる仕組みを知っていますか
高橋 洋一 : 政策工房会長/嘉悦大学教授

高橋:モノの値段が決まるしくみは知ってる?

高橋:同じ商品でも、みんな安く買いたいから、安くなればなるほど買いたい人は増える。売れる個数が増えるってことだね。だから、価格をタテ軸に、数量をヨコ軸に置くと、買いたい人の数は右肩下がりの線になる。

経子:この線が需要でしたっけ?

高橋:そう。需要曲線(Demand)だね。じゃあ、逆に学習机を売りたい人はどうだろうか。経子さんは売る側だから、できるだけ高く売りたいでしょ?

経子:そりゃ、そうですよ。

高橋:高く売ったほうが儲けが出るからね。ただ、なかには「1万円で売ってもいい」という店もあるかもしれない。2万円、3万円、とだんだん高くなるにつれ、売りたい店も増えていくはずだ。だから、売りたい人は右肩上がりの線になる。これが供給曲線(Supply)。

ところで、この需要曲線と供給曲線が交わる点はなんだか知ってる?

そう。交わるのが5万円なら、5万円で買いたい人と、5万円で売りたい人がいる地点(均衡点)が、より多くの消費者とより多くの生産者が納得できる価格になる。市場はモノの値段を1つに定める場所だから、こういうしくみでモノの値段が決まっていくんだ。ここまで、わかったかい?

経子:はい。需要と供給の図は、買うときは安く買いたい、でも売るときは高く売りたいっていう気持ちを表しているんですね。

じゃあ、次はモノの値段が変わるケースを考えてみよう。たとえば、ある定番の学習机がリニューアルして再発売されるとしようか。これまでになかったような新しい機能がついたとか、デザインがよくなったとかさ。

経子:最近は、大人になっても使えるデザインの机が人気ですね。子どもの成長に応じてレイアウトを変えたり、それに応じて電灯を付け替えられたり、棚を増やせたりするんですよ。

高橋:へぇ。人気があるの?

経子:新しく発売されたモデルは前より5万円ほど高いんですが、すごく売れています。

高橋:前より高くても売れるのは、欲しい人が増えたからだね。買いたい人が増えると、需要曲線は右に動く。そうすると、交差するポイントが上のほうに動くんだ。つまり、価格が高くなる。逆に、前のモデルは古くなるから、買いたい人が減る。需要曲線は左に動いて、交差ポイントが下になる。

高橋:需要曲線が動くのは、モデルチェンジのときだけじゃない。たとえば急にブームになる商品や、季節が変わって欲しい人が増える商品があるよね。そういうときは、需要曲線が右に動いて値段が上がる。逆に、ブームが廃れたり、生活スタイルに合わなくなる商品は欲しい人が減るから需要曲線が左に動いて値段が下がる。

経子:季節外れの商品が安くなるのは、そのためですね。

高橋:そう。ただ、値段が動くのは消費者の欲しい気持ちだけが原因じゃない。生産者側の作る量が増えたり、減ったりしても値段は変わる。もし、その人気モデルがたくさん作られたら……?

経子:値段が下がる?

高橋:そのとおり。生産量が増えると、供給曲線が右に動くから、交差ポイントが下のほうになるね。

経子:逆に、生産量が減ると、供給曲線が左に動いて、交差ポイントが上に上がるんですね。

このしくみを利用して、価格調整をしていることもあるよ。たとえば、そうだな……。

経子:作り過ぎたキャベツを潰して値段を保つとか?

高橋:ああ、農産物ではよく行われているね。似たようなことはほかの業界でも行っていて、人気を保つために、わざと供給量を抑えることはよくある。欲しい気持ちをわざとかき立てるんだね。あとは、人気アイドルのコンサートチケットも供給量が少なくて値段が上がるよな。

高橋:「転職市場」「労働市場」と言うように、人も労働力というサービスを提供している側だって言ったでしょ。市場は需要と供給が出合う場所、つまり買い手と売り手が出会って、価格が決まる場所。その市場で希少価値が上がれば、当然雇いたい人、つまり経子さんを買いたい人が増えて、給料は上がる。アーティストのチケットと同じだよ。



デタラメのオンパレードです。

1)供給曲線は、限界費用曲線


じゃあ、逆に学習机を売りたい人はどうだろうか。経子さんは売る側だから、できるだけ高く売りたいでしょ?

経子:そりゃ、そうですよ。

高橋:高く売ったほうが儲けが出るからね。ただ、なかには「1万円で売ってもいい」という店もあるかもしれない。2万円、3万円、とだんだん高くなるにつれ、売りたい店も増えていくはずだ。だから、売りたい人は右肩上がりの線になる。これが供給曲線(Supply)。



需給曲線


まず、需給曲線の世界は、「完全競争市場」といい、売り手も買い手も自分で価格を決めることができません。「売ってもいい」ではなく、「市場価格を受け入れざるを得ない」立場にあるのが、完全競争市場の売り手と買い手です。

この「完全競争市場」の供給曲線は、「できるだけ高く売りたい」などの意思が入る曲線ではなく、合理的に「利潤の最大化」を模索すると右上がりの供給曲線になるという合理的モデルです。

供給曲線の導出 限界費用曲線

利潤は「総収入-総費用」です。今の市場価格の場合、A点が一番利潤の大きい点です。総収入の傾きと総費用の傾きが一致している点です。

ここで市場価格が上がるとします。最大利潤点は、総収入の傾きと総費用の傾きが一致している点=B点になります。価格が上がると、企業は生産量を増やすのです。

このA点とB点を結んだものが供給曲線です。「供給曲線は、限界費用曲線」の傾きと一致するのです。供給曲線=利潤最大化の点を結んだものなのです。


高橋:高く売ったほうが儲けが出るからね。ただ、なかには「1万円で売ってもいい」という店もあるかもしれない。2万円、3万円、とだんだん高くなるにつれ、売りたい店も増えていくはずだ。だから、売りたい人は右肩上がりの線になる。

経子:はい。需要と供給の図は、買うときは安く買いたい、でも売るときは高く売りたいっていう気持ちを表しているんですね。



供給曲線は、こんないい加減な話で出てくるものではありません。

2)この世にあるのは、不完全競争市場。


たとえば、ある定番の学習机がリニューアルして再発売されるとしようか。

経子:最近は、大人になっても使えるデザインの机が人気ですね。

高橋:へぇ。人気があるの?

経子:新しく発売されたモデルは前より5万円ほど高いんですが、すごく売れています。

高橋:前より高くても売れるのは、欲しい人が増えたからだね。買いたい人が増えると、需要曲線は右に動く。そうすると、交差するポイントが上のほうに動くんだ。つまり、価格が高くなる。逆に、前のモデルは古くなるから、買いたい人が減る。需要曲線は左に動いて、交差ポイントが下になる。



 この世には、高橋が説明するような、需要と供給で動く「机」市場があるわけではありません。

需給曲線

では、この「需要と供給」で描かれる市場、完全競争市場は、この世にあるのか?答えは「ない」です。


数研出版 改訂版・政治経済 2018用 P118

財の同質性、情報の完全性、多数の経済主体の存在、参入・退出の自由の四つの条件を満たした市場のこと。売り手も買い手も自分で価格を決定できず、市場で決まった価格を目安に行動する。ただし、これは、理論的に想定されたもので、このような市場は現実にはほとんど存在しない。




清水書院 政治・経済資料 2017 P229
市場メカニズムによって資源が配分されるには、完全競争が成立していなければならない。それには①買い手と売り手が多数存在し、どちらも価格に影響力を持たないこと。②買い手と売り手が同一の商品を取引していること。③買い手と売り手が各各独立して行動していること。④買い手と売り手は商品価格に関して十分な情報を持っていること。⑤買い手も売り手も自由に市場へ参入、実行、撤退することができること、などの条件が必要である。しかし、こうした完全競争市場は理論的モデルであって、現実には存在しない。実際には独占・寡占が存在し、所得の不平等の是正や公共財の供給は市場メカニズムにまかせておいても実現しない(市場の失敗)。

にもかかわらず完全競争市場を理解しなければならないのはそれが市場機構を評価するベンチマークだからである。現実の企業が直面するほとんどの市場は完全競争市場の条件のいずれかを欠いている不完全競争市場なのである。



この世にあるのは、完全競争市場の要件を欠いた不完全競争市場のみです。

市場モデル 不完全  高橋


(1)財・サービス市場

①完全競争市場に近い形

財・サービス市場で、「プライス・テイカー」であり、売り手も買い手も自分の思った価格をつけられない市場、完全競争市場に近いのは、例えば野菜とか魚の卸売市場、金銀銅などの素材市場、半導体やねじなどの基本部品市場、バラ済み船の船賃などの市場があります。

財・サービス市場  完全競争市場


 これらは、毎日のように価格が変動し、売り手も買い手もその価格を受け入れます。

(2)不完全競争市場

①独占的競争市場

財市場 不完全競争市場


 実際にある市場です。鳥貴族やすき家は、自分で価格を決める「プライス・メイカー」です。買い手はその価格を受け入れざるを得ません。コンビニでもスーパーでも、マッサージ料金も宿泊料金も、床屋もネイルも、不動産価格も、衣料品も・・・・。

すべて「プライス・メイカー」の価格を、買い手は受け入れざるを得ません。このようなプライスが「需要と供給」で変化し、決まることはありません。

 ニトリやIKEAの机の価格が、需要と供給で変動することなどありません。すべてニトリが決めた価格を、消費者が受け入れているだけです。プライス・メイカーの世界です。

ニトリの机の需要が増えて、価格が上がることはありません。

供給曲線 水平 不完全競争市場


高橋:需要曲線が動くのはたとえば急にブームになる商品や、季節が変わって欲しい人が増える商品があるよね。そういうときは、需要曲線が右に動いて値段が上がる。逆に、ブームが廃れたり、生活スタイルに合わなくなる商品は欲しい人が減るから需要曲線が左に動いて値段が下がる



ノーベル賞を取った作家カズオ・イシグロの作品は、急に需要が増えます。しかし、増刷によって本の量は増えますが、本の価格が変わるわけではありません。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000087-it_nlab-bus_all

X JAPANのYOSHIKIさんが1月1日放送のテレビ朝日系番組「芸能人格付けチェック」で食べ続けて注目を集めたおかきを扱う「銀座あけぼの」(東京都中央区)が、注文殺到により1月9日から楽天市場ショップでの販売を一時休止しています。

ネットでは食べていたお菓子が銀座あけぼのの「チーズおかき」だと特定されるや注文が殺到、これを含む17種類のおかきの詰め合わせ「味の民藝」など関連商品も人気に。商品の手配や配送手続きが行き届かない状態になりつつあったため、唯一のオンライン注文口であった楽天市場での販売を、1月9日をもって全商品一時休止としました。「味の民藝」は店頭でも品薄状態となっているとのこと。YOSHIKI効果、すさまじい……。




この世に高橋の言う「需給で動く市場(完全競争市場)」など、無いのです。

3)労働市場も、需給で決まる市場ではない。


高橋:「転職市場」「労働市場」と言うように、人も労働力というサービスを提供している側だって言ったでしょ。市場は需要と供給が出合う場所、つまり買い手と売り手が出会って、価格が決まる場所。その市場で希少価値が上がれば、当然雇いたい人、つまり経子さんを買いたい人が増えて、給料は上がる。アーティストのチケットと同じだよ。



労働市場こそ、消費者(雇う方)も千差万別、供給者(労働者)も千差万別、完全競争市場の対極ともいえる市場です。

学歴も、資格も、経験も「差別化=差をつけるため」にあります。企業の提示する「価格=賃金」も、差をつけるためにあります。独占的競争市場です。

企業の提示する価格=賃金は、企業が決めます(プライス・メイカー)。だから、賃上げということばが使われます。企業の意思で上げたり下げたりできるのです。プライス・テイカ―(完全競争市場)であれば、賃上がりとか賃下がりという表現になります。


景気堅調、3%賃上げも意欲 地政学リスク警戒も 経済界、好循環へ攻めの姿勢
1/6(土) 7:55配信 産経新聞

経団連など経済3団体や業界団体は5日、相次いで新年祝賀会を開いた。経営トップからは北朝鮮情勢などをリスク要因として警戒する意見も聞かれたが、景気回復は続くとの強気の見通しが大勢を占めた。安倍晋三首相が改めて「3%」を要請した賃上げにも例年より前向きな声が目立つなど、経済の好循環に向け、経済界の攻めの姿勢が鮮明になった。



不完全競争市場を全く理解していない高杯洋一の説明は、1から10までウソ・デタラメになります。ミクロの教科書を1回も読んだことがないから、こうなります。ウソ・デタラメを学生に教えているのですから、単なる害です。

グリーンスパンFRB議長 1987年8月
「常にインフレを抑え、株価を上げ、ドルの安定や低金利、雇用増を実現できる人がいればありがたい」

久留米大 塚崎公義、相変わらず何を言っているのか、さっぱりわかりません

<塚崎公義、相変わらず何を言っているのか、さっぱりわかりません>


https://ameblo.jp/kimiyoshi-tsukasaki/entry-12330772560.html

塚崎公義
日本が対外債権国なのは「対外投資が活発だから」に非ず
2017-11-23 19:24:34

「日本が対外債権国なのは、企業の対外投資が活発だからだ」という学生がいました。学生なりに良く考えた意見だとは思いますが、そうでは無いので、解説しておきました。内容をご紹介します。

■経常収支と対外純資産は日本国の家計簿

経常収支は、日本国の家計簿です。輸出は他人のために働いて金をもらうので給料と似ています。輸入は他人に働いてもらって対価を支払うので消費に似ています。経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった(外国の銀行に預金したり外国の株を持ったりする事が出来た)」という事なのです。毎年質素に暮らして使い残した分を外国の銀行に貯金したりしたため、残高が非常に大きくなっている、というのが巨額の対外純資産です。

つまり、日本の対外純資産が巨額なのは、毎年日本人が勤勉に働いて倹約に励んだ結果なのです。日本企業が海外に工場を建てたか否かに関係ないのです。

対外純資産の数字を過去と比べると、総額が増えていて、企業の対外直接投資(工場建設等)も増えています。しかし、だからと言って対外直接投資の増加が対外純資産を増加させたと考えてはいけません



対外資産・負債残高

 日本は、対外投資を増やしていますね。もちろん、円安になると、このグラフは右上がりになります。平成24年(2012年)→平成25年(2013年)は、アベノミクス金融緩和による円安で、見かけ上対外資産・負債は増えます。

 しかし、それ以後も対外資産は増えています。日本が海外に投資していることが分かります。


経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった(外国の銀行に預金したり外国の株を持ったりする事が出来た)」という事なのです。毎年質素に暮らして使い残した分を外国の銀行に貯金したりしたため、残高が非常に大きくなっている、というのが巨額の対外純資産です。



2016 三面等価

経常収支の黒字(この場合GNIに近似)、まあ貿易黒字(GDP)でもいいのですが、これは、GDPの一部を、海外債権にした、つまり海外の株や債券、土地や建物・・・を購入したということです。

質素に暮らす????意味がさっぱり分かりません。GDPの一部をドル資産にすると、何で質素????

対外純資産


対外純資産の数字を過去と比べると、総額が増えていて、企業の対外直接投資(工場建設等)も増えています。しかし、だからと言って対外直接投資の増加が対外純資産を増加させたと考えてはいけません。




読売 H30.1.13
「日本企業 M&A過去最多 17年初の3000件超」
海外企業に対するM&Aも5.7%増の672件となり、4年連続で最多を更新した。…20年前と比べると3倍に増えている。

M&A 
M&A 3
M&A 2



このM&Aはすべて「直接投資」として記載される項目です。



では、何が対外純資産を増やしたのですか?????


「日本が対外債権国なのは、企業の対外投資が活発だからだ」という学生がいました。学生なりに良く考えた意見だとは思いますが、そうでは無いので、解説しておきました。



こんな解説される、学生が不幸です。

<わかった>

ここまで、書いて、塚崎公義の言う意味がやっとわかりました!!!!


輸出は他人のために働いて金をもらうので給料と似ています。輸入は他人に働いてもらって対価を支払うので消費に似ています。経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった。



分かりました。
・輸出は働いて外貨をもらう(給料)
・輸入はその外貨を使って購入する(消費)

だから、輸出で稼いだ金(給与)を、輸入(消費)で使わないから、「質素に暮らした」と表現しているのでしょう。つじつまが合いました。

最低です。塚崎公義は、ISバランス=貯蓄投資差額を全く理解していないことが分かります。

2016 三面等価

この図を見てもわかるように、

貯蓄S=I(企業の投資)+(G-T財政赤字)+(X-M貿易黒字)です。

これは貯蓄した側からすると、企業に投資+政府に投資+海外に投資

を意味します。

借りた方からすると、

貯蓄から、企業が借金した、政府が借金した、外国が日本から借金したことです。

つまりISバランスは、

カネの貸し借り→貿易黒字

になることを示します。

日本の海外投資額>海外の日本投資額

であれば「貿易黒字」になりますし、

日本の海外投資額<海外の日本投資額

であれば「貿易赤字」になります。

車や、住宅や、進学のためには、先にローンを組みます。ローンの審査が通ってから、モノ・サービスを購入します。

つまり、カネが先、モノ・サービス購入はあとなのです。


カネを貸す側→投資=借金←カネを借りる側

これは、絶対に同額になります。


ISバランス 日銀


東学 資料政・経 p371 

貿易黒字と貿易赤字

国際収支の計算…実際は見た目ほど難解なものではない。もしあなたが自分の産出高より多くのお金を使いたい(つまり所得総額と言われる限度を超えて購入したい)と思うならば、その差額をまかなうためにお金を借りる…ことが必要になる。…あなたがお金を借りるためには、他の誰かがそれを貸す必要がある。…このことは国の場合でも基本的に同じである。…ある国の経常収支が赤字であれば…自国の産出高を上回っており、同国はその差額を外国から借りている。このことは国際収支表上の金融収支の赤字(資本流入)として記録される。『デヴィッド・モス 世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 日本経済出版社 』




スティグリッツほか「マクロ経済学第3版」東洋経済新報社 2007 p267
…輸出と輸入の全体の収支は、その国の貯蓄と投資のバランスに依存していることを学んだ。国民総貯蓄が投資を下回れば、海外からの借り入れによってその差は賄われなければならない。基本的な貿易の恒等式は、アメリカが海外からの純借り入れ国であるときには、貿易収支は赤字でなければならないことを教えてくれる。




とうほう 政治・経済資料2015 p337
経常収支赤字は国内の資金不足を海外(資金余剰の国)からの資金調達で補った結果であり、貿易取引や国際金融では当たり前に起こることで、「経常収支赤字=悪」「経常収支黒字=善」という発想を取らない。



2016 三面等価

2016年の場合、「日本の海外投資(借りる方からすると借金)額>海外の日本投資額」なので、貿易黒字(経常黒字)になります。

2015 三面等価

2015年の場合、「日本の海外投資額<海外の日本投資額」なので、貿易赤字になります。

GDP 総生産  総消費  貿易黒字 金融黒字

ようやく理解できました。


塚崎公義は、ISバランスを全く知らないのです。


だから、

輸出で外貨を稼ぎ、輸入はその外貨を使う、倹約するので、外貨がたまる→対外純資産になると、アホ論を述べるのです。


経常収支は、日本国の家計簿です。輸出は他人のために働いて金をもらうので給料と似ています。輸入は他人に働いてもらって対価を支払うので消費に似ています。経常収支の黒字は、「日本人が外国人のためにたくさん働いてたくさん対価をもらい、質素に暮らしたので金が貯まった」という事なのです。毎年質素に暮らして使い残した分、残高が非常に大きくなっている、というのが巨額の対外純資産です。

つまり、日本の対外純資産が巨額なのは、毎年日本人が勤勉に働いて倹約に励んだ結果なのです。日本企業が海外に工場を建てたか否かに関係ないのです。



ISバランスを知らないで、経済を語るのは、連立二次方程式が解けずに数学教師をやっているようなものです。最低などと評価する言葉を用いる以前の「常識はずれ」です。

ローマは1日してならず、経済学を1度も学んだことがないのに、ローマの経済を語る・・・信じられません。自分がはだかだということを知らない王様は、みじめです。


https://www.asahi.com/articles/ASKDP3T3DKDPUHBI00W.html?ref=yahoo

デンマークは国連の幸福度調査で、常に上位だ。

 税金は高い。給与の約半分は所得税で取られ、消費税率は25%。商品の店頭価格も高い。首都コペンハーゲンのコンビニでペットボトルの水を買うと500円近い。これでも幸せ?

 街で聞くと「幸せ。社会が守ってくれるから、寝る場所や食べ物に困らず、心配事が少ない」と元外交官ガーティ・スタインケさん(71)は誇らしげだ。



グリーンスパンFRB議長 1987年8月
「常にインフレを抑え、株価を上げ、ドルの安定や低金利、雇用増を実現できる人がいればありがたい」

<玉石混淆の経済学者>

<玉石混淆の経済学者>

さて、アベノミクスが始まって(政権就任2012年末、金融政策開始2013年4月)から4年半~5年になります。

 始まった当初に「ああでもない、こうでもない」と論争していた時期に比べれば、十分に「長期」と言える水準です。

 経済学教授でも、「ダメ」なヒト、「まとも」なヒトがはっきりしつつあります。「時間の判定を受ける」、大げさに言うと「歴史的判断を受ける」とはこういうことです。

 アベノミクス導入期に、その政策を批判したヒトです。


日経 経済教室 2013.4.16

齋藤誠 一橋大学教授

『資金、実体経済に回らず』
 
日本経済は…1997年以降、15年以上の長きにわたってデフレ状態に陥ったといわれている。
 
…物価下落は「物価安定」といった方がふさわしいほど軽微だったにもかかわらず、「深刻な物価下落」にすり替えられた。
 
…金融緩和で、どのような資金循環がもたらされるのであろうか。

…資金が経済全体に行き渡り、経済活動を刺激するわけではない。もちろん物価水準への波及効果も期待できない。

…仮に昨今の急激な円安や株高が本当に「インフレ期待」の高まりを反映したものであるとすれば…「期待」に反して実際には物価上昇がおきなければ、物価安定と整合的なように為替や株価が円高・株安に向けて再び修正される…。

…大規模な金融緩和は物価波及効果がないばかりか、副作用も甚大である。…国債のイールド(利回り)カーブは満期の短い方から40年債までゼロ%近辺でフラットになる。…そのような超低金利水準は均衡とはいえないので、いずれは何かのきっかけから国債利回りの急騰(価格の暴落)で、暴力的な均衡回復が起きる…。

例えば…企業の資金回復などで民間銀行がより有利な資金運用先を求めて日銀当座預金から資金を引き出してしまえば…。そうなれば国債価格の下落に一層拍車がかかる

…無節操な金融緩和に安易な課題解決を求めた代償はとてつもなく大きい。





齋藤誠 『経済学は無力か』 2013.2.27 朝日新聞 オピニオン

株高の要因となった円安は政策効果とはいいがたい。すでに昨夏から全通貨ベースの円安は進んでいました。理由は、欧州債務危機が最悪期を脱し、米経済に復調の兆しが見えてきたこと。投資家が円に逃げる必要がなくなったためです。政権も自らの政策効果などと言わず自然体で臨めばいい」

…エネルギー、食料の価格が上昇しているところに円安が進めば、ガソリンや灯油、野菜の値段はさらに上がる。給与明細の額が増えても必需品価格がもっと上がれば、暮らし向きは悪くなります。株高や輸出回復で勝ち組が出ても、一方で負け組も出る。小泉構造改革で問題になった『格差』がもっと顕著になる可能性があります。円安一辺倒でやっていいのかどうか」

…2008年のリーマン・ショックまで数年間のデフレの要因は、日本経済の国際競争力が弱くなったからです」

(取材を終えて)
 斉藤さんは現実経済にも真摯に取り組む学者だ。…その人が経済学、経済政策にはできること、できないことがあると自重する。政策を魔法の杖のように吹聴する学者が脚光を浴びがちだが、原点を忘れぬ学者の言葉をよくかみしめておきたい。
(編集委員・原真人)



アベノミクス金融緩和で、国債は暴落するそうです。しかも「暴力的」におこるそうです。デフレは軽微だから、問題はなかったそうです。

国債のイールド(利回り)カーブは満期の短い方から40年債までゼロ%近辺でフラットになる。…そのような超低金利水準は均衡とはいえないので、いずれは何かのきっかけから国債利回りの急騰(価格の暴落)で、暴力的な均衡回復が起きる

イールド・カーブ(全期間の国債金利を結んだカーブ)など、もう4年以上0%近辺~マイナスに張り付きっぱなしです。

今の様子

https://jp.investing.com/rates-bonds/japan-government-bonds
1 イールドカーブ

これが高金利(国債価格下落)に、暴力的に回復するって、いつのことを示しているのでしょうね。

 しかも、景気が回復し、民間の資金需要が活発になれば、国債価格はより一層下落(高金利)するそうです。

…例えば…企業の資金回復などで民間銀行がより有利な資金運用先を求めて日銀当座預金から資金を引き出してしまえば…。そうなれば国債価格の下落に一層拍車がかかる。

マネーストック マネタリーベース 2
マネーストック マネタリーベース 3
マネーストック マネタリーベース 1

民間の資金需要、マネーストックは、アベノミクス導入後、順調に増えています。

 これだけ、現在の結果とは違う「理論的予測」らしきものをした大学教授。終わっています。こういう人は、教科書だけ書いていればいいのです。教科書は「過去の出来事」だけ書くからです。

 この人の書いたものは、経済学に基づいた「理論的予測」ではなく、単なる「個人的願望」だったことが明らかになりました。
 
玉石混淆・・・もちろん、この人は石です。


新井明

ネットワークメンバーの北海道の菅原晃先生が、新著『中高の教科書でわかる 経済学ミクロ編』河出書房新社、を出版されました。菅原先生の『高校生から わかるマクロ・ミクロ経済学』はベストセラーになりましたが、新著では、その精神を 受け継いで、ビジネスパーソンに役立ち、かつ「中高の先生の虎の巻」を目指してい るとのことです。ミクロは過剰、マクロはスカスカという教科書の問題点指摘などもしっ かり書かれています。 それにしても、現場の人間がこれだけの著作を刊行してゆく、その研 鑽ぶりに頭が 下がります。マクロ編も続けて刊行されるとのこと。注目したいと思います。 (新井)

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