ヤンキー先生こと義家弘介「道徳を語る」
ヤンキー先生こと義家弘介・参院議員の講演内容
2008年11月16日、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で開かれた「読売ビジネス・フォーラム2008」(代表=高向巌・北海道商工会議所連合会会頭)「ヤンキー先生」として知られる義家弘介・参院議員の講演内容です。(添付ファイル参照 写真も同様)
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/50th_hokkaido/forum/f_08111701.htm
http://yoshiie-hiroyuki.com/i-info/inf/inf.cgi?cm=1&mode=detail&year=2008&no=112
読売ビジネス・フォーラム 義家参院議員が講演(08/11/17)
「大人は道徳、生き方語れ」
この日の講演は「教育の惨状と未来」と題して行われました。義家氏は、まず、2008年1月の北海道教職員組合(北教組)が行った1時間時限ストに、約1万4000人の教職員が参加した点を示し「北海道は日本で最も日教組の影響力が強い地域」と述べました。

いかに、北海道の教育が、北教組にゆがめられているかを強調し、自身の体験として、次のように述べました。「公立高校は、勤務時間外に仕事はしない」という内容です
(1)北星余市高校勤務当時、町の公民館(町会館?)で文化祭などを企画したので、町内もうひとつの高校、北海道余市高等学校(公立校)にも一緒にやりませんかと声をかけた。
(2)夕方5:30分に、生徒とともに行ったが、先生は誰もいなかった。(生徒会担当の先生も含め)
(3)余市高校側の事務職員に「打ち合わせに来るなら、勤務時間内(筆者注5:00まで)に来てほしい」と言われたが、こちら(義家側)も生徒指導・学級指導・部活動指導があり、対応できないと回答した。
(4)義家側から、「休日なら(打ち合わせ)どうですか」と提案したが、余市高校側に「休日は、勤務時間外なので対応できない」と断られた。
これらは、事実とは考えられません。
(1) まず、ノーアポイントで、他校を訪ねるということはあり得ません。社会人としての常識です。
(2) 夕方5:30に、余市高校の先生が全員いないというのは、ありません。地方の公立学校ほど、部活動他の仕事で、先生方は夜遅くまで残っています。
(3) 「勤務時間内に打ち合わせに来てほしい」というのを、公立高校側が言うことは、あり得ません。父母面談・進路説明会・見学旅行説明会PTA会などの行事は年間に多数あり、一般教員も夜遅くまで参加しています。なお、生徒指導などの事例では、それこそ勤務時間外の仕事ばかりです。
(4) 「休日に打ち合わせ」の提案を、生徒会の先生が断る事はあり得ません。生徒会担当の先生は、学校祭時期・4月の新入生歓迎会などの時期には、夜昼・休日の区別はありません。
夕方5:30分に教員がいないということはあり得ません(入学試験で、時間までに教員退去をしなければならない場合を除く)。地方の学校ほど、教職員は遅くまで学校にとどまらなければ、仕事がはかどらないからです。しかも、地方校ほど、部活動他、他の活動が盛んで、勤務時間を過ぎて、すぐに帰る先生ばかりということはありません。
北教組を批判(勤務時間が終わると、誰一人教員は学校にいなくなるなど)したいのでしょうが、実際にはあり得ないこと です。
この、「読売ビジネス・フォーラム2008」の講演録は、北海道未来総合研究所により、同フォーラムに参加した全会員に配布していますが、義家さんは、講演録を文書化するのを、同研究所に断っています。
同フォーラムは、経団連会長 御手洗氏、東京大学教授 伊藤元重氏、自民党谷垣国土交通相(当時)、星野リゾート社長星野氏などが、2か月ごとに札幌で講演を行ったもので、他のすべての議事録は公開されています。義家さんが議事録の公開を断ったのはなぜでしょうか。加えて、北海道の教育現状がひどいとして、次のような事例を挙げました。
(5)北海道は、学力が低く(公立校が何もしないから)、心配な父母により、札幌市は塾の数は日本で一番(人口あたりか、塾の総数なのかは不明)
(5)札幌市の塾の数(総数もしくは、人口あたり)が1位というのは、どこの出典データなのでしょうか。
北海道は全国学力到達度調査で、2年連続ワースト3位に入る、低学力県です。そのような県で、子供を塾に通わせる率?(塾の数?)が全国一なのでしょうか。「みんな、のーんびり」、それが北海道です。東大進学者が、北海道一の進学校札幌南高、札幌北高でも、良くて10名台です。それが、全国一の塾の数を誇るなど、常識的に考えて、あり得ないと思えます。
追伸
あと、自分が人生を変えたのは、同講演によれば、「学校をさぼって余市町の川に行き(自転車で何十キロも走って)、そこで、鮭(さけ)が必死で川を上っているのに思わず感動し、自転車で学校に戻った経験」だそうです。
追伸2
義家弘介公式サイト
http://www.yoshiie-hiroyuki.com/diary/Diary.php
「義家日記 みんなへ(2009年6月11日)」
…俺は耳障りのいいことばかりを言う人を昔から信じない。
そういう人は単なる嘘つきであり、この時代や未来に危機感を持っていない無責任な人間であるとさえ思う。
2008年11月16日、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で開かれた「読売ビジネス・フォーラム2008」(代表=高向巌・北海道商工会議所連合会会頭)「ヤンキー先生」として知られる義家弘介・参院議員の講演内容です。(添付ファイル参照 写真も同様)
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/50th_hokkaido/forum/f_08111701.htm
http://yoshiie-hiroyuki.com/i-info/inf/inf.cgi?cm=1&mode=detail&year=2008&no=112
読売ビジネス・フォーラム 義家参院議員が講演(08/11/17)
「大人は道徳、生き方語れ」
この日の講演は「教育の惨状と未来」と題して行われました。義家氏は、まず、2008年1月の北海道教職員組合(北教組)が行った1時間時限ストに、約1万4000人の教職員が参加した点を示し「北海道は日本で最も日教組の影響力が強い地域」と述べました。

いかに、北海道の教育が、北教組にゆがめられているかを強調し、自身の体験として、次のように述べました。「公立高校は、勤務時間外に仕事はしない」という内容です
(1)北星余市高校勤務当時、町の公民館(町会館?)で文化祭などを企画したので、町内もうひとつの高校、北海道余市高等学校(公立校)にも一緒にやりませんかと声をかけた。
(2)夕方5:30分に、生徒とともに行ったが、先生は誰もいなかった。(生徒会担当の先生も含め)
(3)余市高校側の事務職員に「打ち合わせに来るなら、勤務時間内(筆者注5:00まで)に来てほしい」と言われたが、こちら(義家側)も生徒指導・学級指導・部活動指導があり、対応できないと回答した。
(4)義家側から、「休日なら(打ち合わせ)どうですか」と提案したが、余市高校側に「休日は、勤務時間外なので対応できない」と断られた。
これらは、事実とは考えられません。
(1) まず、ノーアポイントで、他校を訪ねるということはあり得ません。社会人としての常識です。
(2) 夕方5:30に、余市高校の先生が全員いないというのは、ありません。地方の公立学校ほど、部活動他の仕事で、先生方は夜遅くまで残っています。
(3) 「勤務時間内に打ち合わせに来てほしい」というのを、公立高校側が言うことは、あり得ません。父母面談・進路説明会・見学旅行説明会PTA会などの行事は年間に多数あり、一般教員も夜遅くまで参加しています。なお、生徒指導などの事例では、それこそ勤務時間外の仕事ばかりです。
(4) 「休日に打ち合わせ」の提案を、生徒会の先生が断る事はあり得ません。生徒会担当の先生は、学校祭時期・4月の新入生歓迎会などの時期には、夜昼・休日の区別はありません。
夕方5:30分に教員がいないということはあり得ません(入学試験で、時間までに教員退去をしなければならない場合を除く)。地方の学校ほど、教職員は遅くまで学校にとどまらなければ、仕事がはかどらないからです。しかも、地方校ほど、部活動他、他の活動が盛んで、勤務時間を過ぎて、すぐに帰る先生ばかりということはありません。
北教組を批判(勤務時間が終わると、誰一人教員は学校にいなくなるなど)したいのでしょうが、実際にはあり得ないこと です。
この、「読売ビジネス・フォーラム2008」の講演録は、北海道未来総合研究所により、同フォーラムに参加した全会員に配布していますが、義家さんは、講演録を文書化するのを、同研究所に断っています。
同フォーラムは、経団連会長 御手洗氏、東京大学教授 伊藤元重氏、自民党谷垣国土交通相(当時)、星野リゾート社長星野氏などが、2か月ごとに札幌で講演を行ったもので、他のすべての議事録は公開されています。義家さんが議事録の公開を断ったのはなぜでしょうか。加えて、北海道の教育現状がひどいとして、次のような事例を挙げました。
(5)北海道は、学力が低く(公立校が何もしないから)、心配な父母により、札幌市は塾の数は日本で一番(人口あたりか、塾の総数なのかは不明)
(5)札幌市の塾の数(総数もしくは、人口あたり)が1位というのは、どこの出典データなのでしょうか。
北海道は全国学力到達度調査で、2年連続ワースト3位に入る、低学力県です。そのような県で、子供を塾に通わせる率?(塾の数?)が全国一なのでしょうか。「みんな、のーんびり」、それが北海道です。東大進学者が、北海道一の進学校札幌南高、札幌北高でも、良くて10名台です。それが、全国一の塾の数を誇るなど、常識的に考えて、あり得ないと思えます。
追伸
あと、自分が人生を変えたのは、同講演によれば、「学校をさぼって余市町の川に行き(自転車で何十キロも走って)、そこで、鮭(さけ)が必死で川を上っているのに思わず感動し、自転車で学校に戻った経験」だそうです。
追伸2
義家弘介公式サイト
http://www.yoshiie-hiroyuki.com/diary/Diary.php
「義家日記 みんなへ(2009年6月11日)」
…俺は耳障りのいいことばかりを言う人を昔から信じない。
そういう人は単なる嘘つきであり、この時代や未来に危機感を持っていない無責任な人間であるとさえ思う。
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