<無法国家 アメリカ>
アメリカは、法治国家のように見えますが、実際には、法を無視した行動を、平気で行います。近くは、スノーデン容疑者事件です。
http://www.yomiuri.co.jp/net/report/20131224-OYT8T00794.htm
(36)スノーデン事件で揺れた2013年のメディア界
2013年の欧米メディア界で最も注目を浴びた事件といえば、米中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン氏がリークした、米国家安全保障局(NSA)やその英国版にあたる政府通信本部(GCHQ)による大規模な情報収集の実態だった。今週はスノーデン事件の影響について、考えてみよう。
各国市民のメタデータが収集されていた
内部告発者スノーデン氏の記事をトップにした6月10日付の英ガーディアン紙
今年6月上旬、英ガーディアン紙と米ワシントン・ポスト紙は、米英の情報機関が米国、欧州、そのほか世界各国の市民の電話の通信記録、ネットの検索履歴、電子メールやチャットの交信情報などを数多く収集していたと報じた。その後、現在にまで続く報道で、各国の政府代表事務所や大物政治家の携帯電話を盗聴していたことも発覚した。
多くの人が驚いたのは、その情報収集規模の大きさだ。当初の報道では米通信会社ベライゾンの数百万人規模の米国民が対象となっていた。複数の欧州の国でもそれぞれ数百万人単位の市民の情報が収集されていたことがわかってきた。総合すると、数千万人単位の国民が諜報行為の対象となったことになる。もちろん、当の国民自身は情報収集をされていたことを知らされていなかった。
募る欧州の対米不信感
欧州諸国では、米政府への不信感やプライバシー侵害への懸念が高まった。
NSA報道を受けて、7月、欧州連合(EU)は米国と「データ保護のための作業部会」を立ち上げた。目的は、米国の監視体制の実態を解き明かすこと、欧州市民への影響について事実を確認することだ。
これまでにわかったのは、米国が「外国の諜報情報を得る目的で大規模な個人情報をネット上で収集・処理している。こうした情報は米国に送られているか米企業が処理をしている」「米市民の情報は米国の法律の下で守られるが、欧州市民は同程度の保護の対象になっていない」「情報収集を可能にする法的根拠について明確さが欠けている」「米国及び欧州市民が収集されている情報にアクセスしたり、削除したりなどが行えない」など。米側が他国市民の情報を一方的に、かつ大規模に収集している構図が明らかになった。
<日本国憲法下で行われていた検閲>
日本国憲法(1946年施行)
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
GHQは、郵便や、通信の検閲をしていました。1949年までですから、日本国憲法施行後もです。
ポツダム宣言第10項
「言論、宗教及び思想の自由ならびに基本的人権の尊重は確立せらるべし」
北海道新聞h25.12.16


アメリカは、平気で「治外法権」をやります。昔も、今もです。
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検閲をした人は、徹底して、それを明かしませんでした。当時は高給でしたので、生活の為でもありました。何より同胞を裏切ったという後ろめたさからです。そこにかかわった人たち(英語翻訳ができた、知的レベルの高い人たち)は、当然のように、日本の要職に就いていきます。民にも官にもです。
江藤は、戦後の日本言論界を覆っていた空気に違和感を感じ、その源流を調べました。
研究者によって、少しずつ真相も漏れ出しています。
<リンチ(私刑)の国 アメリカ>
![]() | 性と暴力のアメリカ―理念先行国家の矛盾と苦悶 (中公新書) (2006/09) 鈴木 透 商品詳細を見る |
古くは、自警団の時代から、近年では、「中絶手術」を行う医師が、殺されたり、襲われたりという事件が数千件起きています。思想的に、宗教的に許せなければ、リンチ(私刑)が、平気で行われる国です。
http://matome.naver.jp/odai/2136453648461728501
未だに残っているビンラディン暗殺事件の謎
2011年5月2日、アメリカ同時多発テロ事件の首謀者ウサマ・ビンラディンが殺害された
出典Wikipedia
バラク・オバマ米大統領は「正義はなされた」と宣言した
出典AFPBB News
『性と暴力のアメリカ』2006年
しかし、アメリカ社会はそれと正面から向かい合うことを避け、犯人の処刑で区切りをつけようとした。それは、共同体の危険分子を抹殺することで決着をつけようとする、リンチの伝統を彷彿させる。
自らに不都合な相手は、国外の人間であろうと暴力によって排除するこの話が、「アメリカならやりかねない」と思えてしまうこと自体が、暴力の特異国たるアメリカのもう一つの深刻な局面を指し示している。
邪魔者を排除するというためには超法規的暴力も許されるという発想は、リンチの根底に流れているものと同じである。
ドラマ「24」の世界について、フィクションとは知りつつ、本当は裏であのような無法行為が、実際に行われているのでは?と思わざるを得ない、それがアメリカという国のようです。
j_shirai at: 2013/12/25 01:15:25
いやあ~『高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学』かなりいいわー。この本読んで、しっかりと基礎を身につければ、メディアで取り上げられる経済ニュースについて、自分の頭でしっかりと考えるようになること間違いないね。平易ではないけど、難しくもない。そのバランスが絶妙だ。
theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済